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公開番号2025118551
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025011731
出願日2025-01-27
発明の名称時計制御装置
出願人ロレックス・ソシエテ・アノニム,ROLEX SA
代理人弁理士法人第一国際特許事務所
主分類G04B 27/02 20060101AFI20250805BHJP(時計)
要約【課題】簡単で信頼性があり、時計ムーブメント内の厚み内における全体寸法が制限される、時計制御装置を提供する。
【解決手段】時計ムーブメントの時計制御装置であって、フレームと、軸を有する制御真1と、制御真1により回転作動可能であり、少なくとも1つの第一機構、特に少なくとも1つのインジケータ部材の修正の第一機構に接続されるよう適合された、第一ピニオン4と、制御真1により回転作動可能であり、制御真1に対して及びフレームに対しての両方について軸方向に移動され、第二機構、特に巻き上げ機構と接続されるよう適合された、第二ピニオン6と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
時計ムーブメント(200)の時計制御装置(100)であって、
フレーム(99)と、
軸(A1)を有する、制御真(1)と、
前記制御真(1)により回転作動可能であり、少なくとも1つの第一機構(80、70)、特に少なくとも1つのインジケータ部材の修正の第一機構(80、70)に接続されるよう適合された、第一ピニオン(4)と、
前記制御真(1)により回転作動可能であり、前記制御真(1)に対して及び前記フレーム(99)に対しての両方について軸方向に移動され、第二機構(90)、特に巻き上げ機構(90)と接続されるよう適合された、第二ピニオン(6)と、
を含む、
時計制御装置(100)。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第一ピニオン(4)は、前記制御真(1)に対して及び前記フレーム(99)に対しての両方について軸方向に移動されるよう適合されるピニオンである、
請求項1に記載の時計制御装置(100)。
【請求項3】
前記時計制御装置(100)は、第一レバー(5)と引き抜き片(3)とを含み、前記第一ピニオン(4)は、前記第一レバー(5)により並進作動され、前記第一レバーは、前記制御真(1)の前記並進の影響により操縦される前記引き抜き片(3)により作動される、
請求項2に記載の時計制御装置(100)。
【請求項4】
前記引き抜き片(3)は、前記第一レバー(5)に、特に前記第一レバー(5)の側面(5b)に、接触により作用するよう適合された第一形状(3b)を含む、
請求項3に記載の時計制御装置(100)。
【請求項5】
前記装置は、前記第一レバー(5)を前記引き抜き片(3)に対して付勢する第一要素(5a)を含む、
請求項3または4に記載の時計制御装置(100)。
【請求項6】
前記時計制御装置(100)は、第二レバー(8)と引き抜き片(3)とを含み、前記第二ピニオン(6)は、前記第二レバー(8)により並進作動されるよう適合され、前記第二レバーは、前記制御真(1)の前記並進の影響により操縦される前記引き抜き片(3)により作動される、
請求項1から5のいずれか一項に記載の時計制御装置(100)。
【請求項7】
前記引き抜き片(3)は、前記第二レバー(8)に、特に前記第二レバー(8)の側面に、接触により作用するよう適合された第二形状(3c)を含む、
請求項6に記載の時計制御装置(100)。
【請求項8】
前記装置は、前記第二レバー(8)を前記引き抜き片(3)に対して付勢する第二要素(8a)を含む、
請求項6または7に記載の時計制御装置(100)。
【請求項9】
前記引き抜き片(3)の前記第一形状(3b)と前記第一レバー(5)は、同一の第一平面(PA)内に配置され、前記引き抜き片(3)の前記第二形状(3c)と前記第二レバー(8)は、前記第一平面に平行な第二平面(PB)内に配置される、
請求項1から8のいずれか一項に、及び請求項3及び6に記載の時計制御装置(100)。
【請求項10】
前記第一または第二ピニオン、特に前記第一ピニオン(4)は、第一歯(4a)及び第二歯(4b)を含み、前記第一歯(4a)は、第一修正機構(80)を作動するよう適合され、前記第二歯(4b)は、第二修正機構(70)を作動するよう適合される、
