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公開番号2025113287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025081059,2023105362
出願日2025-05-14,2019-12-17
発明の名称離型フィルム
出願人東洋紡株式会社
代理人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20250725BHJP(積層体)
要約【課題】製造コストを抑え作製することが可能で、離型層上に成型されるシートをさらに薄膜化させた場合においても良好なシート用スラリーや樹脂溶解液の濡れ性、及び適度なシート剥離力をすべて具備させることができる離型フィルムを提供すること。
【解決手段】本発明は、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に離型層を有し、 前記離型層は、長鎖アルキル基を有するアクリル樹脂、及び架橋剤を含有する組成物が硬化されてなり、
記長鎖アルキル基を有するアクリル樹脂の酸価が40mgKOH/g以上400mgKOH/g以下であり、
前記架橋剤が、オキサゾリン系架橋剤またはカルボジイミド系架橋剤から選ばれる少なくとも1種を含み、
前記ポリエステルフィルムは2層以上の多層構成からなる積層ポリエステルフィルムである、離型フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエステルフィルムと離型層とを含む離型フィルムであって、
ポリエステルフィルムの少なくとも片面に直接又は他の層を介して離型層を有し、
前記離型層は、長鎖アルキル基を有するアクリル樹脂、及び架橋剤を含有する組成物が硬化されてな
り、

記長鎖アルキル基を有するアクリル樹脂の酸価が40mgKOH/g以上400mgKOH/g以下であり、
前記架橋剤が、オキサゾリン系架橋剤またはカルボジイミド系架橋剤から選ばれる少なくとも1種を含み、
前記ポリエステルフィルムは、2層以上の多層構成からなる積層ポリエステルフィルムである、
離型フィルム。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記積層ポリエステルフィルムは、前記離型層とは反対面に表面層Bを有し、
前記表面層Bは再生原料を含む、請求項1に記載の離型フィルム。
【請求項3】
前記積層ポリエステルフィルムは、前記離型層とは反対面に表面層Bを有し、
更に芯層として層Cを有し、
前記層Cは再生原料を含む、請求項1に記載の離型フィルム。
【請求項4】
前記再生原料は、フィルムの再生原料またはペットボトルの再生原料の少なくとも1種である、請求項2に記載の離型フィルム。
【請求項5】
前記再生原料は、フィルムの再生原料またはペットボトルの再生原料の少なくとも1種である、請求項3に記載の離型フィルム。
【請求項6】
前記アクリル樹脂は、長鎖アルキル基含有アクリレートモノマーを含み、
前記アクリル樹脂における、長鎖アルキル基含有アクリレートモノマーの共重合比率が、5mol%以上60mol%以下である、請求項1に記載の離型フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、離型フィルム に関する。更に詳しくは、製造コストを抑え作製することが可能で、離型層上に成型されるシートをさらに薄膜化させた場合においても良好なスラリー及び樹脂溶解液の濡れ性、並びに適度なシート剥離力をすべて具備させることができる離型フィルムに関する。例えば、セラミック積層コンデンサの製造工程における中間製造物であるセラミックグリーンシートを製造する用途に、特に好ましく使用されるものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
離型フィルムは、剥離したいシートを均一に、更に、ダメージを発生させることなく成型、剥離するために使用される部材である。シートとしては、セラミックグリーンシート、他の粒子及び樹脂を含有するシート、又は樹脂シートなどが挙げられる。
【0003】
離型フィルムは、製膜工程で得た基材フィルムに、別工程で溶剤系離型処方を塗工するオフラインコーティングが主に使用され製造されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、かかる従来技術ではフィルム基材の製膜工程と離型層加工工程が別工程であり、コストアップの要因となっていた。
【0004】
そこで製膜工程中にインラインコーティングにて水系離型処方を塗工することで、離型フィルムを作製する技術が開示されている(例えば、特許文献2、3参照)。しかし、かかる従来技術によれば、水系離型処方のメイン樹脂がシリコーン樹脂であることから表面自由エネルギーが低くなりすぎ、シートをさらに薄膜化させた場合、スラリー又は樹脂溶解液の濡れ不良により、ピンホールの発生が生じるという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-155459号公報
