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公開番号
2025107166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2025001658
出願日
2025-01-06
発明の名称
血液導電率を用いた心臓アブレーションの制御
出願人
バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
,
Biosense Webster (Israel), Ltd.
代理人
個人
,
個人
主分類
A61B
18/12 20060101AFI20250710BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】組織アブレーション処置を行うアブレーションカテーテルの動作パラメータを制御すること。
【解決手段】方法及びシステムは、心臓組織等の組織内にアブレーションされる損傷サイズ評価を提供する。損傷サイズ評価は、血液導電率、ホットスポット温度、カテーテル先端の温度、並びに電力、持続時間、温度、灌注、及び接触力等の使用されている高周波(RF)アブレーションエネルギーの電流データを含む、パラメータに基づく。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アブレーションカテーテルを用いて患者の組織のアブレーションを行うためのシステムであって、前記システムは、
前記アブレーションカテーテル及びアブレーションされる前記組織に関連付けられた血液プールの血液の血液導電率の値を取得するように構成されたインターフェースと、
プロセッサと、を備え、前記プロセッサは、
前記血液導電率の値を含むアブレーションパラメータに基づいて、前記組織をアブレーションするために必要とされるアブレーションエネルギーを計算することと、
前記計算されたアブレーションエネルギーに基づいて、前記アブレーションエネルギーによって生成される損傷のサイズを評価することと、を行うように構成されている、システム。
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【請求項2】
アブレーションカテーテルを用いて患者の組織のアブレーションを行うための方法であって、前記方法は、
前記アブレーションカテーテル及びアブレーションされる前記組織に関連付けられた血液プールの血液の血液導電率の値を取得することと、
前記血液導電率の値を含むアブレーションパラメータに基づいて、前記組織をアブレーションするために必要とされるアブレーションエネルギーを計算することと、
前記計算されたアブレーションエネルギーに基づいて、前記アブレーションエネルギーによって生成される損傷のサイズを評価することと、を含む、方法。
【請求項3】
前記アブレーションエネルギーを計算することは、アブレーションされた損傷のホットスポット温度を前記計算に適用することを更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記損傷サイズを評価することは、前記組織への前記カテーテルの先端の初期侵入深さを推定することと、前記推定された初期侵入深さ及び前記血液導電率の値、並びに前記先端において行われた現在の実際の温度及びインピーダンス測定値を使用して、前記組織内の3次元(3D)温度分布の有限要素(FE)モデルを作成することと、前記温度分布から前記損傷の前記サイズを推定することと、を更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記損傷の前記サイズに基づいて前記アブレーションエネルギーを調整することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記取得された血液導電率の値に基づいてカテーテルタイプを選択することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記血液導電率の値を取得することは、前記アブレーションの前に前記患者の血液サンプルから前記血液導電率の値を決定することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記損傷の前記サイズを評価することは、損傷深さ、損傷幅、測定された温度、及び最も熱い組織スポットにおける温度に関するエントリの予め作成されたルックアップテーブルを使用することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記損傷の前記サイズを評価することは、前記損傷の深さ及び横方向サイズを評価することを含む、請求項2に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2024年1月5日出願の米国仮特許出願第63/617,780号の利益を主張し、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,900 文字)
【0002】
(発明の分野)
本開示は、概して、組織アブレーション処置に関し、具体的には、組織アブレーション処置を行うアブレーションカテーテルの動作パラメータを制御することに関する。
【背景技術】
【0003】
いくつかの医療処置は、患者の器官の組織へのアブレーション信号の適用を必要とする。例えば、高周波(radiofrequency、RF)アブレーション信号は、不整脈を治療するためにアブレーション部位の心臓組織に適用され得る。不可逆的電気穿孔法(IRE)/パルスフィールドアブレーション(PFA)処置は、局所的な組織壊死による症候性心房細動などの状態を治療するために、カテーテルベースの心臓アブレーションのために高電圧パルスを利用する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
以下の本開示の実施形態の詳細な説明を図面と併せ読むことで、本開示のより完全な理解が得られるであろう。
開示された主題による、アブレーションを実行するための例示的なシステムの概略図である。
開示された主題による、図1のシステムとともに使用されるフィードバックループの概略図である。
3A及び3Bは、以下ではまとめて図3と呼ばれ、開示される主題による例示的な損傷評価アルゴリズムの流れ図である。
開示される主題による、患者が処置から除外されるべきかどうかを決定するための例示的プロセスの流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
概要
アブレーションカテーテルは、様々な処置のために、死んだ組織又は壊死した組織のアブレーションされた損傷を生成するために使用される。本明細書で使用される場合、「アブレーション」という用語は、高周波(RF)アブレーション処置、又はパルスフィールドアブレーション(PFA)と呼ばれることもある不可逆電気穿孔法(IRE)処置を指す。これらの処置は、心臓内の標的位置(本明細書ではアブレーション部位とも称される)に損傷を形成し、それによって、心臓の不整脈を治療するように、アブレーションされる組織と接触する1つ以上の電極に1つ以上の高電圧単極又は双極電気パルスを適用することを意図している。
【0006】
例えば、RFアブレーション処置では、アブレーションカテーテル及び発生器に適用されるパラメータは、電力、持続時間、温度、灌注、及び接触力を含む。これらのパラメータは、例えば、組織内への所望の深さ及び横方向サイズ(例えば、直径)の所望の損傷を得るように定義される。
【0007】
アブレーション中、エネルギーの一部は血液プールによって吸収される。例えば、心筋におけるRFアブレーションでは、発生器によって生成される電流及び電力の大部分である約75~80%が血液に流れ、血液によって吸収され、少量のみ、20~25%が組織に進入する。この吸収は、組織に接触する有効表面積よりもはるかに大きい、血液に接触するアブレーションカテーテルの先端の表面積によって引き起こされると考えられ、血液導電率は、組織導電率よりも高い。
【0008】
アブレーション処置を行うとき、損傷の深さ及び横方向のサイズは患者によって異なる。患者間の差異に対応するために、損傷パラメータは、個々の患者に基づいて調整される。しかしながら、患者ごとに損傷のパラメータを予測することは困難である。損傷サイズ予測における更なる困難は、ヒトにおける血液導電率の範囲が非常に広く(例えば、電極によって経験される血液インピーダンスが100~150オームの間で変動する)、RFアブレーション中に組織に流れるエネルギーの量に有意に影響を及ぼすことに起因する。
【0009】
例えば、一般に、血液導電率が高いほど、アブレーションカテーテルから放出されたRFエネルギー(アブレーション電流)は、アブレーションされる組織に流れるよりも血液に流れる(そこで吸収される)。
【0010】
個々の患者の組織に対する所望の損傷サイズを正確に計算するために、アブレーションカテーテルの方向は、アブレーションカテーテル先端と組織との間の接触の性質について分析される必要があり、患者の血液導電率が知られているべきである。血液導電率は、アブレーション処置の前に血液サンプルから決定することができる。これらの2つの要因に基づいて、アブレーションカテーテル及びその発生器は、損傷が患者間で均一であるように、所望の深さ及び横方向サイズの損傷を生成するように制御されることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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