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公開番号
2025138344
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037379
出願日
2024-03-11
発明の名称
ダイヤフラムポンプ及び液体噴射装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F04B
43/06 20060101AFI20250917BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】駆動流体を用いて液体に好適に圧力を付与して液体を送る。
【解決手段】駆動流体を用いて液体5に圧力を付与して液体を送るダイヤフラムポンプ100であって、第1貯留室111Aを内部に有する第1基部111と、第2貯留室112Aを内部に有する第2基部112と、仕切り部113と、第1基部111と仕切り部113の一方の面113Aとの間に設けられた第1ダイヤフラム121と、第2基部112と仕切り部113の他方の面113Bとの間に設けられた第2ダイヤフラム122と、を備え、第1ダイヤフラム121及び第2ダイヤフラム122から液体5にかかる圧力が、駆動流体によって第1ダイヤフラム121及び第2ダイヤフラム122にかかる圧力よりも大きくなるように、駆動流体によって仕切り部113を移動させることで、第1貯留室111Aの容積及び第2貯留室112Aの容積を変化させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動流体を用いて液体に圧力を付与して前記液体を送るダイヤフラムポンプであって、
前記液体の第1流路に接続される第1貯留室を内部に有する第1基部と、
前記液体の第2流路に接続される第2貯留室を内部に有する第2基部と、
前記第1貯留室と前記第2貯留室との間に配置される仕切り部と、
前記第1基部と前記仕切り部の一方の面との間に設けられた第1ダイヤフラムと、
前記第2基部と前記仕切り部の他方の面との間に設けられた第2ダイヤフラムと、
を備え、
前記第1ダイヤフラム及び前記第2ダイヤフラムから前記液体にかかる圧力が、前記駆動流体によって前記第1ダイヤフラム及び前記第2ダイヤフラムにかかる圧力よりも大きくなるように、前記駆動流体によって前記仕切り部を移動させることで、前記第1貯留室の容積及び前記第2貯留室の容積を変化させることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のダイヤフラムポンプにおいて、
前記第1ダイヤフラム及び前記第2ダイヤフラムの少なくとも一方は、前記駆動流体との接触面積が前記液体との接触面積よりも大きくなるように構成されていることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
【請求項3】
請求項1に記載のダイヤフラムポンプにおいて、
前記第1基部と前記第1ダイヤフラムに囲まれた第1駆動流体室と、
前記第1基部に設けられ、前記駆動流体を前記第1駆動流体室に導入または排出する第1駆動流体導入部と、を備えることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
【請求項4】
請求項3に記載のダイヤフラムポンプにおいて、
前記第1駆動流体導入部に接続され、前記駆動流体を供給する駆動流体供給部を備えることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
【請求項5】
請求項4に記載のダイヤフラムポンプにおいて、
前記駆動流体供給部を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記駆動流体供給部が前記駆動流体を前記第1駆動流体室に供給する第1状態と、前記駆動流体供給部が前記駆動流体を前記第1駆動流体室から排出する第2状態と、を切り替えることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
【請求項6】
請求項3に記載のダイヤフラムポンプにおいて、
前記第2基部と前記第2ダイヤフラムに囲まれた第2駆動流体室と、
前記第2基部に設けられ、前記駆動流体を前記第2駆動流体室に導入または排出する第2駆動流体導入部と、を備えることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
【請求項7】
前記液体を噴射する噴射ノズルと、
前記噴射ノズルに前記液体を供給する請求項1から6のいずれか1項に記載のダイヤフラムポンプと、
を備え、
前記噴射ノズルから噴射された連続流が液滴化して生じる液滴により対象物を洗浄可能に構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
【請求項8】
請求項7に記載の液体噴射装置において、