特開2010-017932号公報
特開2013-208810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、かかる従来技術の課題を背景になされたものである。すなわち、本発明の目的は、製造コストを抑え作製することが可能で、離型層上に成型されるシートをさらに薄膜化させた場合においても良好なシート用スラリー及び樹脂溶解液の濡れ性、並びに適度なシート剥離力をすべて具備させることができる離型フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、かかる目的を達成するために鋭意検討した結果、本発明の完成に至った。即ち、本発明は以下の構成を有する。
1.ポリエステルフィルムと離型層とを含む離型フィルムであって、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に直接又は他の層を介して離型層を有し、離型層は、長鎖アルキル基を有するアクリル樹脂、及びオキサゾリン系架橋剤またはカルボジイミド系架橋剤から選ばれる少なくとも1種の架橋剤を含有する組成物が硬化されてなる、離型フィルム。
2. アクリル樹脂は、長鎖アルキル基含有アクリレートモノマーを含み、アクリル樹脂における、長鎖アルキル基含有アクリレートモノマーの共重合比率が、5mol%以上60mol%以下である上記第1に記載の離型フィルム。
3. 架橋剤がオキサゾリン系架橋剤であり、オキサゾリン系架橋剤がオキサゾリン基を3.0~9.0mmol/g含む上記第1または第2に記載の離型フィルム。
4. 長鎖アルキル基を有するアクリル樹脂の酸価が40mgKOH/g以上400mgKOH/g以下である上記第1~第3のいずれかに記載の離型フィルム。
5. 離型層の厚みが0.001μm以上2μm以下である上記第1~第4のいずれかに記載の離型フィルム。
6. 離型フィルムがセラミックグリーンシート製造用の離型フィルムである上記第1~第5に記載の離型フィルム。
7. ポリエステルフィルムと離型層とを含む離型フィルムの製造方法であって、
離型フィルムは、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に直接又は他の層を介して離型層を有し、
離型層は、長鎖アルキル基を有するアクリル樹脂、及びオキサゾリン系架橋剤またはカルボジイミド系架橋剤から選ばれる少なくとも1種の架橋剤を含有する組成物が硬化されてなる離型フィルムであり、
離型塗工液を未延伸フィルムまたは一軸延伸フィルムに塗工後、延伸されていない少なくとも一軸方向に延伸し、熱処理する、離型フィルムの製造方法。
8. 離型フィルムの製造方法がセラミックグリーンシート製造用離型フィルムの製造方法である上記第7に記載の離型フィルムの製造方法。
9. 上記第6に記載のセラミックグリーンシート製造用の離型フィルム、または、上記第8に記載のセラミックグリーンシート製造用の離型フィルムの製造方法を用いてセラミックグリーンシートを成型する、セラミックグリーンシートの製造方法。
10. 製造するセラミックグリーンシートの厚みが、0.2μm以上2.0μm以下である上記第9に記載のセラミックグリーンシートの製造方法。
11. 上記第9または第10に記載のセラミックグリーンシートの製造方法を採用するセラミックコンデンサの製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、製造コストを抑え作製することが可能で、成型されるシートをさらに薄膜化させた場合においても良好なシート用スラリー及び樹脂溶解液の濡れ性、並びに適度なシート剥離力をすべて具備させることができる離型フィルムを提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の離型フィルムは、基材フィルムであるポリエステルフィルムの少なくとも片面に離型層を有する離型フィルムであることが好ましい。前記ポリエステルフィルムは二軸配向ポリエステルフィルムであることが好ましい。
【0010】
本発明においては、離型層として、長鎖アルキル基を有する樹脂及び、オキサゾリン系架橋剤またはカルボジイミド系架橋剤から選ばれる少なくとも1種の架橋剤を含有する組成物が硬化されてなる。
本発明に係る離型層であれば、離型層の硬度が適度に高くなり、かつ離型層の表面自由エネルギーが所定の範囲にあるため、良好な剥離力を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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