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公開番号2025112572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006876
出願日2024-01-19
発明の名称ロールスクリーン装置
出願人セイキ住工株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 9/54 20060101AFI20250725BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】スクリーン巻取機構が設けられた側の巻取軸の端部にプーリーを設けても、巻取軸の長さの増大を抑制する。
【解決手段】ロールスクリーン装置1は、巻取ボックス7内に回転自在に支持された巻取軸10と、両側端部に係合子23を有して巻取軸に連結されたスクリーン20と、ばね軸32及びコイルばね33を備えるスクリーン巻取機構30と、プーリー46を通じて巻取軸を回転させる手動巻取機構45を有する。巻取軸はスクリーン及び係合子を巻き取る巻取本体部11及び第1巻取キャップ12を有する。コイルばねの両端部が巻取本体部及びばね軸に固定される。巻取軸を支持する第1軸受部材8は大径部8aと小径軸部8bを有し、ばね軸の先端部を小径軸部の挿入凹部8cに固定し、第1巻取キャップにプーリーを固定する。第1側面が大径部に接触した状態で、プーリーが小径軸部に回転自在に支持され、第2側面は係合子の上方へのずれを阻止する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向両端に一端及び他端を有して内部が中空な巻取ボックスと、前記巻取ボックス内に前記軸線周りに回転自在に支持された巻取軸と、前記巻取軸に基端が連結されて先端側が前記巻取ボックスから導出され、両側端部に係合子を有したスクリーンと、前記巻取ボックスの両端部に設けられ、前記スクリーンの開閉に伴って前記係合子をガイドする係合溝を有した一対の側杆と、前記スクリーンの前記巻取軸からの操出し操作に伴って、それを巻き取る方向のばね力を蓄積させるスクリーン巻取機構と、前記巻取軸の前記一端側の端部に前記軸線と同軸上に設けられて操作コードが掛け回された円板状の回転伝達体を備え、前記操作コードによって回転する前記回転伝達体を通じて前記巻取軸を回転させる手動巻取機構と、を有してなるロールスクリーン装置であって、
前記巻取軸は、前記スクリーンを巻き取る筒状の巻取本体部と、前記巻取本体部の前記一端側の端部から突設され、前記係合子を巻き取る第1巻取キャップと、を有しており、
前記巻取軸の前記一端側の端部が、前記巻取ボックスの前記一端側の内面に設けられた軸受部材によって回転自在に支持されており、
前記スクリーン巻取機構は、前記巻取本体部内に収容されて前記ばね力を蓄積するコイルばねと、前記巻取本体部内に前記軸線上に配されて、前記コイルばねの前記一端側の端部を固定するばね軸と、を有し、前記コイルばねの前記他端側の端部は、前記巻取本体部に前記軸線周りに固定的に連結されており、
前記軸受部材は、前記内面に取り付けられた大径部と、前記大径部の前記巻取軸側から突出して前記大径部よりも小径の小径軸部と、を有していて、前記小径軸部の前記巻取軸側を向く端面には、挿入凹部が開設されており、
前記巻取ボックスの一端側において、前記ばね軸の端部は、前記巻取本体部から前記第1巻取キャップ内を貫通して前記第1巻取キャップを回転自在に支持し、さらにその先端部が、前記小径軸部の前記挿入凹部に前記軸線周りに固定的に挿入されており、
前記第1巻取キャップの前記一端側の端部には、前記回転伝達体が固定され、
前記回転伝達体は、その前記一端側に第1側面を有し前記他端側に第2側面を有していて、前記小径軸部が設けられた前記大径部の端面に前記第1側面が摺動自在に接触した状態で、前記小径軸部周りに回転自在に支持されており、前記第2側面によって前記係合子の前記軸線方向外側へのずれを阻止する、
ことを特徴とするロールスクリーン装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記第1巻取キャップは、前記軸線と同軸上に配されて前記係合子を巻き取る円筒状の係合子巻取部を有し、
前記係合子巻取部の直径は、前記小径軸部の直径よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載のロールスクリーン装置。
【請求項3】
前記回転伝達体と前記第1巻取キャップとは、一体成形されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のロールスクリーン装置。
【請求項4】
前記巻取軸は、前記巻取本体部の前記他端側の端部から突設され、前記係合子を巻き取る第2巻取キャップを有し、
前記第2巻取キャップには、前記係合子の前記軸線方向外側へのずれを阻止するためのフランジ部が前記軸線周りに環状に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のロールスクリーン装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スクリーンを巻取軸に自動的に巻き取るスクリーン巻取機構と、スクリーンを手動で巻取軸に巻き取る手動巻取機構と、を備えたロールスクリーン装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
