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公開番号2025117105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011792
出願日2024-01-30
発明の名称直動案内ユニットおよびアダプタ
出願人日本トムソン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16C 29/06 20060101AFI20250804BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】コストダウンを図りながら、スライダの円滑な摺動を実現することができる直動案内ユニットを提供する。
【解決手段】直動案内ユニットは、レールと、スライダと、複数の転動体と、を備える。スライダは、ケーシングと、エンドキャップと、を含む。スライダは、長手方向においてケーシングが位置する側と反対側に配置されるようエンドキャップに取り付けられ、長手方向に直交する短手方向において間隔をあけてレールを跨ぐように配置される一対の袖部およびレールの上方に配置されて一対の袖部を連結する連結部を含むアダプタをさらに含む。一対の袖部は、短手方向に位置する一対の側壁面を含む。連結部は、上下方向に位置する上面を含む。アダプタには、上面に第1開口を有し、環状路に至る第1油穴と、一対の側壁面のうちの少なくともいずれか一方に第2開口を有し、環状路に至る第2油穴と、が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向に延びる第1軌道面を有するレールと、
前記レールに相対移動可能に取り付けられ、前記第1軌道面に対向する第2軌道面を有するスライダと、
前記第1軌道面と前記第2軌道面とから構成される軌道路を転動する複数の転動体と、を備え、
前記スライダは、
前記軌道路と並行する第1循環路が設けられ、前記第2軌道面を含むケーシングと、
前記ケーシングの前記長手方向の一方側に配置され、前記軌道路と前記第1循環路とを接続する第2循環路が設けられるエンドキャップと、を含み、
各前記転動体は、前記軌道路、前記第1循環路および前記第2循環路によって構成される環状路を循環しており、
前記スライダは、前記長手方向において前記ケーシングが位置する側と反対側に配置されるよう前記エンドキャップに取り付けられ、前記長手方向に直交する短手方向において間隔をあけて前記レールを跨ぐように配置される一対の袖部および前記レールの上方に配置されて前記一対の袖部を連結する連結部を含むアダプタをさらに含み、
前記一対の袖部は、短手方向に位置する一対の側壁面を含み、
前記連結部は、上下方向に位置する上面を含み、
前記アダプタには、
前記上面に第1開口を有し、前記環状路に至る第1油穴と、
前記一対の側壁面のうちの少なくともいずれか一方に第2開口を有し、前記環状路に至る第2油穴と、が設けられている、直動案内ユニット。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記第1油穴は、
前記第1開口から前記上下方向に延びる第1油溝と、前記第1油溝と連なって前記長手方向に延び、前記第1油溝の終端と前記環状路とを接続する通油溝と、を含み、
前記第2油穴は、前記短手方向に延び、前記第2開口から前記通油溝に至る第2油溝を含み、
前記第1油溝と前記第2油溝とは、前記長手方向において異なる位置に設けられている、請求項1に記載の直動案内ユニット。
【請求項3】
前記第2油溝は、前記上下方向において前記通油溝よりも前記上面側に位置するように設けられている、請求項2に記載の直動案内ユニット。
【請求項4】
前記第1開口および前記第2開口のうちの少なくともいずれか一方には、タップ穴が設けられている、請求項2または請求項3に記載の直動案内ユニット。
【請求項5】
前記アダプタは、前記上面を有し、前記長手方向において前記エンドキャップが位置する側と反対側に突出する突出領域を含み、
前記第1開口は、前記突出領域を含む位置に設けられている、請求項2または請求項3に記載の直動案内ユニット。
【請求項6】
前記第2開口は、前記一対の側壁面にそれぞれ設けられている、請求項1または請求項2に記載の直動案内ユニット。
【請求項7】
前記アダプタは、前記第1開口および前記第2開口のうちの少なくともいずれか一方を閉塞する止栓をさらに含む、請求項1または請求項2に記載の直動案内ユニット。
【請求項8】
間隔をあけて配置される一対の袖部および前記一対の袖部を連結する連結部を含み、
前記一対の袖部は、一対の側壁面を含み、
前記連結部は、上面を含み、
前記上面に第1開口を有する第1油穴と、
前記一対の側壁面のうちの少なくともいずれか一方に第2開口を有する第2油穴と、が設けられている、アダプタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、直動案内ユニットおよびアダプタに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