請求項1から9のいずれか一項に記載の時計制御装置(100)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、時計ムーブメントの時計制御装置に関する。本発明はまた、当該時計制御装置を含む、時計ムーブメントに関する。本発明は更に、当該時計ムーブメントまたは当該時計制御装置を含む、時計に関する。本発明は最後に、当該時計ムーブメントまたは当該時計または当該時計制御装置を稼働する方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、制御真と回転するよう拘束された単一摺動ピニオンと、制御真上で回転自由に搭載された巻き上げピニオンと、が搭載された制御真により作動可能な機構を開示する。第一軸方向位置において、制御真は、巻き上げピニオンの前歯に作用する摺動ピニオンの後歯を用いて、巻き上げ機構を作動する。第二軸方向位置において、制御真は、同じく巻き上げピニオンの前歯に作用する摺動ピニオンの後歯を用いて、日付及び曜日修正機構を駆動する。第三軸方向位置において、制御真は、摺動ピニオンの前歯を用いて、時修正機構を作動する。当該機構は、真の第一軸方向位置から第二への移動中に、日付または曜日の意図しない修正のリスクを除去することを可能にする。しかしながら、巻き上げ連鎖に張力がかかっている場合に、真の第一軸方向位置から第二への通過中のジャミングのリスクを除去するものではないという欠点を有する。
【0003】
特許文献2は、制御真と回転するよう拘束された単一摺動ピニオンと、同じく当該制御真と回転するよう拘束された巻き上げピニオンと、が搭載された制御真により作動可能な機構を開示する。巻き上げ機能から、インジケータ部材の修正機能への通過を可能にする切り替え装置は、ここでは、2つの別個の水平クラッチ装置の使用により可能になる。特に、第一クラッチは、巻き上げ機構に専念し、第二は、時設定運動学的連鎖を起動または停止するよう、摺動ピニオンの並進を制御するよう適合される。各クラッチは、時計のフレームの平面に平行な平面内に配置され、引き抜き片により直接操縦される、双安定レバーを含む。2つのレバーの一方または他方の第一位置は、関連機能の起動の位置に対応し、第二位置は、停止位置に対応する。このため、追加のクラッチ装置を取り付けることなく、時間派生表示を提供するものといった第二インジケータ部材の修正の第三機能を追加することはできない。
【0004】
特許文献3もまた、制御真と回転するよう拘束された単一摺動ピニオンと、同じく当該制御真と回転するよう拘束された巻き上げピニオンと、が搭載された制御真により作動可能な機構を開示する。当該機構は、少なくとも1つのインジケータ部材の修正機構は摺動ピニオンにより作動される一方、垂直クラッチにより、特に制御真の縦対称軸に垂直な垂直クラッチにより作動される巻き上げ機構を含むという特定の特徴を有する。
【0005】
自身では、特許文献4は、特に、少なくとも2つの別個のインジケータ部材の修正を可能にするため、制御真の作動の同じ向きについて2つの反対の向きにフレームに対して並進で移動可能な摺動ピニオンの特定の運動学を保護することに向けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
欧州特許出願公開第1152303号明細書
スイス特許出願公開第432389号明細書
欧州特許出願公開第2724199号明細書
欧州特許出願公開第3339967号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、従来技術から既知の装置の改善を可能にする、時計制御装置を提供することである。特に、本発明は、簡単で信頼性があり、時計ムーブメント内の厚み内における全体寸法が制限される、時計制御装置を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明にかかる時計制御装置は、請求項1で定義される。
【0009】
時計制御装置の実施形態は、請求項2から14で定義される。
【0010】
本発明にかかる時計ムーブメントは、請求項15で定義される。
(【0011】以降は省略されています)

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