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公開番号
2025106598
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-15
出願番号
2025070404,2021098453
出願日
2025-04-22,2021-06-14
発明の名称
硝酸態窒素濃度の計測方法及び計測装置
出願人
ハカルプラス株式会社
,
国立大学法人山口大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
21/33 20060101AFI20250708BHJP(測定;試験)
要約
【課題】植物中の硝酸態窒素濃度を、非破壊検査で、より正確に計測する。
【解決手段】植物の葉身100に、280~320nmの範囲内の波長を有する第1の紫外光L1を照射し、葉身100を透過した透過光量を計測する。その後、第1の紫外光L1の透過光量に基づいて、葉身100中の硝酸態窒素濃度を算出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
植物に、280~320nmの範囲内の波長を有する第1の紫外光を照射し、前記植物を透過した透過光量を計測する工程と、
前記第1の紫外光の透過光量に基づいて、前記植物中の硝酸態窒素濃度を算出する工程とを有する硝酸態窒素濃度の計測方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記植物に、330nm以上の波長を有する第2の紫外光を照射し、前記植物を透過した透過光量を計測する工程を有し、
前記第1の紫外光の透過光量及び前記第2の紫外光の透過光量に基づいて、前記植物中の硝酸態窒素濃度を算出する請求項1に記載の硝酸態窒素濃度の計測方法。
【請求項3】
前記植物に近赤外光を照射し、前記植物を透過した透過光量を計測する工程を有し、
前記第1の紫外光の透過光量及び前記近赤外光の透過光量に基づいて、前記植物中の硝酸態窒素濃度を算出する請求項1又は2に記載の硝酸態窒素濃度の計測方法。
【請求項4】
前記植物に、レッドエッジ波長域の可視光を照射し、前記植物を透過した透過光量を計測する工程を有し、
前記第1の紫外光の透過光量及び前記可視光の透過光量に基づいて、前記植物中の硝酸態窒素濃度を算出する請求項1~3の何れか1項に記載の硝酸態窒素濃度の計測方法。
【請求項5】
植物に、280~320nmの範囲内の波長を有する第1の紫外光を照射する第1の光源と、
前記第1の光源から照射され、前記植物を透過した第1の紫外光の透過光量を検知する第1の受光部と、
前記第1の受光部で検知した第1の紫外光の透過光量に基づいて、前記植物中の硝酸態窒素濃度を算出する演算部とを有する硝酸態窒素濃度の計測装置。
【請求項6】
前記植物に、330nm以上の波長を有する第2の紫外光を照射する第2の光源と、
前記第2の光源から照射され、前記植物を透過した第2の紫外光の透過光量を検知する第2の受光部とを有し、
前記演算部が、前記第1の受光部で検知した第1の紫外光の透過光量と前記第2の受光部で検知した第2の紫外光の透過光量とに基づいて、前記植物中の硝酸態窒素濃度を算出する請求項5に記載の硝酸態窒素濃度の計測装置。
【請求項7】
前記植物に、近赤外光を照射する第3の光源と、
前記第3の光源から照射され、前記植物を透過した近赤外光の透過光量を検知する第3の受光部とを有し、
前記演算部が、前記第1の受光部で検知した第1の紫外光の透過光量と前記第3の受光部で検知した近赤外光の透過光量とに基づいて、前記植物中の硝酸態窒素濃度を算出する請求項5又は6に記載の硝酸態窒素濃度の計測装置。
【請求項8】
前記植物に、レッドエッジ波長域の可視光を照射する第4の光源と、
前記第4の光源から照射され、前記植物を透過した前記可視光の透過光量を検知する第4の受光部とを有し、
前記演算部が、前記第1の受光部で検知した第1の紫外光の透過光量と前記第4の受光部で検知した前記可視光の透過光量とに基づいて、前記植物中の硝酸態窒素濃度を算出する請求項5~7の何れか1項に記載の硝酸態窒素濃度の計測装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硝酸態窒素濃度の計測方法及び計測装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
植物の栽培において、肥料に含まれる窒素は植物の生育に大きく影響する要素である。従って、植物中の硝酸態窒素濃度が明らかとなれば、農作業者の経験に左右されずに、適切な施肥のタイミングや量を設定することが可能となる。例えば、植物の葉や茎を搾汁して搾汁液を採取し、この搾汁液に含まれる硝酸イオン濃度を測定することで、植物中の栄養状態を確認することができる。しかし、このような破壊検査は手間がかかる。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、野菜に光を照射して、その反射光の紫外光波長域の分光吸光スペクトルを取得し、この分光吸光スペクトルを解析することにより、野菜中の硝酸イオン濃度を非破壊で計測する方法が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-101040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記のように反射光を検出する場合、照射された紫外光の大部分は植物の表面で反射するため、植物の内部の硝酸イオンはほとんど測定されない。そのため、植物の形状(特に表面の形状)や種類、植物中の硝酸イオンの分布状況によって、硝酸イオン濃度の計測精度にバラつきが生じる。
【0006】
そこで、本発明は、植物中の硝酸態窒素濃度を、非破壊検査で、より正確に計測することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明は、植物に、280~320nmの範囲内の波長を有する第1の紫外光を照射し、前記植物を透過した透過光量を計測する工程と、前記第1の紫外光の透過光量に基づいて、前記植物中の硝酸態窒素濃度を算出する工程とを有する硝酸態窒素濃度の計測方法を提供する。
【0008】
また、本発明は、植物に、280~320nmの範囲内の波長を有する第1の紫外光を照射する第1の光源と、前記第1の光源から照射され、前記植物を透過した第1の紫外光の透過光量を検知する第1の受光部と、前記第1の受光部で検知した第1の紫外光の透過光量に基づいて、前記植物中の硝酸態窒素濃度を算出する演算部とを有する硝酸態窒素濃度の計測装置を提供する。
【0009】
上記のように、本発明では、硝酸態窒素の極大吸収波長(約300nm)付近の波長を有する第1の紫外光を植物に照射し、植物を透過した第1の紫外光の透過光量に基づいて、硝酸態窒素濃度を算出する。これにより、植物の表面だけでなく、植物の内部に存在する硝酸態窒素を含む濃度を計測することができるため、反射光の受光量を測定する従来技術よりも正確に硝酸態窒素濃度を計測することができる。
【0010】
硝酸態窒素の吸光度は、波長が極大吸収波長よりも長くなるほど小さくなり、330nm以上の波長域の紫外光は硝酸態窒素にほとんど吸収されない(図3参照)。そのため、330nm以上の波長を有する紫外光を植物に照射したときの透過光量は、相対的に硝酸態窒素以外の要素の影響が大きくなる。従って、上記の第1の紫外光の透過光量と、330nm以上の波長を有する第2の紫外光の透過光量とに基づいて、植物中の硝酸態窒素濃度を算出すれば、硝酸態窒素以外の影響を省いた計測結果を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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