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公開番号2025113876
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024008257
出願日2024-01-23
発明の名称戸体の閉鎖装置
出願人株式会社久力製作所
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類E05F 3/06 20060101AFI20250728BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】半開きにならない確実な閉鎖を可能とした戸体の閉鎖装置を提供する。
【解決手段】本体100と、被係止具200とからなる、開き戸式の戸体の閉鎖装置1であって、前記本体100は、ケース110と、アーム120と、カム部材130と、角軸140と、付勢部材150と、緩衝部材160とからなり、前記付勢部材150と前記緩衝部材160は前記ケース110内で前記カム部材130を挟んで配置され、前記アーム120が前記被係止具200に係止して開位置から閉位置へと回動する際、回動初期においては前記付勢部材150は伸長して前記カム部材130に回転を付勢し、前記緩衝部材160は収縮して前記カム部材130の回転を緩衝するが、前記アーム120が所定の角度θとなり前記緩衝部材160の作用面163が前記カム部材130の突起を乗り越えたときに前記アーム120の回動速度を加速させる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
本体と、被係止具とからなる、開き戸式の戸体の閉鎖装置であって、
前記本体は、ケースと、アームと、カム部材と、角軸と、付勢部材と、緩衝部材と、からなり、
前記角軸は回転可能に前記ケースに固定され、前記カム部材と前記角軸は一体に回転するように係合しており、
前記付勢部材と前記緩衝部材は前記ケース内で前記カム部材を挟んで、互いに前記カム部材方向に付勢力を発揮するように配置され、前記緩衝部材の作用面と前記カム部材が接触しており、
前記アームは、先端側を露出させた状態で、前記角軸を軸として回動自在に配置され、開位置と閉位置を切り替え可能であり、
前記アームが前記被係止具に係止して開位置から閉位置へと回動する際、回動初期においては前記付勢部材は伸長して前記カム部材に回転を付勢し、前記緩衝部材は収縮して前記カム部材の回転を緩衝するが、前記アームが所定の角度となり前記緩衝部材の前記作用面が前記カム部材の突起を乗り越えたときに前記アームの回動速度を加速させる、
ことを特徴とする戸体の閉鎖装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記カム部材の突起が複数形成されており、
前記アームが開位置から閉位置へと回動する際、前記緩衝部材の前記作用面が各前記突起を乗り越えたときに回動速度を変化させる、
ことを特徴とする請求項1記載の戸体の閉鎖装置。
【請求項3】
前記被係止具は、差し込み溝と係止溝から構成されたガイド通路と、前記ガイド通路の屈曲部の終端から外側に拡張して形成された退避室とを有し、
前記退避室にはクッション部材が装着されており、
前記アームが閉位置へと回動する過程で前記アームの先端が前記クッション部材に接触して緩衝される、
ことを特徴とする請求項1記載の戸体の閉鎖装置。
【請求項4】
前記クッション部材は、空洞部が形成された弾性体からなる、
ことを特徴とする請求項3記載の戸体の閉鎖装置。
【請求項5】
前記被係止具は、その外側から前記ガイド通路における前記係止溝に連通する戻し通路が形成されており、
前記戻し通路には外側から前記係止溝内への移動のみを許可する出没自在なラッチが配置されており、
前記アームが閉位置のまま前記被係止具に接触した場合に、前記ラッチを没入させながら前記アームの先端を前記係止溝内へ移動させた後に前記ラッチが元の位置に復帰することで前記係止溝内から前記アームの先端を脱落しないように保持する、
ことを特徴とする請求項3記載の戸体の閉鎖装置。
【請求項6】
前記本体の付勢部材がコイルばねであって、
操作によって前記コイルばねが収装されたばね室の長さを伸縮可能な調整部材を備えている、
ことを特徴とする請求項1記載の戸体の閉鎖装置。
【請求項7】
前記ケースは外形が表裏対称に形成されており、前記戸体の左右勝手に応じて前記本体を表向きまたは裏向きに設置可能である、
ことを特徴とする請求項1記載の戸体の閉鎖装置。
【請求項8】
先端が前記カム部材に接触するアーム角度調整ねじが前記ケースに装着されており、前記アーム角度調整ねじの突出量に応じて前記アームの回動角度を制限可能である、
ことを特徴とする請求項1記載の戸体の閉鎖装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開き戸式の戸体の閉鎖装置に関し、特に、確実な閉鎖が求められる戸体において適するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物の建具などにおいて、戸体を閉鎖するための閉鎖装置が用いられている。建物の建具においては、例えば特開2020-133210号公報(特許文献1)および特開2021-080812号公報(特許文献2)に記載された発明が知られている。
【0003】
これら従来発明の戸体の閉鎖装置は、緩衝部材(ダンパー)と、付勢部材(スプリング)と、アームとを備えており、開き戸式の戸体を手動で閉鎖する際の閉鎖過程で、回動するアームによって戸体側と戸枠側を係合させ、緩衝部材により過剰な閉鎖方向の力を緩衝しつつ、付勢部材により戸体の閉鎖に十分な閉鎖方向の力を与えて閉鎖を行うものである。
【0004】
過剰な閉鎖方向の力を更に緩衝するために、例えば特開2014-101652号公報(特許文献3)に記載された発明のように、キャッチャー(係止具)側に、退避通路と、コイルばねにより付勢された弁体とを有し、戸体の閉鎖時に過剰な閉鎖方向の力が加わった際に退避通路にストライカーを導入することで緩衝させる発明が知られている。
【0005】
また、本願出願人らは、閉鎖用案内板(係止具)側の工夫により、戸体が勢いよく閉じられた場合でもその力を緩衝して吸収し、指挟みなどの事故を防ぐことを可能としたドアクローザー(戸体の閉鎖装置)に関する発明を過去に出願し、特許されている(特許第6114650号,特許文献4)。
【0006】
しかしながら、前述した従来発明の戸体の閉鎖装置は付勢部材(スプリング)の力で戸体を閉鎖するものであるが、例えば戸体の重量がある開き戸やラッチボルトを備えた開き戸などにおいて、それら抵抗に邪魔されることにより、閉鎖方向の付勢力が不足し、開き戸が半開きになってしまうおそれがあった。
【0007】
また、例えば冷蔵庫のドアのような確実な閉鎖が求められる戸体においては、分かりやすく閉鎖を完了したことが認識できるような仕組みが必要であった。
【0008】
戸体が半開きであると、戸体としての空調機能・防音機能・冷気漏れ防止などの効果が十分に発揮できないため、戸体の確実な閉鎖が可能であるとともに、閉鎖を完了したことが認識できるような戸体の閉鎖装置が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2020-133210号公報
特開2021-080812号公報
特開2014-101652号公報
特許第6114650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、半開きにならない確実な閉鎖を可能とした戸体の閉鎖装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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