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公開番号2025136346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034853
出願日2024-03-07
発明の名称ポンプおよびポンプ装置
出願人株式会社荏原製作所
代理人個人,個人,個人
主分類F04D 9/02 20060101AFI20250911BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】速やかに運転を再開することができるポンプが提供される。
【解決手段】ポンプは、ポンプケーシングを備える。ポンプケーシングは、吸込流路と、吸込流路の上方に配置された吐出流路と、環状流路の最も高い位置に接続された戻り流路と、を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポンプであって、
回転軸と、
前記回転軸に取り付けられた羽根車と、
前記羽根車を収容し、前記羽根車との間に環状流路を形成するポンプケーシングと、を備え、
前記ポンプケーシングは、
前記環状流路に接続された吸込流路と、
前記吸込流路の上方に配置された吐出流路と、
前記環状流路の最も高い位置に接続された戻り流路と、を有している、ポンプ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記吸込流路および前記吐出流路は、前記ポンプに移送される液体に含まれる気体の浮力が作用する方向に沿って一直線上に配置されている、請求項1に記載のポンプ。
【請求項3】
前記ポンプは、
前記ポンプケーシングの上方に配置された液体槽と、
前記ポンプケーシングと前記液体槽との間に配置されたシール部材と、を備えており、
前記液体槽は、その全体に形成され、かつ前記吐出流路および前記戻り流路に連通する気液分離室を有しており、
前記シール部材は、前記気液分離室を取り囲むように配置されている、請求項1に記載のポンプ。
【請求項4】
前記ポンプは、
前記ポンプケーシングの下部に形成され、かつ前記吸込流路に連通する吸込口と、
前記液体槽の上部に形成され、かつ前記気液分離室を通じて前記吐出流路に連通する吐出口と、を備えている、請求項3に記載のポンプ。
【請求項5】
前記吸込流路は、その途中で折れ曲がって前記環状流路の低圧側流路に接続されており、
前記吐出流路は、前記吸込流路と対称となる方向に折れ曲がって前記環状流路の高圧側流路に接続されている、請求項1に記載のポンプ。
【請求項6】
前記ポンプは、カスケードポンプであり、
前記羽根車は、その周縁部に形成された複数の放射溝を有している、請求項1に記載のポンプ。
【請求項7】
ポンプ装置であって、
請求項1~請求項6のいずれか一項に記載のポンプと、
前記ポンプを駆動するモータと、を備えている、ポンプ装置。
【請求項8】
前記ポンプ装置は、
前記モータの回転要素に接続された駆動軸と、
前記駆動軸の回転力を前記回転軸に伝達するマグネットカップリングと、を備えており、
前記マグネットカップリングは、
前記駆動軸に固定されたモータ側マグネットと、
前記回転軸に固定されたポンプ側マグネットと、を備えており、
前記モータ側マグネットおよび前記ポンプ側マグネットは、前記回転軸および前記駆動軸と平行に延びる中心軸線に沿って一直線上に配置されている、請求項7に記載のポンプ装置。
【請求項9】
前記ポンプ装置は、
前記ポンプ側マグネットを収容するカップリングケースと、
前記カップリングケースの開口端を閉じるカップリングカバーと、
前記カップリングカバーの、前記カップリングケースからの離脱を防止する離脱防止ピンと、を備えており、
前記離脱防止ピンは、前記回転軸に形成された締結穴に挿入されている、請求項8に記載のポンプ装置。
【請求項10】
前記ポンプ装置は、
前記回転軸に固定されたディスクホルダーと、
前記羽根車に形成された連通穴と、
前記ディスクホルダーに接続された回り止めピンと、を備えており、
前記回り止めピンは、前記連通穴に挿入されることにより、前記ディスクホルダーを前記羽根車に固定する、請求項7に記載のポンプ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプおよびポンプ装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般的な遠心ポンプでは、小流量かつ高揚程を実現するために、多段化する必要がある一方で、多段化することなく小流量かつ高揚程を実現するコンパクトな構造を有するポンプ(例えば、カスケードポンプ)が知られている。
【0003】
小型化されたポンプは、様々な分野で期待されている。このような状況は、医薬、化学合成分野においても同様である。特に、近年では、多品種少量生産に特化した薬液合成フローの開発が盛んになっており、このようなポンプを薬液合成フローに組み込むことが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭50-138406号公報
特開昭51-25811号公報
特開昭59-103987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような薬液合成フローにおいては、薬液を貯留するタンクの液位が限界まで低下し、ポンプに接続された吸込配管内の液体が落下するおそれがある。この場合、タンクの液位が復帰した後、速やかにポンプの運転を再開することが望ましい。
【0006】
しかしながら、吸込配管の落水に起因して、ポンプの運転再開時において、吸込配管に気体が含まれるおそれがある。薬液合成フローを効率的に進めるためには、ポンプから気体を速やかに排出して、ポンプの運転を速やかに再開することが望ましい。
【0007】
そこで、本発明は、速やかに運転を再開することができるポンプおよびポンプ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様では、ポンプが提供される。ポンプは、回転軸と、前記回転軸に取り付けられた羽根車と、前記羽根車を収容し、前記羽根車との間に環状流路を形成するポンプケーシングと、を備える。前記ポンプケーシングは、前記環状流路に接続された吸込流路と、前記吸込流路の上方に配置された吐出流路と、前記環状流路の最も高い位置に接続された戻り流路と、を有している。
【0009】
一態様では、前記吸込流路および前記吐出流路は、前記ポンプに移送される液体に含まれる気体の浮力が作用する方向に沿って一直線上に配置されている。
一態様では、前記ポンプは、前記ポンプケーシングの上方に配置された液体槽と、前記ポンプケーシングと前記液体槽との間に配置されたシール部材と、を備えており、前記液体槽は、その全体に形成され、かつ前記吐出流路および前記戻り流路に連通する気液分離室を有しており、前記シール部材は、前記気液分離室を取り囲むように配置されている。
一態様では、前記ポンプは、前記ポンプケーシングの下部に形成され、かつ前記吸込流路に連通する吸込口と、前記液体槽の上部に形成され、かつ前記気液分離室を通じて前記吐出流路に連通する吐出口と、を備えている。
【0010】
一態様では、前記吸込流路は、その途中で折れ曲がって前記環状流路の低圧側流路に接続されており、前記吐出流路は、前記吸込流路と対称となる方向に折れ曲がって前記環状流路の高圧側流路に接続されている。
一態様では、前記ポンプは、カスケードポンプであり、前記羽根車は、その周縁部に形成された複数の放射溝を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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