TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025108984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002580
出願日2024-01-11
発明の名称工業用液体洗浄装置
出願人日本テクノ株式会社
代理人弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
主分類B23Q 11/10 20060101AFI20250716BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】工業用液体に含まれるバクテリアを除去すると共に、スケールとして析出する成分を結晶化することにより、長期にわたる工業用液体の使用を可能にする工業用液体洗浄装置を提供すること。
【解決手段】工業用液体が収容された容器から工業用液体を吸引および吐出するポンプ30と、容器から吸引した工業用液体を流通させる流通経路40と、工業用液体をろ過するフィルタ部50と、流通経路40を流通する工業用液体に通過させる磁界を形成する磁界形成部60と、を具備し、流通経路40の吸引口および吐出口はいずれも容器の内部に開口していることを特徴とする工業用液体洗浄装置100である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
工業用液体が収容された容器から前記工業用液体を吸引および吐出するポンプと、
前記容器から吸引した前記工業用液体を流通させる流通経路と、
前記工業用液体をろ過するフィルタ部と、
前記流通経路を流通する前記工業用液体に通過させる磁界を形成する磁界形成部と、を具備し、
前記流通経路の吸引口および吐出口はいずれも前記容器の内部に開口していることを特徴とする工業用液体洗浄装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記フィルタ部は、前記流通経路に形成したバイパス経路に配設されていて、前記流通経路と前記バイパス経路に配設された調整弁により前記工業用液体の流通先および流通量の少なくとも一方が調整可能であることを特徴とする請求項1記載の工業用液体洗浄装置。
【請求項3】
前記ポンプと前記磁界形成部を収容すると共に前記フィルタ部と前記流通経路が配設された筐体と、前記筐体を前記容器の内部に吊り下げ保持する保持体と、をさらに有することを特徴とする請求項1記載の工業用液体洗浄装置。
【請求項4】
前記筐体は、前記ポンプの吸込口の高さ位置が変更可能に前記保持体に取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の工業用液体洗浄装置。
【請求項5】
前記磁界形成部は、前記工業用液体の流通方向と直交方向に前記磁界を形成する一対の磁石組が前記工業用液体の流通方向に沿って複数箇所に配設されたものであることを特徴とする請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の工業用液体洗浄装置。
【請求項6】
各前記磁石組により形成される前記磁界の向きは、前記工業用液体の流通方向において異なっていることを特徴とする請求項5記載の工業用液体洗浄装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工業用液体洗浄装置に関するものであり、より詳細には、製品加工時に発生する切削液、クーラントおよび金型離型剤等に代表される工業用液体を洗浄して再利用するための工業用液体洗浄装置である。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
工業用液体の一種であるクーラントを再利用するための洗浄装置は公知である。このような洗浄装置の一例としては、特許文献1(特開2014-61575号公報)に開示されている構成がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-61575号公報(請求項1―6、段落0019―0030、図1―5等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているクーラントろ過洗浄装置においては、異物除去は異物に対して磁気を作用させ、異物を補足する励磁手段が用いられている。このような励磁手段を用いることにより、磁性体からなる異物を確実に除去することができるが、クーラントに含まれるバクテリアによりクーラントが腐敗するおそれがあるといった課題や、配管内にスケールが析出するといった課題の所在が明らかになった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで本発明は上記課題を解決するためのものであり、その目的とするところは次のとおりである。すなわち、本発明は、切削液やクーラント等の工業用液体に含まれるバクテリアを除去すると共に、スケールとして析出する成分を結晶化することにより、長期にわたる工業用液体の使用を可能にする工業用液体洗浄装置の提供を目的としている。
【0006】
上記課題を解決するため発明者が鋭意研究した結果、以下の構成に想到した。すなわち、本発明は、工業用液体が収容された容器から前記工業用液体を吸引および吐出するポンプと、前記容器から吸引した前記工業用液体を流通させる流通経路と、前記工業用液体をろ過するフィルタ部と、前記流通経路を流通する前記工業用液体に通過させる磁界を形成する磁界形成部と、を具備し、前記流通経路の吸引口および吐出口はいずれも前記容器の内部に開口していることを特徴とする工業用液体洗浄装置である。
【0007】
これにより、工業用液体は磁界(磁場)を通過することにより電気分解と同様に電位の変化が生じ、工業用液体内の酸素が活性酸素に変換される。工業用液体から発生した活性酸素が工業用液体に含まれているバクテリアを分解除去し、スケールの元となる成分を析出させるため、バクテリアの存在に起因する工業用液体の腐敗や配管内へのスケールの付着が防止され、長期にわたる工業用液体の使用が可能になる。
【0008】
また、前記フィルタ部は、前記流通経路に形成したバイパス経路に配設されていて、前記流通経路と前記バイパス経路に配設された調整弁により前記工業用液体の流通先および流通量の少なくとも一方が調整可能であることが好ましい。
【0009】
これにより工業用液体洗浄装置を一時停止させることなくフィルタ部の交換が可能になる。また、フィルタ部に供給される工業用液体の流量を調整することにより、フィルタ部の寿命を延ばすことができる。
【0010】
また、前記ポンプと前記磁界形成部を収容すると共に前記フィルタ部と前記流通経路が配設された筐体と、前記筐体を前記容器の内部に吊り下げ保持する保持体と、をさらに有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
タップ
2か月前
個人
加工機
2か月前
麗豊実業股フン有限公司
ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途
2か月前
株式会社不二越
ドリル
3か月前
株式会社北川鉄工所
回転装置
1か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
3か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
2か月前
株式会社不二越
ドリル
2か月前
株式会社ダイヘン
溶接電源装置
8日前
株式会社ダイヘン
溶接電源装置
6日前
日東精工株式会社
ねじ締め装置
1か月前
日東精工株式会社
ねじ締め装置
4か月前
株式会社FUJI
工作機械
1か月前
株式会社FUJI
工作機械
3か月前
株式会社FUJI
工作機械
23日前
有限会社 ナプラ
金属粒子
4か月前
日東精工株式会社
多軸ねじ締め機
3か月前
エフ・ピー・ツール株式会社
リーマ
3か月前
株式会社ダイヘン
多層盛り溶接方法
3か月前
日進工具株式会社
エンドミル
3か月前
株式会社アンド
半田付け方法
2か月前
株式会社アンド
半田付け方法
2か月前
株式会社FUJI
チャック装置
4か月前
株式会社トヨコー
被膜除去方法
2か月前
村田機械株式会社
レーザ加工機
2か月前
村田機械株式会社
レーザ加工機
2か月前
大見工業株式会社
ドリル
1日前
ブラザー工業株式会社
工作機械
3か月前
トヨタ自動車株式会社
接合方法
3か月前
ブラザー工業株式会社
工作機械
3か月前
トヨタ自動車株式会社
溶接マスク
1か月前
株式会社不二越
管用テーパタップ
3か月前
株式会社コスメック
クランプ装置
4か月前
株式会社不二越
超硬合金製ドリル
3か月前
株式会社ダイヘン
溶接装置
3か月前
住友重機械工業株式会社
加工装置
28日前
続きを見る