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公開番号
2025112132
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024006237
出願日
2024-01-18
発明の名称
時計用部品、時計および時計用部品の製造方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
G04B
19/06 20060101AFI20250724BHJP(時計)
要約
【課題】高級感のある意匠を表現することができる時計用部品、時計および時計用部品の製造方法の提供すること。
【解決手段】時計用部品は、基材と、基材の表面に、加飾材料を積層して形成された第1層と、第1層の表面に、透光性を有する第1樹脂材料を積層して形成された第2層と、第2層の表面に、金属ナノ粒子を含有する金属ナノインクを用いたインクジェット印刷により形成された第3層と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、
前記基材の表面に、加飾材料を積層して形成された第1層と、
前記第1層の表面に、透光性を有する第1樹脂材料を積層して形成された第2層と、
前記第2層の表面に、金属ナノ粒子を含有する金属ナノインクを用いたインクジェット印刷により形成された第3層と、
を有することを特徴とする時計用部品。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の時計用部品において、
前記第3層の表面に、透光性を有する第2樹脂材料を積層して形成された第4層をさらに有することを特徴とする時計用部品。
【請求項3】
請求項1に記載の時計用部品において、
前記第1層は、前記基材の表面に、有色塗料を積層することで形成されている
ことを特徴とする時計用部品。
【請求項4】
請求項1に記載の時計用部品において、
前記第1樹脂材料は、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂のいずれかである
ことを特徴とする時計用部品。
【請求項5】
請求項1に記載の時計用部品において、
前記基材の表面には凹凸模様が形成されている
ことを特徴とする時計用部品。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の時計用部品を有することを特徴とする時計。
【請求項7】
基材の表面に、加飾材料を積層して第1層を形成する第1工程と、
前記第1層の表面に、透光性を有する第1樹脂材料を積層して第2層を形成する第2工程と、
前記第2層の表面に、金属ナノ粒子を含有する金属ナノインクを用いたインクジェット印刷により第3層を形成する第3工程と、
を有することを特徴とする時計用部品の製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載の時計用部品の製造方法において、
前記第3層の表面に、透光性を有する第2樹脂材料を積層して第4層を形成する第4工程をさらに有することを特徴とする時計用部品の製造方法。
【請求項9】
請求項7に記載の時計用部品の製造方法において、
前記第1工程は、有色塗料を前記加飾材料として積層して前記第1層を形成することを特徴とする時計用部品の製造方法。
【請求項10】
請求項7に記載の時計用部品の製造方法において、
前記第1工程の前に実行され、前記基材の表面に凹凸模様を形成する加工工程をさらに有することを特徴とする時計用部品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、時計用部品、時計および時計用部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、メッキを施した金属板に対して、インクジェット印刷により文字や画像を形成した文字板が開示されている。この特許文献1では、メッキを施した金属板の表面に透明なインク受容層を形成することで、フィルムや刷版の製作を不要として、短時間でかつ低コストでの文字板の多品種少量生産を可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-111660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、単にインクジェット印刷にて文字や画像を形成するだけなので、高級感のある意匠を表現することが難しいといった問題があった。
そこで、本発明者は、顔料を含む有色塗料で基材表面を塗装し、その上から金属ナノ粒子を含有する金属ナノインクを用いてインクジェット印刷を行うことで、高級感のある意匠を実現することを試みた。
しかし、有色塗料の上に金属ナノインクを印刷すると、金属ナノインクが変色するという新たな課題が発生した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の時計用部品は、基材と、前記基材の表面に、加飾材料を積層して形成された第1層と、前記第1層の表面に、透光性を有する第1樹脂材料を積層して形成された第2層と、前記第2層の表面に、金属ナノ粒子を含有する金属ナノインクを用いたインクジェット印刷により形成された第3層と、を有することを特徴とする。
【0006】
本開示の時計は、前記時計用部品を有することを特徴とする。
【0007】
本開示の時計用部品の加飾方法は、基材の表面に、加飾材料を積層して第1層を形成する第1工程と、前記第1層の表面に、透光性を有する第1樹脂材料を積層して第2層を形成する第2工程と、前記第2層の表面に、金属ナノ粒子を含有する金属ナノインクを用いたインクジェット印刷により第3層を形成する第3工程と、を有することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る時計を示す正面図である。
第1実施形態の文字板の要部を示す断面図である。
第1実施形態の文字板の層構成を示す図である。
第2実施形態の文字板の要部を示す断面図である。
第2実施形態の文字板の層構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態の時計1を図面に基づいて説明する。
図1は、時計1を示す正面図である。本実施形態では、時計1は、ユーザーの手首に装着される腕時計として構成される。
図1に示すように、時計1は、金属製のケース2を備える。そして、ケース2の内部には、円板状の文字板10と、秒針3、分針4、時針5と、りゅうず7と、Aボタン8と、Bボタン9とを備える。なお、文字板10は、本開示の時計用部品の一例である。
【0010】
[文字板]
図2は、文字板10を厚さ方向に切断した断面図であり、図3は、文字板10の各層構成を分解して記載した分解斜視図である。なお、本実施形態において、文字板10の表面とは、文字板10の厚さ方向において、時計1のカバーガラス側の面、つまり文字板10が視認される側の面を意味する。各層の表面も同様に、時計1のカバーガラス側の面を意味する。
図2に示すように、文字板10は、基材30を備えて構成される。基材30は、貝殻、樹脂、および、金属の内のいずれか一つ、または、これらを組み合わせることにより形成されている。これにより、これらの素材の風合いを表現することができる。例えば、真珠母貝を削り出して基材30を形成することで、光の加減により色調が変化するような意匠を表現することができる。また、プラチナ等の貴金属により基材30を形成することで高級感を得ることができる。
基材30は、所定の表面処理を行ったものでもよい。例えば、真鍮製の基材30を用いる場合、ニッケルめっき等の防錆用の表面処理を行ってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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