TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025106502
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-15
出願番号2025065069,2021528175
出願日2025-04-10,2020-06-12
発明の名称アスコルビン酸及び/又はその塩を含有する外用組成物
出願人ロート製薬株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類A61K 8/60 20060101AFI20250708BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】アスコルビン酸又はその塩と、第一級アミン又は第二級アミンであるアミノ酸や低分子のペプチドとを含有しながら、保存時の着色が抑えられた外用組成物を提供する。
【解決手段】(A)アスコルビン酸又はその塩;(B)第一級アミン又は第二級アミンであるアミノ酸、アミノ酸残基数10以下のペプチド、及びこれらの塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上;(C)1,3-プロパンジオール、プロピレングリコール、エトキシジグリコール、及びポリエチレングリコールからなる群より選ばれる1種又は2種以上;並びに(D)水を含有する、外用組成物を調製する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)アスコルビン酸又はその塩;
(B)第一級アミン又は第二級アミンであるアミノ酸、アミノ酸残基数10以下のペプチド、及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上;
(C)1,3-プロパンジオール、プロピレングリコール、エトキシジグリコール、及びポリエチレングリコールからなる群より選ばれる1種又は2種以上;並びに
(D)水
を含有する、外用組成物。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
(B)成分が、第一級アミン又は第二級アミンであるα-アミノ酸、アミノ酸残基数10以下のペプチド、及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上である、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項3】
(B)成分が、グリシン、セリン、スレオニン、アラニン、バリン、システイン、メチオニン、シトルリン、アルギニン、リジン、ヒスチジン、オルニチン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、4-ヒドロキシプロリン、N-メチルグリシン、N-アセチルセリン、N-アセチルシステイン、グルタチオン、テトラペプチド-5及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上である、請求項1又は2に記載の外用組成物。
【請求項4】
(A)成分の含有量が、1~50質量%である、請求項1~3のいずれか一項に記載の外用組成物。
【請求項5】
(B)成分の含有量が、0.0001~1質量%である、請求項1~4のいずれか一項に記載の外用組成物。
【請求項6】
(C)成分の含有量が、25質量%以上である、請求項1~5のいずれか一項に記載の外用組成物。
【請求項7】
(A)成分の総含有量1質量部に対して(D)成分が、0.01~20質量部である、請求項1~6のいずれか一項に記載の外用組成物。
【請求項8】
さらに低級アルコール、ブチレングリコール又はそれらの組み合わせを含有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の外用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アスコルビン酸及び/又はその塩を含有する外用組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
アスコルビン酸は、第一級アミン又は第二級アミンであるアミノ酸や低分子のペプチドと化学反応し、褐色物質(メラノイジン)を生成して着色することが知られている。この反応は、アミノカルボニル反応又はメイラード反応と呼ばれる。そのため、アスコルビン酸又はその塩と、第一級アミン又は第二級アミンであるアミノ酸や低分子ペプチドとの相性が悪いことが知られている。
【0003】
そこで外用組成物においては、アスコルビン酸とそのようなアミノ酸又は低分子ペプチドを組み合わせることを避けるか、アスコルビン酸に代えてメイラード反応を起こしにくいアスコルビン酸誘導体を使用するのが通常である。そのようなアスコルビン酸誘導体として、例えば特許文献1には、アスコルビン酸2-グルコシドが見出されたことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2006/022174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、アスコルビン酸又はその塩と、第一級アミン又は第二級アミンであるアミノ酸又は低分子ペプチドとを含有しながら、保存時の着色が抑えられた外用組成物を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討した結果、(A)アスコルビン酸又はその塩、(B)第一級アミン又は第二級アミンであるアミノ酸、アミノ酸残基数10以下のペプチド、及びこれらの塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上に、(C)1,3-プロパンジオール、プロピレングリコール、エトキシジグリコール、及びポリエチレングリコールからなる群より選ばれる1種又は2種以上、を加えることによって、(A)成分と(B)成分による経時的な着色が抑えられた外用組成物が得られることを見出し、本発明に至った。
【0007】
すなわち、本発明は、以下の外用組成物を提供する。
項1.
(A)アスコルビン酸又はその塩;
(B)第一級アミン又は第二級アミンであるアミノ酸、アミノ酸残基数10以下のペプチド、及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上;
(C)1,3-プロパンジオール、プロピレングリコール、エトキシジグリコール、及びポリエチレングリコールからなる群より選ばれる1種又は2種以上;並びに
(D)水
を含有する、外用組成物。
項2.
(B)成分が、第一級アミン又は第二級アミンであるα-アミノ酸、アミノ酸残基数10以下のペプチド、及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上である、項1に記載の外用組成物。
項3.
(B)成分が、グリシン、セリン、スレオニン、アラニン、バリン、システイン、メチオニン、シトルリン、アルギニン、リジン、ヒスチジン、オルニチン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、4-ヒドロキシプロリン、N-メチルグリシン、N-アセチルセリン、N-アセチルシステイン、グルタチオン、テトラペプチド-5及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上である、項1又は2に記載の外用組成物。
項4.
(A)成分の含有量が、1~50質量%である、項1~3のいずれか一項に記載の外用組成物。
項5.
(B)成分の含有量が、0.0001~1質量%である、項1~4のいずれか一項に記載の外用組成物。
項6.
(C)成分の含有量が、25質量%以上である、項1~5のいずれか一項に記載の外用組成物。
項7.
(A)成分の総含有量1質量部に対して(D)成分が、0.01~20質量部である、項1~6のいずれか一項に記載の外用組成物。
項8.
さらに低級アルコール、ブチレングリコール又はそれらの組み合わせを含有する、項1~7のいずれか一項に記載の外用組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明の外用組成物は、経時的な着色が抑えられ、安定性に優れる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書において、含有量の単位「質量%」は、「g/100g」と同義である。
【0010】
本発明の外用組成物は、(A)アスコルビン酸又はその塩、(B)第一級アミン又は第二級アミンであるアミノ酸、アミノ酸残基数10以下のペプチド、及びこれらの塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上、(C)1,3-プロパンジオール、プロピレングリコール、エトキシジグリコール、及びポリエチレングリコールからなる群より選ばれる1種又は2種以上、並びに(D)水を含有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

合同会社レビアスファーマ
粒子およびその製造方法
14日前
個人
健康器具
5か月前
個人
歯茎みが品
6か月前
個人
短下肢装具
17日前
個人
鼾防止用具
5か月前
個人
塗り薬塗り具
8か月前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
導電香
6か月前
個人
マッサージ機
6か月前
個人
前腕誘導装置
21日前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
嚥下鍛錬装置
1か月前
個人
白内障治療法
4か月前
個人
洗井間専家。
4か月前
個人
ホバーアイロン
4か月前
個人
バッグ式オムツ
1か月前
個人
歯の修復用材料
1か月前
個人
染毛方法
8か月前
個人
収納容器
7か月前
個人
片足歩行支援具
6か月前
個人
矯正椅子
2か月前
個人
健康器具
8か月前
個人
クリップ
6か月前
三生医薬株式会社
錠剤
4か月前
個人
口内洗浄具
5か月前
個人
歯の保護用シール
2か月前
個人
車椅子持ち上げ器
4か月前
個人
眼科診療車
7か月前
個人
シャンプー
3か月前
個人
陣痛緩和具
1か月前
個人
哺乳瓶冷まし容器
15日前
株式会社コーセー
美爪料
6か月前
個人
性行為補助具
7日前
株式会社結心
手袋
5か月前
個人
除菌システム
6か月前
個人
服薬支援装置
4か月前
続きを見る