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公開番号2025118747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025076013,2024009414
出願日2025-05-01,2017-09-28
発明の名称弾性不織材料を製造するための装置
出願人デューケイン アイエーエス エルエルシー
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類D04H 1/74 20060101AFI20250805BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】より費用対効果の高い態様でより耐久性を有する弾性不織材料を製造する方法の提供。
【解決手段】第1の結合モジュールを第2の結合モジュールに近接して配置するステップを含む。第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールの少なくとも一方は、幅方向に或る幅寸法及び周方向に延在する円周軸を有するフェイスを含む。この方法はまた、第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールの少なくとも一方を回転するステップを含む。さらに、第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールの間で周方向(円周軸)に沿って湾曲する曲線に沿って弾性ストランドを誘導するステップを含む。また、弾性不織材料を第1の領域及び第2の領域で結合するステップを含む。弾性ストランドの少なくとも一部は第1の領域に捕捉され、弾性ストランドの少なくとも一部は第2の領域に捕捉される。弾性ストランドは、第1の領域及び第2の領域の間を曲線に沿って延在する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
不織布と少なくとも1本の弾性ストランドとを含む弾性不織材料を製造するための方法であって、
第1の結合モジュールを第2の結合モジュールに近接して配置するステップと、
前記第1の結合モジュール及び前記第2の結合モジュールの間に前記不織布を配置するステップと、
前記第1の結合モジュール及び前記第2の結合モジュールの間に前記少なくとも1本の弾性ストランドを配置するステップと、
前記不織布に前記少なくとも1本の弾性ストランドを保持するように、或る結合点において前記不織布を前記第1の結合モジュール及び前記第2の結合モジュールを用いた超音波結合により結合するステップと、
第1の切断部を形成するように前記少なくとも1本の弾性ストランドを切断するステップと、
第2の切断部を形成するように前記少なくとも1本の弾性ストランドを切断するステップとを含み、
前記弾性不織材料は、第1の領域と、前記弾性不織材料の長手方向において前記第1の領域に隣接する第2の領域と、前記弾性不織材料の前記長手方向において前記第1の領域と反対側にて前記第2の領域に隣接する第3の領域とを含み、
前記弾性不織材料の前記長手方向において、前記第2の領域の長さは、前記第1の領域の長さ及び前記第3の領域の長さよりも短く、
前記第1の領域、前記第2の領域及び前記第3の領域は、それぞれ、前記結合点を含み、
前記第2の領域における前記少なくとも1本の弾性ストランドは、前記第1の切断部によって前記第1の領域における前記少なくとも1本の弾性ストランドから分断され、前記第2の切断部によって前記第3の領域における前記少なくとも1本の弾性ストランドから分断され、
前記第2の領域の前記結合点は、前記少なくとも1本の弾性ストランドが前記結合点の両側部に延出する自由端部を有するように、前記第1の切断部及び前記第2の切断部の間に位置する、方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1の結合モジュール及び前記第2の結合モジュールの少なくとも一方は、交互にランド及びノッチを画定した複数の突条を有するフェイスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
円周軸に沿って湾曲する曲線に沿って前記第2の結合モジュールの幅寸法にわたって、前記少なくとも1本の弾性ストランドを誘導するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記曲線に沿って前記弾性ストランドを誘導するステップは、前記第2の結合モジュールのフェイスの前記幅寸法に沿って左右動する態様で、供給ステーションから前記弾性ストランドを供給するステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記曲線に沿って前記弾性ストランドを誘導するステップは、前記フェイスの突条に画定されたノッチの間に前記弾性ストランドを誘導するステップを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記突条の各々は、交互に設けられた複数のランド及び複数の前記ノッチを有し、
