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公開番号2025135694
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024033587
出願日2024-03-06
発明の名称温度センサ
出願人三菱マテリアル株式会社
代理人個人
主分類G01K 1/14 20210101AFI20250911BHJP(測定;試験)
要約【課題】 2つのセンサの温度差を小さくすることができ冗長性を担保できる温度センサを提供すること。
【解決手段】 一対の感熱素子部2と、感熱素子部に一端が接続されたリード線3と、測定対象物にネジで固定可能なネジ取り付け部4aと一対の感熱素子部2が取り付けられた素子設置部4bとを有した圧着端子4とを備えている。また、ネジ取り付け部が、ネジが挿通可能なネジ取付用の円形取り付け孔4cを備え、円形取り付け孔の中心が、圧着端子の中心軸AX上に配置され、ネジ取り付け部が、圧着端子の中心軸上に設けられ、一対の感熱素子部が、ネジ取り付け部からの距離が互いに同じであると共に圧着端子の中心軸に対して左右対称の位置に配されていることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対の感熱素子部と、
前記感熱素子部に一端が接続されたリード線と、
測定対象物にネジで固定可能なネジ取り付け部と前記一対の感熱素子部が取り付けられた素子設置部とを有した圧着端子とを備えていることを特徴とする温度センサ。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
請求項1に記載の温度センサにおいて、
前記ネジ取り付け部が、前記ネジが挿通可能なネジ取付用の円形取り付け孔を備え、
前記円形取り付け孔の中心が、前記圧着端子の中心軸上に配置され、
前記一対の感熱素子部が、前記ネジ取り付け部からの距離が互いに同じであると共に前記圧着端子の中心軸に対して左右対称の位置に配されていることを特徴とする温度センサ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の温度センサにおいて、
前記一対の感熱素子部が、同じ前記素子設置部上で互いに離間して配置されていることを特徴とする温度センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測定対象物への取り付けが容易で、冗長性に優れた温度センサに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、温度センサとして、チップサーミスタやフレークサーミスタ等のサーミスタ素子を圧着端子に取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1)。
この温度センサでは、いわゆるR端子である圧着端子にネジ止め取り付けが可能な円環部が設けられているので、この部分にネジを挿通させた状態で測定対象物の雌ネジ部等に螺着させることで、温度センサを測定対象物に容易にネジ止めすることができる。
【0003】
従来、このような圧着端子を備えた同一特性の温度センサを2つ使用して測定対象物に取り付け、一方の温度センサが故障した際に他方の温度センサがバックアップとして機能するように冗長性を担保した取付方法が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-124125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
従来の冗長性を考慮して測定対象物に取り付けられた一対の温度センサでは、2つの温度センサの圧着端子をネジで測定対象物にそれぞれ締結した際に、互いに取り付けに差が生じると、2つの温度センサの受熱性に差が出ることで温度差が生じ、高精度の電気特性を有した一対の温度センサを使用しても、冗長性を担保することが困難になるという問題があった。
【0006】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、2つのセンサの温度差を小さくすることができ冗長性を担保できる温度センサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係る温度センサは、一対の感熱素子部と、前記感熱素子部に一端が接続されたリード線と、測定対象物にネジで固定可能なネジ取り付け部と前記一対の感熱素子部が取り付けられた素子設置部とを有した圧着端子とを備えていることを特徴とする。
【0008】
この温度センサでは、測定対象物にネジで固定可能なネジ取り付け部と一対の感熱素子部が取り付けられた素子設置部とを有した圧着端子を備えているので、一対の感熱素子部が同じ一つの圧着端子に設置されていることで、一対の感熱素子部が同一熱環境となり、温度差がほとんど無くなる。したがって、一方の感熱素子部が機能を失っても他方の感熱素子部で同等の温度計測を維持することが可能になり、冗長性を担保することができる。
【0009】
第2の発明に係る温度センサは、第1の発明において、前記ネジ取り付け部が、前記ネジが挿通可能なネジ取付用の円形取り付け孔を備え、前記円形取り付け孔の中心が、前記圧着端子の中心軸上に配置され、前記一対の感熱素子部が、前記ネジ取り付け部からの距離が互いに同じであると共に前記圧着端子の中心軸に対して左右対称の位置に配されていることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、一対の感熱素子部が、ネジ取り付け部からの距離が互いに同じであると共に圧着端子の中心軸に対して左右対称の位置に配されているので、一対の感熱素子部が熱対称の位置にあることで、一対の感熱素子部の温度差をより低減することができる。
【0010】
第3の発明に係る温度センサは、第1又は第2の発明において、前記一対の感熱素子部が、同じ前記素子設置部上で互いに離間して配置されていることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、一対の感熱素子部が、同じ素子設置部上で互いに離間して配置されているので、一対の感熱素子部が互いに離れていることで、一方が衝撃等で破損しても一方から離間している他方の損傷を抑えることが可能になる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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