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公開番号2025133319
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031205
出願日2024-03-01
発明の名称モータポンプ
出願人株式会社荏原製作所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F04D 13/08 20060101AFI20250904BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】反負荷側軸受を含む、モータ部分全体を確実に冷却する手段を備えるモータポンプを提供する。
【解決手段】回転することにより、水を移送可能に構成された主羽根車と、主羽根車を収容するポンプケーシングと、主羽根車に接続される主軸と、主軸を反負荷側で回転支持する反負荷側軸受と、反負荷側軸受を保持する反負荷側軸受ブラケットと、主軸と一体に回転するロータ及びロータの外周側に設けられるステータを収容するモータフレームと、モータフレームの外周面を取り囲むように配置され、モータフレームとの間で冷却液を受け入れる環状空間を形成する冷却ジャケットと、を備えるモータポンプであって、モータポンプは、さらに、環状空間内に配置される少なくとも1つの放熱板を備えており、放熱板は、部分的に反負荷側軸受ブラケットと接触状態に配置され、反負荷側軸受ブラケットより下方の位置まで延在するように配置される、モータポンプ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転することにより、水を移送可能に構成された主羽根車と、
前記主羽根車を収容するポンプケーシングと、
前記主羽根車に接続される主軸と、
前記主軸を反負荷側で回転支持する反負荷側軸受と、
前記反負荷側軸受を保持する反負荷側軸受ブラケットと、
前記主軸と一体に回転するロータ及び前記ロータの外周側に設けられるステータを収容するモータフレームと、
前記モータフレームの外周面を取り囲むように配置され、前記モータフレームとの間で冷却液を受け入れる環状空間を形成する冷却ジャケットと、を備えるモータポンプであって、
前記モータポンプは、さらに、前記環状空間内に配置される少なくとも1つの放熱板を備えており、
前記放熱板は、部分的に前記反負荷側軸受ブラケットと接触状態に配置され、前記反負荷側軸受ブラケットより下方の位置まで延在するように配置される、
モータポンプ。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
請求項1に記載のモータポンプであって、
前記反負荷側軸受ブラケットは、部分的に前記環状空間内に露出される表面を有するように前記モータフレームに取り付けられており、
前記放熱板は、前記露出される表面と直接接触した状態に配置される、モータポンプ。
【請求項3】
請求項1または2に記載のモータポンプであって、
前記放熱板は、部分的に前記冷却ジャケットと接触状態に配置される、モータポンプ。
【請求項4】
請求項1または2に記載のモータポンプであって、
前記放熱板は、複数のフィンが形成されたフィン形状部を含む、モータポンプ。
【請求項5】
請求項4に記載のモータポンプであって、
前記複数のフィンは、前記モータフレームの周方向に形成されている、モータポンプ。
【請求項6】
請求項1または2に記載のモータポンプであって、
さらに、前記放熱板を前記反負荷側軸受ブラケットと接触状態で固定するための固定用部材を備える、モータポンプ。
【請求項7】
請求項6に記載のモータポンプであって、
前記放熱板は、前記固定用部材が取り付けられる固定部を含む、モータポンプ。
【請求項8】
請求項1または2に記載のモータポンプであって、
前記放熱板は、前記モータフレームの全周にわたって延在する単一の放熱板である、モータポンプ。
【請求項9】
請求項1または2に記載のモータポンプであって、
前記ポンプケーシングと前記モータフレームとの間に配置され、前記冷却液の流路を形成する中間ケーシングと、前記流路内で前記主軸に取り付けられる循環羽根車と、を備える、モータポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータポンプに関する。本発明は、特に、水中で使用されるモータポンプに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、汚水や雑排水等の移送には、水中モータポンプが使用される。例えば、建築物の地階部分で生じた汚水等は、流入管を介して更に下に設置された排水槽(ピット)に一時的に貯留される。ピット内の水位が所定の起動水位に達すると、ピット内に設置された水中ポンプが起動する。汚水等は、水中ポンプによって汚水ますに汲み上げられ、汚水ますを介して公共下水道管に排水される。水中ポンプでは、一般にモータ部分が羽根車の上方に設置されており、従って、ピット内の水位が低下するとモータ部分が気中に露出する。モータの発熱による温度上昇を防止するため、水中ポンプには、所定の停止水位が決められており、停止水位に達すると水中ポンプの運転が停止される。
【0003】
しかし、汚水の臭気問題の抑制のため、汚水はできるだけピットの底面近くまで吸い上げることが好ましい。このような観点から、モータの周囲にジャケットを設け、ジャケット内に液体を循環させることによってモータを冷却することが行われている。このような冷却液循環方式では、汚水等の移送のための主羽根車とは別個に、冷却液を循環させるための循環羽根車を用いることが行われている。特許文献1は、循環羽根車を用いたポンプの冷却液循環構造を記載している。
【0004】
また、特許文献2は、循環羽根車の回転によって冷却液が水中モータポンプのモータ部分を覆う冷却ジャケット内に供給され、隔壁部材によって仕切られた上部空間と下部空間との大きな圧力差によって、管状部材を通してポンプブラケット内に戻される循環流路を記載している。
【0005】
しかしながら、特許文献1や特許文献2の構成では、モータ部分が気中に露出する気中運転の間、反負荷側軸受を十分に冷却することが難しい。反負荷側軸受は、モータ部分の上部に配置される、主羽根車に接続された回転軸を支持する軸受である。
【0006】
モータ部分の上部に配置される反負荷側軸受は、気中運転の間、気中に位置する。反負荷側軸受は、様々な要因で発熱し得る。反負荷側軸受の発熱の要因として、例えば、摺動などによって軸受自身が発熱することが考えられる。さらに、モータ部分のステータ部やロータ部の熱が反負荷側軸受に伝わること等が考えられる。従って、反負荷側軸受を含む、モータ部分全体を確実に冷却する手段が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-57551号公報
特開2018-059497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の一実施形態によれば、反負荷側軸受を含む、モータ部分全体を確実に冷却することができる水中モータポンプを提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、回転することにより、水を移送可能に構成された主羽根車と、主羽根車を収容するポンプケーシングと、主羽根車に接続される主軸と、主軸を反負荷側で回転支持する反負荷側軸受と、反負荷側軸受を保持する反負荷側軸受ブラケットと、主軸と一体に回転するロータ及びロータの外周側に設けられるステータを収容するモータフレームと、モータフレームの外周面を取り囲むように配置され、モータフレームとの間で冷却液を受け入れる環状空間を形成する冷却ジャケットと、を備えるモータポンプが提供される。モータポンプは、さらに、環状空間内に配置される少なくとも1つの放熱板を備えている。放熱板は、部分的に反負荷側軸受ブラケットと接触状態に配置され、反負荷側軸受ブラケットより下方の位置まで延在するように配置される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係るモータポンプの縦断面図である。
図1の部分拡大図であり、冷却液の流れを説明する図である。
放熱板の配置を示すモータポンプの横断面図である。
放熱板の正面図である。
放熱板の他の例の正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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