前記ランドの各々及び前記ノッチの各々は、前記円周軸に平行に、かつ前記突条の少なくとも1つの延在方向に対して斜めに配向されている、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の切断部を形成するように前記少なくとも1本の弾性ストランドを切断するステップは、前記弾性不織材料の前記長手方向に垂直な線に沿って前記少なくとも1本の弾性ストランドを切断するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の切断部を形成するように前記少なくとも1本の弾性ストランドを切断するステップは、前記弾性不織材料の前記長手方向に斜角をなす線に沿って前記少なくとも1本の弾性ストランドを切断するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の切断部を形成するように前記少なくとも1本の弾性ストランドを切断するステップは、前記弾性不織材料の前記長手方向に平行な線に沿って前記少なくとも1本の弾性ストランドを切断するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の切断部を形成するように前記少なくとも1本の弾性ストランドを切断するステップは、曲線に沿って前記少なくとも1本の弾性ストランドを切断するステップを含む、請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2016年9月30日に出願された米国仮特許出願第62/402、457号の利益を主張するものであり、当該特許出願の内容は、参照により本明細書に援用される。
続きを表示(約 3,300 文字)【0002】
本発明は、概して弾性材料に関し、より詳細には、弾性不織材料を製造するための装置に関する。
【背景技術】
【0003】
弾性不織材料は、パーソナルケア用品(例えば、大人用ブリーフ、幼児用おむつ、子供用/大人用プルオンパンツ、体にぴったりした生理用品等)、及び医療用衣類(マスク、キャップ、ガウン、フットウェア等)等の様々な製品で使用されている。弾性不織材料を製造するための少なくともいくつかの従来の方法には、弾性ストランドがテンション(張力)をかけられたときに不織布の層間で弾性ストランドを接着して結合することが含まれている。弾性ストランドが収縮可能になると、それは、不織布が弾性を有して機能するような不織布の領域を集合させる。
【0004】
しかし、これらの従来の方法によって作製された弾性不織材料の耐久性は、接着剤がクリープする傾向にあり、時間と共に弾性の減少をもたらし得るので、所望より少なくなり得る。さらに、これらの従来の方法を使用して弾性不織材料を製造すると、過度な費用がかかり得る。したがって、より費用対効果の高い態様でより耐久性を有する弾性不織材料を製造するためのシステムを提供することが有益であろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態では、弾性不織材料を製造する装置は、一般的に、第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールを備える。第2の結合モジュールは、第1の結合モジュールに近接して配置可能である。第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールの少なくとも一方は、幅方向に或る幅寸法及び周方向に延在する円周軸を有するフェイスを含み、かつ回転軸の周りを回転可能である。このフェイスは複数の突条を有する。この突条は、少なくとも2つの互いに隣接した突条が周方向(円周軸)に沿って位置が重なり合うように配置されている。
【0006】
他の実施形態では、弾性不織布を製造するための方法は、一般的に、第1の結合モジュールを第2の結合モジュールに近接して配置するステップを含む。この方法はまた、第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールの間に、不織布と、少なくとも1本の弾性ストランドとを配置するステップを含む。この方法はさらに、不織布に少なくとも1本の弾性ストランドを保持するように、或る結合点において不織布を結合するステップを含む。この方法はさらに、第1切断部及び第2切断部を形成するように少なくとも1本の弾性ストランドを切断するステップを含む。結合点(結合部)は、少なくとも1本の弾性ストランドが結合部の両側部に延出する自由端部を有するように、第1切断部及び第2切断部の間に位置する。
【0007】
