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公開番号2025124177
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020057
出願日2024-02-14
発明の名称スクリーン印刷装置
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人弁理士法人三協国際特許事務所
主分類B41F 15/12 20060101AFI20250819BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】スクリーンマスク上の塗布材の管理をより適切に行う。
【解決手段】印刷装置1は、押圧面16aを有するスキージ16と、マスク6上のはんだロールSを検出する検出部と、検出部をX方向に移動させるX軸駆動機構10と、X軸駆動機構10を制御するとともに、X方向への移動に伴う検出部によるはんだロールSの検出に基づき該はんだロールSのX方向の幅を求め、当該幅に基づきはんだ供給要否の判定処理を行うはんだ供給制御部102とを備える。検出部は、各々非接触式センサからなりかつY方向に並ぶ第1センサ44a及び第2センサ44bを含み、はんだ供給制御部102は、各センサ44a、44bの検出位置DpにおけるはんだロールSの幅を求め、当該幅に基づき前記判定処理を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に延在する押圧面を有し、当該押圧面を介して塗布材をスクリーンマスクに沿って前記第1方向と直交する第2方向に移動させるスキージと、
前記スクリーンマスク上の前記塗布材を検出する検出部と、
前記検出部を前記第2方向に移動させる移動機構部と、
前記移動機構部を制御するとともに、前記第2方向への移動に伴う前記検出部による前記塗布材の検出に基づき当該塗布材の前記第2方向の幅を求め、当該幅に基づき塗布材の供給要否の判定処理を行う制御部と、を備え、
前記検出部は、各々非接触式センサからなりかつ前記第1方向に並ぶ複数のセンサを含み、
前記制御部は、前記複数のセンサ各々の検出位置における前記塗布材の前記幅を求め、当該幅に基づき前記判定処理を行う、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載のスクリーン印刷装置において、
前記移動機構部を第2移動機構部と定義したときに、当該第2移動機構部により前記複数のセンサと共に前記第2方向に移動するとともに、前記スクリーンマスク上に塗布材を供給可能な供給ユニットと、
前記供給ユニットを前記第1方向に移動させる第1移動機構部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記第1移動機構部及び前記供給ユニットをさらに制御し、前記要否判定処理において塗布材の供給が必要と判定した場合に、前記スクリーンマスク上の前記塗布材における不足箇所を特定し、当該不足箇所に塗布材を供給すべく前記供給ユニットを前記第1方向に移動させる、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のスクリーン印刷装置において、
前記複数のセンサは、それらの検出位置が前記スキージの前記第1方向の幅寸法を当該第1方向に等分する位置に各々配置されている、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
【請求項4】
請求項1に記載のスクリーン印刷装置において、
前記移動機構部を第2移動機構部と定義したときに、前記複数のセンサを一体的に前記第1方向に移動させる第1移動機構部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1移動機構部をさらに制御する、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
【請求項5】
請求項4に記載のスクリーン印刷装置において、
前記制御部は、前記第2方向に前記複数のセンサを移動させて前記塗布材を検出させる走査動作と、前記複数のセンサを前記第1方向に移動させるスライド動作とを交互に実行することにより、前記複数のセンサの各々に、前記第1方向における互いに異なる複数の位置で前記塗布材を検出させる、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
【請求項6】
請求項5に記載のスクリーン印刷装置において、
前記第2移動機構部により前記複数のセンサと共に前記第2方向に移動するとともに、前記スクリーンマスク上に塗布材を供給可能な供給ユニットと、
前記供給ユニットを前記第1方向に移動させる第3移動機構部をさらに備え、
前記制御部は、前記第3移動機構部及び前記供給ユニットをさらに制御し、前記要否判定処理において塗布材の供給が必要と判定した場合には、前記スクリーンマスク上の前記塗布材における不足箇所を特定し、当該不足箇所に塗布材を供給すべく前記供給ユニットを移動させる、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
【請求項7】
請求項6に記載のスクリーン印刷装置において、
前記供給ユニットに前記複数のセンサが備えられることにより、前記第3移動機構部が前記第1移動機構部としての機能を兼ねている、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
【請求項8】
