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公開番号2025117191
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011918
出願日2024-01-30
発明の名称アダプタ装置
出願人株式会社ニチベイ
代理人個人,弁理士法人i.PARTNERS特許事務所
主分類E06B 9/78 20060101AFI20250804BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】ロールスクリーンの仕様に応じてアタッチメントをより適切に固定することができる技術を提供する。
【解決手段】ロールスクリーンのスクリーンの下端部に設けられるウエイトバー4に対して、前記ロールスクリーンのアタッチメントである被装着部を装着可能なアダプタ装置6であって、前記ウエイトバー4の前後方向一方側に位置付けられるように、前記ウエイトバー4の上部に係止可能な上方係止部601を有し、前記被装着部を装着可能に形成されるホルダ60と、前記ウエイトバー4の下部に係止可能であり、前記アダプタ装置6を前記ウエイトバー4に固定する下方係止部614を有し、前記ホルダ60に対して上下方向に移動可能に形成される固定部材61とを備え、前記固定部材61は、前記ホルダ60に対して、上下方向に異なる複数の位置で係合可能であることを特徴とした。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
ロールスクリーンのスクリーンの下端部に設けられるウエイトバーに対して、前記ロールスクリーンのアタッチメントである被装着部を装着可能なアダプタ装置であって、
前記ウエイトバーの前後方向一方側に位置付けられるように、前記ウエイトバーの上部に係止可能な上方係止部を有し、前記被装着部を装着可能に形成されるホルダと、
前記ウエイトバーの下部に係止可能であり、前記アダプタ装置を前記ウエイトバーに固定する下方係止部を有し、前記ホルダに対して上下方向に移動可能に形成される固定部材とを備え、
前記固定部材は、前記ホルダに対して、上下方向に異なる複数の位置で係合可能であることを特徴とするアダプタ装置。
続きを表示（約 800 文字）【請求項２】
前記ホルダには、上下方向に異なる位置に形成された複数の被係合部を有する被係合部群が形成され、
前記固定部材には、前記複数の被係合部と係合可能な係合部が形成されることを特徴とする請求項１に記載のアダプタ装置。
【請求項３】
前記複数の被係合部及び前記係合部は、前記固定部材が前記ホルダに対して上方に移動することを許容し、前記固定部材が前記ホルダに対して下方に移動することを規制するように形成されることを特徴とする請求項２に記載のアダプタ装置。
【請求項４】
前記固定部材には、前記係合部が形成され、該係合部と前記被係合部との係合を解除可能に弾性変形可能な操作部が形成されることを特徴とする請求項３に記載のアダプタ装置。
【請求項５】
前記ホルダには、該ホルダに対する前記固定部材の移動方向を上下方向にガイドするガイド部が形成されることを特徴とする請求項１に記載のアダプタ装置。
【請求項６】
前記上方係止部は、前記ウエイトバーの上端に形成された上方開口部に係止され、前記下方係止部は、前記ウエイトバーの下端に形成された下方開口部に係止されることを特徴とする請求項１に記載のアダプタ装置。
【請求項７】
前記上方開口部は、前後方向において前記アダプタ装置が取り付けられる一方側の縁部が他方側の縁部よりも低くなるように形成されることを特徴とする請求項６に記載のアダプタ装置。
【請求項８】
前記ウエイトバーは、前後方向よりも上下方向に大きく形成されることを特徴とする請求項６に記載のアダプタ装置。
【請求項９】
前記下方係止部は、前記上方係止部と協働して前記アダプタ装置を前記ウエイトバーに固定することを特徴とする請求項１～請求項８のいずれか一項に記載のアダプタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本実施形態は、ロールスクリーンにアタッチメントを取り付けるための技術に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ロールスクリーンに操作具などのアタッチメントを取り付けるための技術として、特許文献１に開示されるロールスクリーンの操作具取付構造、が知られている。この操作具取付構造は、スクリーン下端に設けたウエイトバーの外周面を包囲するように取り付けられるホルダと、操作具を着脱可能であるとともにホルダの嵌合部に嵌合可能な嵌合部材とを備え、ホルダの嵌合部に嵌合部材が嵌合されることによってホルダがウエイトバーに圧接固定されるように構成されている。
【０００３】
このような操作具取付構造によれば、簡易な構造でホルダをウエイトバーに固定して、操作具を容易に着脱することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００６－２２６０７３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、ウエイトバーを周回するスクリーンの厚さやウエイトバーに対するスクリーンの取付構造によって、ウエイトバーに対するホルダの圧接力やホルダに対する嵌合部材の嵌合力に差異が生じてしまう。このように、アタッチメントの取り付けに際して、ロールスクリーンの仕様に起因してアタッチメントの固定状態が安定しない、という課題がある。
【０００６】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、ロールスクリーンの仕様に応じてアタッチメントをより適切に固定することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、ロールスクリーンのスクリーンの下端部に設けられるウエイトバーに対して、前記ロールスクリーンのアタッチメントである被装着部を装着可能なアダプタ装置であって、前記ウエイトバーの前後方向一方側に位置付けられるように、前記ウエイトバーの上部に係止可能な上方係止部を有し、前記被装着部を装着可能に形成されるホルダと、前記ウエイトバーの下部に係止可能であり、前記アダプタ装置を前記ウエイトバーに固定する下方係止部を有し、前記ホルダに対して上下方向に移動可能に形成される固定部材とを備え、前記固定部材は、前記ホルダに対して、上下方向に異なる複数の位置で係合可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、ロールスクリーンの仕様に応じてアタッチメントをより適切に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
第１実施形態に係るロールスクリーンの構成を示す正面図である。
第１実施形態に係るアダプタ装置の構成を示す斜視図である。
第１実施形態に係るアダプタ装置の構成を示す上方側から見た分解斜視図である。
第１実施形態に係るアダプタ装置の構成を示す下方側から見た分解斜視図である。
第１実施形態に係る取付状態にあるアダプタ装置を示す斜視図である。
第１実施形態に係る取付状態にあるアダプタ装置を示す要部拡大斜視図である。
操作状態における図１のＡ－Ａ線断面相当図である。
第１実施形態に係る、スクリーンと連結されたウエイトバー対して取付状態にあるアダプタ装置を示す断面図である。
第２実施形態に係るアダプタ装置の構成を示す分解斜視図である。
第２実施形態に係るアダプタ装置の構成を示す斜視図である。
第３実施形態に係るアダプタ装置の構成を示す斜視図である。
第３実施形態に係る取付状態におけるアダプタ装置を示す断面図である。
第３実施形態に係るスクリーンと連結されたウエイトバー対して取付状態にあるアダプタ装置を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態においては、遮蔽材として昇降可能なスクリーンを備えるロールスクリーンを例にとり説明を行う。なお、本実施形態においては、ロールスクリーンが設けられた際の室内側の面を正面、室外側の面を背面、正面と背面とからなる方向を前後方向、ロールスクリーンの幅方向を左右方向と称して以後説明を行う。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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