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公開番号2025118238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013451
出願日2024-01-31
発明の名称ゲート弁
出願人THK株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類F16K 3/12 20060101AFI20250805BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ゲート弁において、より簡単な構造によりシール材の捻転及び発塵を抑制する。
【解決手段】筐体10の内壁面において開口部11が開口する面である開口面11Aと、開口部11を閉塞及び開放するゲート板20と、開口部11を閉塞するときにゲート板20を第一方向に移動させ、開口部11を開放するときにゲート板20を第一方向とは逆方向の第二方向に移動させる駆動部33と、ゲート板20を第一方向及び第二方向に案内する直動案内400と、を備えるゲート弁であって、開口面11Aが、第一方向に進むほど筐体10の内部側に傾斜し、ゲート板20が、開口面11Aと平行に形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
筐体の内壁面において開口部が開口する面である開口面と、
前記開口部を閉塞及び開放するゲート板と、
前記開口部を閉塞するときに前記ゲート板を第一方向に移動させ、前記開口部を開放するときに前記ゲート板を前記第一方向とは逆方向の第二方向に移動させる駆動部と、
前記ゲート板を前記第一方向及び前記第二方向に案内する直動案内と、
を備えるゲート弁であって、
前記開口面が、前記第一方向に進むほど前記筐体の内部側に傾斜し、
前記ゲート板が、前記開口面と平行に形成される、
ゲート弁。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記駆動部及び前記直動案内が配置されるベース部を備え、
前記ベース部が前記筐体に固定される、
請求項1に記載のゲート弁。
【請求項3】
前記駆動部は、ボールねじのねじ軸を回転させるモータを備え、
前記直動案内は、前記ボールねじのねじ軸に対応するナットを備える、
請求項1に記載のゲート弁。
【請求項4】
前記第一方向に対する前記開口面及び前記ゲート板の傾斜角が、0度より大きく45度以下である、
請求項1に記載のゲート弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ゲート弁に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
駆動軸の軸方向に傾斜した傾斜面に設けられる開口部を、駆動軸の軸方向に移動するシール弁によって閉塞させることが知られている(例えば、特許文献1を参照)。シール弁は駆動軸に支持ピンで支持され、傾き回動が自在なように連結されている。また、シール弁の下端にはストッパーに当接する当接板が取り付けられている。ストッパーには、その側面下端の開口部側に突起が設けられている。このような構成において、駆動軸の運動により、シール弁が上昇するとシール弁が開口部を覆う。そして、上昇運動の最終段階で当接板がストッパーに設けられた突起に当接すると、シール弁は傾斜面に向かって傾き回動し、開口部に押し付けられ、開口部が閉塞される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭63-62972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているシール弁は、支持ピンで支持されているため、がたつきが生じる虞がある。また、シール弁が開口部を開放しているときには、シール弁のがたつきのために異音が発生する虞がある。
【0005】
本開示は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、ゲート弁において、より簡単な構造によりシール材の捻転及び発塵を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るゲート弁は、筐体の内壁面において開口部が開口する面である開口面と、
前記開口部を閉塞及び開放するゲート板と、
前記開口部を閉塞するときに前記ゲート板を第一方向に移動させ、前記開口部を開放するときに前記ゲート板を前記第一方向とは逆方向の第二方向に移動させる駆動部と、
前記ゲート板を前記第一方向及び前記第二方向に案内する直動案内と、
を備えるゲート弁であって、
前記開口面が、前記第一方向に進むほど前記筐体の内部側に傾斜し、
前記ゲート板が、前記開口面と平行に形成される。
【発明の効果】
【0007】
ゲート弁において、より簡単な構造によりシール材の捻転及び発塵を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るゲート弁の概略構成を示す図である。
第1実施形態に係る昇降装置の斜視図である。
第1実施形態に係る昇降装置をX軸方向右側から見た図である。
第1実施形態に係る昇降装置をZ軸方向上側から見た図である。
第1実施形態に係る第一開口部をゲート板に投影したとき投影部を示した図である。
第1実施形態に係るゲート弁の開閉制御の一例を示したフローチャートである。
第2実施形態に係る直動案内の概略構成を示した図である。
第2実施形態に係るインナブロックをXY平面で切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示に係るゲート弁は、開口部を有する。この開口部は、ゲート板によって閉塞及び開放される。筐体の内壁面には開口部が開口する開口面が形成されている。ゲート板が開口面に接触することにより、開口部を閉塞することができる。ゲート板は、駆動部によって第一方向及び第二方向に移動する。駆動部は、例えば1つのモータを含んで構成されている。このモータは、例えば送りねじ又はボールねじを正転及び逆転させることにより、ゲート板を第一方向及び第二方向に移動させる。開口面は、第一方向に進むほど筐体の内部側に傾斜している。そのため、開口部は傾斜面に開口している。さらに、ゲート板も開口面と同様に傾斜している。ゲート板と開口面とは、開口部の閉塞時及び開放時にかかわらず、平行状態にある。また、開口部を閉塞しているときのゲート板と、開口部を開放しているときのゲート板とは、平行状態にある。また、開口部を開放しているときのゲート板は、開口部よりも第二方向に位置している。また、ゲート板は、直動案内によって案内される。したがって、ゲート板を第一方向及び第二方向に精度よく移動させることができる。
【0010】
このように構成されたゲート弁では、ゲート板から第一方向に開口部が形成されている。したがって、駆動部によってゲート板を第一方向に移動させると、ゲート板が開口面に接する。そして、ゲート板と開口面とは平行になるように形成されているため、ゲート板が開口面を閉塞する。このときに、ゲート板が開口面上を摺動する距離は比較的短いため、シール材の捻転や発塵を抑制し得る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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