前記噴射ノズルから噴射された連続流が液滴化して生じる液滴が前記対象物に着弾することで前記対象物の表面状態を変化させるように構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダイヤフラムポンプ及び液体噴射装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、駆動流体を用いて液体に圧力を付与して液体を送る様々なダイヤフラムポンプが使用されている。例えば、特許文献1には、駆動流体としての駆動エアを用いて作動流体に圧力を付与して該流体を送るダイヤフラムポンプが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-25354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で開示されるダイヤフラムポンプは、駆動エアから受けるダイヤフラムの有効受圧面積と作動流体が受けるダイヤフラムの有効受圧面積とが等しい。このため、作動流体を送る圧力として駆動エアによる圧力以上の圧力を得る事は出来ず、高圧での送液を行うためには駆動エアを高圧にする必要があった。一般的に、駆動流体を高圧にするためには装置が大きくなるとともに高コストとなる。一方、駆動流体からダイヤフラムにかかる圧力とダイヤフラムから液体にかかる圧力とを異ならせるためには、大型の装置構成が必要となりやすく、小型の装置構成のものは知られていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明のダイヤフラムポンプは、駆動流体を用いて液体に圧力を付与して前記液体を送るダイヤフラムポンプであって、前記液体の第1流路に接続される第1貯留室を内部に有する第1基部と、前記液体の第2流路に接続される第2貯留室を内部に有する第2基部と、前記第1貯留室と前記第2貯留室との間に配置される仕切り部と、前記第1基部と前記仕切り部の一方の面との間に設けられた第1ダイヤフラムと、前記第2基部と前記仕切り部の他方の面との間に設けられた第2ダイヤフラムと、を備え、前記第1ダイヤフラム及び前記第2ダイヤフラムから前記液体にかかる圧力が、前記駆動流体によって前記第1ダイヤフラム及び前記第2ダイヤフラムにかかる圧力よりも大きくなるように、前記駆動流体によって前記仕切り部を移動させることで、前記第1貯留室の容積及び前記第2貯留室の容積を変化させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の一実施例のダイヤフラムポンプを第1基部側から見た斜視図。
図1のダイヤフラムポンプを図1とは異なる角度から見た斜視図。
図1のダイヤフラムポンプの平面図。
図1のダイヤフラムポンプを第2基部側から見た斜視図。
図1のダイヤフラムポンプの斜視断面図。
図1のダイヤフラムポンプの側面断面図。
図1のダイヤフラムポンプの駆動を説明するための側面断面図。
図1のダイヤフラムポンプの駆動を説明するための側面断面図。
図1のダイヤフラムポンプの駆動を説明するための側面断面図。
図1のダイヤフラムポンプを備える液体噴射装置の一例を表す概略図。
図10の液体噴射装置における駆動周波数と送液流量との関係を表すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0007】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様のダイヤフラムポンプは、駆動流体を用いて液体に圧力を付与して前記液体を送るダイヤフラムポンプであって、前記液体の第1流路に接続される第1貯留室を内部に有する第1基部と、前記液体の第2流路に接続される第2貯留室を内部に有する第2基部と、前記第1貯留室と前記第2貯留室との間に配置される仕切り部と、前記第1基部と前記仕切り部の一方の面との間に設けられた第1ダイヤフラムと、前記第2基部と前記仕切り部の他方の面との間に設けられた第2ダイヤフラムと、を備え、前記第1ダイヤフラム及び前記第2ダイヤフラムから前記液体にかかる圧力が、前記駆動流体によって前記第1ダイヤフラム及び前記第2ダイヤフラムにかかる圧力よりも大きくなるように、前記駆動流体によって前記仕切り部を移動させることで、前記第1貯留室の容積及び前記第2貯留室の容積を変化させることを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムから液体にかかる圧力が、駆動流体によって第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムにかかる圧力よりも大きくなるように、駆動流体によって仕切り部を移動させることで、第1貯留室の容積及び第2貯留室の容積を変化させる。このような構成とすることで、装置を大型化することなく、駆動流体を用いて液体に好適に圧力を付与して液体を送ることができる。
【0009】
本発明の第2の態様のダイヤフラムポンプは、前記第1の態様に従属する態様であって、前記第1ダイヤフラム及び前記第2ダイヤフラムの少なくとも一方は、前記駆動流体との接触面積が前記液体との接触面積よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムの少なくとも一方は、駆動流体との接触面積が液体との接触面積よりも大きくなるように構成されている。このような構成とすることで、簡単かつ小型の装置構成で、第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムから液体にかかる圧力を、駆動流体によって第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムにかかる圧力よりも大きくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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