レールと、転動体としてのローラと、レールを相対移動するスライダと、ローラをスライダに保持させる保持板と、を含む直動案内ユニットが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-94729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
直動案内ユニットにおいて、スライダの摺動抵抗が大きいと、スライダの円滑な摺動が阻害される。スライダの円滑な摺動を実現することが求められる。また、スライダの円滑な摺動を実現するための機構を設けるに際し、コストダウンも求められる。
【0005】
そこで、コストダウンを図りながら、スライダの円滑な摺動を実現することができる直動案内ユニットを提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従った直動案内ユニットは、長手方向に延びる第1軌道面を有するレールと、レールに相対移動可能に取り付けられ、第1軌道面に対向する第2軌道面を有するスライダと、第1軌道面と第2軌道面とから構成される軌道路を転動する複数の転動体と、を備える。スライダは、軌道路と並行する第1循環路が設けられ、第2軌道面を含むケーシングと、ケーシングの長手方向の一方側に配置され、軌道路と第1循環路とを接続する第2循環路が設けられるエンドキャップと、を含む。各転動体は、軌道路、第1循環路および第2循環路によって構成される環状路を循環している。スライダは、長手方向においてケーシングが位置する側と反対側に配置されるようエンドキャップに取り付けられ、長手方向に直交する短手方向において間隔をあけてレールを跨ぐように配置される一対の袖部およびレールの上方に配置されて一対の袖部を連結する連結部を含むアダプタをさらに含む。一対の袖部は、短手方向に位置する一対の側壁面を含む。連結部は、上下方向に位置する上面を含む。アダプタには、上面に第1開口を有し、環状路に至る第1油穴と、一対の側壁面のうちの少なくともいずれか一方に第2開口を有し、環状路に至る第2油穴と、が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
上記直動案内ユニットによれば、コストダウンを図ることができ、スライダの円滑な摺動を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の実施の形態1における直動案内ユニットを示す概略斜視図である。
図2は、図1中の矢印II-IIで示す断面で切断した場合の概略断面図である。
図3は、図1に示す直動案内ユニットの概略平面図である。
図4は、図1に示す直動案内ユニットの概略側面図である。
図5は、図1に示す直動案内ユニットの概略側面図である。
図6は、図1に示す直動案内ユニットの概略正面図である。
図7は、アダプタの概略斜視図である。
図8は、アダプタの概略背面図である。
図9は、アダプタの概略断面図である。
図10は、アダプタの一部を取り除いた場合の概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態の概要]
本開示の直動案内ユニットは、長手方向に延びる第1軌道面を有するレールと、レールに相対移動可能に取り付けられ、第1軌道面に対向する第2軌道面を有するスライダと、第1軌道面と第2軌道面とから構成される軌道路を転動する複数の転動体と、を備える。スライダは、軌道路と並行する第1循環路が設けられ、第2軌道面を含むケーシングと、ケーシングの長手方向の一方側に配置され、軌道路と第1循環路とを接続する第2循環路が設けられるエンドキャップと、を含む。各転動体は、軌道路、第1循環路および第2循環路によって構成される環状路を循環している。スライダは、長手方向においてケーシングが位置する側と反対側に配置されるようエンドキャップに取り付けられ、長手方向に直交する短手方向において間隔をあけてレールを跨ぐように配置される一対の袖部およびレールの上方に配置されて一対の袖部を連結する連結部を含むアダプタをさらに含む。一対の袖部は、短手方向に位置する一対の側壁面を含む。連結部は、上下方向に位置する上面を含む。アダプタには、上面に第1開口を有し、環状路に至る第1油穴と、一対の側壁面のうちの少なくともいずれか一方に第2開口を有し、環状路に至る第2油穴と、が設けられている。
【0010】
本開示の直動案内ユニットによると、エンドキャップに取り付けられ、一対の袖部および連結部を含むアダプタを含む。アダプタには、連結部の上面に第1開口を有する第1油穴と、袖部の側壁面に第2開口を有する第2油穴とが設けられている。そうすると、上面または側壁面のいずれかの開口から給脂して、いずれかの油穴を通じて、環状路に油を供給することができる。そうすると、状況に応じて給脂する向きを選択して給脂することができる。この場合、給脂する向きが決まった際に、新たな追加工を発生させることはないため、リードタイムを短縮することができ、コストダウンを図ることができる。また、循環路内に適切に給脂することができるため、スライダの円滑な摺動を実現することができる。以上より、このような直動案内ユニットによると、コストダウンを図りながら、スライダの円滑な摺動を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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