さらに他の実施形態では、弾性不織材料を製造するための方法は、一般的に、第1の結合モジュールを第2の結合モジュールに近接して配置するステップを含む。第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールの少なくとも一方は、幅方向に或る幅寸法及び周方向に延在する円周軸を有するフェイスを含む。この方法はまた、第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールの少なくとも一方を回転するステップを含む。この方法はさらに、第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールの間で周方向(円周軸)に沿って湾曲する曲線に沿って弾性ストランドを誘導するステップを含む。この方法はまた、弾性不織材料を第1の領域及び第2の領域で結合するステップを含む。弾性ストランドの少なくとも一部は第1の領域に捕捉され、弾性ストランドの少なくとも一部は第2の領域に捕捉される。弾性ストランドは、第1の領域及び第2の領域の間を曲線に沿って延在する。
【0008】
さらなる他の実施形態では、少なくとも1本の弾性ストランドを含む弾性不織材料を製造するための装置は、一般的に、第1の結合モジュールと、第1の結合モジュールに近接して配置可能な第2の結合モジュールとを備える。第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールの少なくとも一方は、幅方向に或る幅寸法及び周方向に延在する円周軸を有するフェイスを含み、かつ回転軸の周りを回転可能である。このフェイスは、複数の突条を有する。第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールは、少なくとも1本の弾性ストランド及び不織材料を受容するように配置されている。この装置はさらに、少なくとも1本の弾性ストランドを提供するように構成された供給ステーションを備える。少なくとも1本の弾性ストランドは、第1の結合モジュール及び第2の結合モジュールの少なくとも一方が回転するとき周方向(円周軸)に沿って湾曲する曲線に沿って幅方向(幅寸法)にわたって誘導されている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
弾性不織材料を製造するためのシステムの概略図
図1のシステムで使用する回転式超音波結合装置の一実施形態の斜視図
図1のシステムで使用する回転式超音波結合装置の他の実施形態の斜視図
図3の装置の部分断面図
図1のシステムで使用する回転式超音波結合装置の他の実施形態の斜視図
図5の装置のピンチングデバイスの拡大側面図
図1のシステムで使用する回転式超音波結合装置のさらなる他の実施形態の斜視図
図2~図7の装置で使用するアンビルの一実施形態の環状フェイスの展開図(laid-flat illustration)
図8の9―9断面を示す、図8のアンビルフェイスに画定された突条の一実施形態の断面図
図8の10―10断面を示す、図8のアンビルフェイスに画定された突条の他の実施形態の断面図
図8の11―11断面を示す、図8のアンビルフェイスに画定された突条のさらなる他の実施形態の断面図
図2~図7の装置で使用するアンビルの他の実施形態の環状フェイスの一部の展開図
図12の環状フェイスの一部の斜視図
図13の符号14の範囲を示す、図13の斜視図の部分拡大図
図1のシステムの一実施形態を使用して製造された弾性不織材料の概略図
図2~図7の装置で使用するアンビルのさらなる他の実施形態の、不連続的な突条を含む環状フェイスの一部の展開図
図2~図7の装置で使用するアンビルのさらなる他の実施形態の、斜軸に沿って延在する突条を含む環状フェイスの一部の展開図
図2~図7の装置で使用するアンビルのさらなる他の実施形態の、異なる形状の突条(discrete ridges)を含む環状フェイスの一部の展開図
図2~図7の装置で使用するアンビルのさらなる他の実施形態の、異なるパターンの突条を含む環状フェイスの一部の展開図
図2~図7の装置で使用するアンビルのさらなる他の実施形態の、対称なパターンの突条を含む環状フェイスの一部の展開図
図2~図7の装置で使用するアンビルのさらなる他の実施形態の、互いに略垂直な角度の方向の突条を含む環状フェイスの一部の展開図
図2~図7の装置で使用するアンビルのさらなる他の実施形態の、突条を含む環状フェイスの一部の展開図
図2~図7の装置で使用するアンビルのさらなる他の実施形態の環状フェイスの一部、及び曲線に沿ってアンビルフェイスの幅方向にわたって延在する弾性ストランドを示す展開図
図2~図7の装置で使用するアンビルのさらなる他の実施形態の環状フェイスの一部、及び環状フェイスの突条に基づく曲線に沿って受容及び誘導された弾性ストランドを示す展開図
図1のシステムの一実施形態を使用して製造された弾性不織材料、及び断続的な捕捉プロセスの概略図
【0010】
同一の符号は、図の全体に渡って対応するパーツを示している。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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