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公開番号2025125800
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024021980
出願日2024-02-16
発明の名称変速機およびそれを備えた鞍乗型車両
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F16B 21/18 20060101AFI20250821BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】サークリップの抜けを防止することが容易な変速機およびそれを備えた鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】変速機30は、出力軸43と第2ギヤ45とサークリップ46を備える。出力軸43は、溝部43aを有する。第2ギヤ45は、出力軸43を挿入するための貫通孔Bを有する。第2ギヤ45は出力軸43に支持される。サークリップ46は、溝部43aに嵌め込まれる。サークリップ46は、第2ギヤ45が出力軸43の軸線C方向に出力軸43に対して移動することを規制する。サークリップ46は断面46bを有する。サークリップ46の断面46bは円形である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
溝部を有する軸部と、
前記軸部を挿入するための貫通孔を有し、前記軸部に支持されるギヤと、
前記溝部に嵌め込まれ、前記ギヤが前記軸部の軸線方向に前記軸部に対して移動することを規制するサークリップと、
を備え、
前記サークリップは、円形状の断面を有する
変速機。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
請求項1に記載の変速機において、
前記サークリップが前記溝部に嵌め込まれているとき、前記サークリップの半分以上は、前記溝部に収容される
変速機。
【請求項3】
請求項1に記載の変速機において、
前記溝部の深さは、前記サークリップの前記断面の直径の50%以上であり、かつ、前記サークリップの前記断面の直径未満である
変速機。
【請求項4】
請求項3に記載の変速機において、
前記溝部の深さは、前記サークリップの前記断面の直径の60%以下である
変速機。
【請求項5】
請求項1に記載の変速機において、
前記軸部の軸線に沿う断面において、前記溝部は、半円形である
変速機。
【請求項6】
請求項1に記載の変速機において、
前記溝部は、円弧部と、直線部とを備え、
前記円弧部と前記直線部は連続する
変速機。
【請求項7】
請求項1に記載の変速機において、
前記軸部と前記ギヤは、圧入によって結合される
変速機。
【請求項8】
請求項1に記載の変速機において、
前記ギヤは、ヘリカルギヤである
変速機。
【請求項9】
請求項1に記載の変速機において、
前記貫通孔は、前記サークリップと対向する第1端部を有し、
前記ギヤは、前記第1端部の径を前記サークリップに向かって拡大させる面取り部を有する
変速機。
【請求項10】
請求項9に記載の変速機において、
前記面取り部は、外周縁を有し、
前記サークリップは、外周縁を有し、
前記サークリップが前記溝部に嵌め込まれているとき、前記面取り部の外周縁は、前記前記サークリップの外周縁よりも、内方に位置している
変速機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、変速機およびそれを備えた鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、組立体を開示する。組立体は、軸部(shaft)と、構成要素(component)と、溝部(groove)と、止め輪(retaining ring)と、を備える。溝部は、軸部に形成される。溝部には、止め輪が嵌め込まれる。止め輪は、例えば、サークリップ(circlip)である。サークリップは、矩形の断面を有する。構成要素は、サークリップに接触する。サークリップは、軸部と構成要素との間の軸方向への相対移動を規制する。構成要素は、サークリップにスラスト荷重(thrust load)を加える。スラスト荷重は、アキシャル荷重(axial load)とも呼ばれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5805392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サークリップの断面は、矩形である。このため、サークリップは溝部を変形させ易い。例えば、スラスト荷重がサークリップに作用するとき、サークリップは溝部を変形させ易い。もし、溝部が変形されたならば、サークリップは溝部から抜けやすい。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、サークリップの抜けを防止することが容易な変速機およびそれを備えた鞍乗型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明は、変速機であって、
溝部を有する軸部と、
前記軸部を挿入するための貫通孔を有し、前記軸部に支持されるギヤと、
前記溝部に嵌め込まれ、前記ギヤが前記軸部の軸線方向に前記軸部に対して移動することを規制するサークリップと、
を備え、
前記サークリップは、円形状の断面を有する
変速機である。
【0007】
変速機は、軸部とギヤとサークリップを備える。軸部は溝部を有する。ギヤは、軸部を挿入するための貫通孔を有する。ギヤは軸部に支持される。サークリップは、溝部に嵌め込まれる。サークリップは、ギヤが軸部の軸線方向に軸部に対して移動することを規制する。
【0008】
サークリップは断面を有する。サークリップの断面は円形である。このため、サークリップは溝部を変形させ難い。ギヤがサークリップに当たるときであっても、サークリップは溝部を変形させ難い。したがって、サークリップは溝部から抜け難い。すなわち、サークリップが溝部から抜けることを防止することは、容易である。このため、上述のギヤの移動をサークリップが規制することは、容易である。
【0009】
まとめると、本変速機では、サークリップの抜けを防止することは、容易である。このため、本変速機では、ギヤが軸部の軸線方向に軸部に対して移動することを規制することは、容易である。
【0010】
上述の変速機において、
前記サークリップが前記溝部に嵌め込まれているとき、前記サークリップの半分以上は、前記溝部に収容されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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