スクリーンを巻取軸に自動的に巻き取るスクリーン巻取機構と、スクリーンを手動で巻取軸に巻き取る手動巻取機構と、を備えたロールスクリーン装置は、従来より知られている。この従来のロールスクリーン装置は、特許文献1に記載されているように、中空な巻取ボックス内に巻取軸が回転自在に支持されていて、巻取軸の内部における長手方向一端部にコイルばねを有したスクリーン巻取機構が設けられている。このスクリーン巻取機構は、スクリーンの巻取軸からの操出し操作に伴って、それを巻き取る方向のばね力をコイルばねが蓄積し、このばね力によって、スクリーンを自動的に巻き取るように構成されている。一方、手動巻取機構は、巻取軸の長手方向他端部に取り付けられたプーリーに操作コードが掛け回されており、操作コードを正逆方向に操作することで、プーリーを通じて巻取軸を回転させて、スクリーンを繰り出したり巻き取ったりするように構成されている。
【0003】
ところで、このようなスクリーン巻取機構及び手動巻取機構を備えた従来のロールスクリーン装置では、巻取軸において、スクリーン巻取機構が配された側と反対側の端部に手動巻取機構のプーリーが設けられているが、このプーリーをスクリーン巻取機構側の端部に設けた場合には、この巻取機構の部品や巻取軸を支持する部品等との関係で、巻取軸の長手方向長さが増大する虞が生じる。そこで、スクリーン巻取機構が配された側の巻取軸の端部にプーリーを設けても、巻取軸の長さの増大を可及的に抑制できることが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-203267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の技術的課題は、スクリーンを自動及び手動で巻取り可能に構成されたロールスクリーン装置において、巻取軸においてスクリーン巻取機構が配設された側の端部にプーリーを設けても、巻取軸の長さの増大を可及的に抑制可能なロールスクリーン装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係わるロールスクリーン装置は、軸線方向両端に一端及び他端を有して内部が中空な巻取ボックスと、前記巻取ボックス内に前記軸線周りに回転自在に支持された巻取軸と、前記巻取軸に基端が連結されて先端側が前記巻取ボックスから導出され、両側端部に係合子を有したスクリーンと、前記巻取ボックスの両端部に設けられ、前記スクリーンの開閉に伴って前記係合子をガイドする係合溝を有した一対の側杆と、前記スクリーンの前記巻取軸からの操出し操作に伴って、それを巻き取る方向のばね力を蓄積させるスクリーン巻取機構と、前記巻取軸の前記一端側の端部に前記軸線と同軸上に設けられて操作コードが掛け回された円板状の回転伝達体を備え、前記操作コードによって回転する前記回転伝達体を通じて前記巻取軸を回転させる手動巻取機構と、を有してなるロールスクリーン装置であって、前記巻取軸は、前記スクリーンを巻き取る筒状の巻取本体部と、前記巻取本体部の前記一端側の端部から突設され、前記係合子を巻き取る第1巻取キャップと、を有しており、前記巻取軸の前記一端側の端部が、前記巻取ボックスの前記一端側の内面に設けられた軸受部材によって回転自在に支持されており、前記スクリーン巻取機構は、前記巻取本体部内に収容されて前記ばね力を蓄積するコイルばねと、前記巻取本体部内に前記軸線上に配されて、前記コイルばねの前記一端側の端部を固定するばね軸と、を有し、前記コイルばねの前記他端側の端部は、前記巻取本体部に前記軸線周りに固定的に連結されており、前記軸受部材は、前記内面に取り付けられた大径部と、前記大径部の前記巻取軸側から突出して前記大径部よりも小径の小径軸部と、を有していて、前記小径軸部の前記巻取軸側を向く端面には、挿入凹部が開設されており、前記巻取ボックスの一端側において、前記ばね軸の端部は、前記巻取本体部から前記第1巻取キャップ内を貫通して前記第1巻取キャップを回転自在に支持し、さらにその先端部が、前記小径軸部の前記挿入凹部に前記軸線周りに固定的に挿入されており、前記第1巻取キャップの前記一端側の端部には、前記回転伝達体が固定され、前記回転伝達体は、その前記一端側に第1側面を有し前記他端側に第2側面を有していて、前記小径軸部が設けられた前記大径部の端面に前記第1側面が摺動自在に接触した状態で、前記小径軸部周りに回転自在に支持されており、前記第2側面によって前記係合子の前記軸線方向外側へのずれを阻止する、ことを特徴とする。
【0007】
この場合において、好ましくは、前記第1巻取キャップは、前記軸線と同軸上に配されて前記係合子を巻き取る円筒状の係合子巻取部を有し、前記係合子巻取部の直径は、前記小径軸部の直径よりも大きい。
【0008】
また、好ましくは、前記回転伝達体と前記第1巻取キャップとは、一体成形されている。
【0009】
また、好ましくは、前記巻取軸は、前記巻取本体部の前記他端側の端部から突設され、前記係合子を巻き取る第2巻取キャップを有し、前記第2巻取キャップには、前記係合子の前記軸線方向外側へのずれを阻止するためのフランジ部が前記軸線周りに環状に設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係るロールスクリーン装置の要部縦断正面図である。
ロールスクリーン装置の横断平面図である。
ロールスクリーン装置の要部拡大縦断正面図である。
ロールスクリーン装置の正面図である。
ロールスクリーン装置の他の変形例に係わる正面側要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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