請求項4乃至7の何れか一項に記載のスクリーン印刷装置において、
前記複数のセンサは、それらの検出位置が前記スキージの前記第1方向の幅寸法を当該第1方向に等分し得る位置に各々配置されている、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
【請求項9】
第1方向に延在する押圧面を有し、該押圧面を介して塗布材をスクリーンマスクに沿って前記第1方向と直交する第2方向に移動させるスキージと、
非接触式センサからなり前記スクリーンマスク上の塗布材を検出する検出部と、
前記検出部を前記第1方向に移動させる第1移動機構部及び第2方向に移動させる第2移動機構部と、
前記第1、第2移動機構部を制御するとともに、前記第1方向への移動に伴う前記検出部による前記塗布材の検出に基づき当該塗布材に関する前記第1方向の幅を取得し、当該幅に基づき塗布材の供給要否の判定処理を行う制御部と、を備える、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント回路基板等の基板にクリームはんだ等の塗布材を印刷(塗布)するスクリーン印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
プリント回路基板等の基板に重ね合わせたスクリーンマスク上でクリームはんだ等の塗布材をスキージにより移動させながら、スクリーンマスク(以下、マスクと略す)の開口(マスク開口)を通じて基板上に塗布材を印刷するスクリーン印刷装置(以下、印刷装置と略す)が公知である。この種の印刷装置では、設定された印刷回数毎に、マスク上の塗布材をセンサで検出し、必要に応じて塗布材を供給(補充)することが行われる。具体的には、特許文献1に開示されるように、センサでマスク上面をスキージ移動方向に走査して塗布材の幅を計測し、その計測結果に基づき塗布材の供給要否を判定することにより、マスク上に塗布材が供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-179628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に開示される従来の印刷装置では、センサは、スキージの長手方向に沿った所定箇所に固定的に配置されている。つまり、スキージの幅の計測は、マスク上でスキージに沿って延びる塗布材の長手方向の一箇所のみで行われる。そのため、例えば、塗布材のうち、センサから外れた位置に局所的に狭い箇所があるような場合には、塗布材の供給が滞り、最悪の場合、印刷品質の低下を招くことが考えられる。
【0005】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、スクリーンマスク上の塗布材の管理をより適切に行うことが可能なスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一局面に係るスクリーン印刷装置は、第1方向に延在する押圧面を有し、当該押圧面を介して塗布材をスクリーンマスクに沿って前記第1方向と直交する第2方向に移動させるスキージと、前記スクリーンマスク上の前記塗布材を検出する検出部と、前記検出部を前記第2方向に移動させる移動機構部と、前記移動機構部を制御するとともに、前記第2方向への移動に伴う前記検出部による前記塗布材の検出に基づき当該塗布材の前記第2方向の幅を求め、当該幅に基づき塗布材の供給要否の判定処理を行う制御部と、を備え、前記検出部は、各々非接触式センサからなりかつ前記第1方向に並ぶ複数のセンサを含み、前記制御部は、前記複数のセンサ各々の検出位置における前記塗布材の前記幅を求め、当該幅に基づき前記判定処理を行う、ことを特徴とする。
【0007】
このスクリーン印刷装置によると、スキージに押圧されるスクリーンマスク上の塗布材、詳しくは、第1方向に延在するようにスクリーンマスク上に配置されている塗布材の塊について、該塗布材の長手方向(第1方向)の互いに異なる複数の位置の幅(第2方向の幅)が求められて、当該幅に基づき塗布材の供給要否の判定が行われる。そのため、塗布材の一箇所のみでその幅を求めて供給要否を判定する従来装置に比べると、塗布材の供給要否の判定をより精度良く行うことができ、その結果、スクリーンマスク上の塗布材の管理をより適切に行うことが可能となる。
【0008】
好ましくは、前記移動機構部を第2移動機構部と定義したときに、当該第2移動機構部により前記複数のセンサと共に前記第2方向に移動するとともに、前記スクリーンマスク上に塗布材を供給可能な供給ユニットと、前記供給ユニットを前記第1方向に移動させる第1移動機構部と、をさらに備え、前記制御部は、前記第1移動機構部及び前記供給ユニットをさらに制御し、前記要否判定処理において塗布材の供給が必要と判定した場合に、前記スクリーンマスク上の前記塗布材における不足箇所を特定し、当該不足箇所に塗布材を供給すべく前記供給ユニットを前記第1方向に移動させるように構成される。
【0009】
この構成によると、第1方向に延在する塗布材の局所的な不足箇所に直接かつ速やかに塗布材を供給することができる。そのため、スクリーンマスク上の塗布材の管理を適切に行う上で有用となる。
【0010】
この場合、前記複数のセンサは、それらの検出位置が前記スキージの前記第1方向の幅寸法を当該第1方向に等分する位置に各々配置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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