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公開番号2025106497
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-15
出願番号2025064918,2023541116
出願日2025-04-10,2022-11-18
発明の名称表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルおよびその製造方法
出願人スモール’ラボ カンパニー リミテッド
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61M 37/00 20060101AFI20250708BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】体内滞留持続性が向上し、徐放性効果に優れていて、持続的な薬物投与が必要な疾患の治療に用いるのに適した表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】薬物が封入されている表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルの製造方法であって、方法は、a)溶解性材料を水に溶解し、第1溶液を形成する段階と、b)薬物を含有する表面改質ミクロスフェアを製造する段階と、c)第1溶液と前記表面改質ミクロスフェアを混合し、均質化させて、混合溶液を作る段階と、d)陰刻のマイクロニードルモールドに前記混合溶液を充填する段階と、e)充填された混合溶液を乾燥させて、モールドから分離する段階を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
薬物が封入されている表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルの製造方法であって、前記方法は、
a)溶解性材料を水に溶解し、第1溶液を形成する段階と、
b)薬物を含有する表面改質ミクロスフェアを製造する段階と、
c)第1溶液と前記表面改質ミクロスフェアを混合し、均質化させて、混合溶液を作る段階と、
d)陰刻のマイクロニードルモールドに前記混合溶液を充填する段階と、
e)充填された混合溶液を乾燥させて、モールドから分離する段階を含んで、
前記溶解性材料は、アルギン酸、ヒアルロン酸、デキストラン、セルロース、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリビニルアルコール(PVA)、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ポリアルコール、シクロデキストリン、デキストリン、トレハロース、スクロース、ラクトース、マンニトール、キシリトールおよびこれらの混合物から選択されるいずれかであり、
段階b)で表面改質ミクロスフェアは、i)薬物および界面活性生分解性高分子を有機溶媒に溶解し、油相を準備する段階と;ii)水溶性高分子が溶解した水相に前記油相を混合し、水中油エマルジョンを形成する段階と;iii)前記水中油エマルジョンから溶媒を800~1,000rpmの撹拌下に蒸発させて、表面が改質されたミクロスフェアを得る段階と;を含む方法によって製造され、
前記界面活性生分解性高分子は、ポリ乳酸-グリコール酸共重合体(PLGA)であり、
前記水溶性高分子は、ポリビニルアセテート(PVA)であり、
前記表面改質ミクロスフェアは、ディンプル(dimple)構造の表面を有する生分解性ミクロスフェアであり、
前記マイクロニードルは、皮膚内で溶解性であり、向上した体内滞留持続性を有する、方法。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
段階ii)で、混合は、5,000~12,000rpmで行われる、請求項1に記載の薬物が封入されている表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルの製造方法。
【請求項3】
段階i)で、薬物と界面活性生分解性高分子の混合物に対して、有機溶媒は、1:10~1:30(w/v)の混合比で混合される、請求項1に記載の薬物が封入されている表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルの製造方法。
【請求項4】
段階c)で、第1溶液100重量部に対して表面改質ミクロスフェアを0.1~20重量部で混合する、請求項1に記載の薬物が封入されている表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルの製造方法。
【請求項5】
前記溶解性材料は、アルギン酸およびトレハロースの混合物である、請求項1に記載の薬物が封入されている表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルの製造方法。
【請求項6】
前記薬物は、タクロリムスである、請求項1に記載の薬物が封入されている表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルの製造方法。

発明の詳細な説明【発明の詳細な説明】
【0001】
〔技術分野〕
本発明は、表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルおよびその製造方法に関し、より詳細には、体内滞留持続性が向上し、徐放性効果に優れていて、持続的な薬物投与が必要な疾患の治療に用いるのに適した、表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
〔背景技術〕
皮膚を介して薬物を伝達することは、その使用便利性によって、多様な分野および形態で用いられている。このような皮膚を通過する薬物は、主に皮膚を介して体循環系(systemic circulation)に伝達させるためのものであるが、その他にも、アトピー治療剤、にきび治療剤、皮膚病治療剤などの薬物は、皮膚自体の器官に伝達させようとする目的にも用いられる。このような便利性および機能性にもかかわらず、皮膚の構造上、薬物を皮膚を通過して伝達することには多くの困難が存在し、皮膚を通過する薬物を開発することが容易ではない。皮膚の角質層は、ケラチンが豊富な角質細胞からなるブリック(brick)構造と、このような角質細胞の間をセラミド、脂肪酸、または、ワックスなどのような脂質で充填したモルタル(mortar)構造からなる。このような構造は、障壁として役割をし、物質透過性が非常に低い特性を有することとなる。500Da以下の低分子構造成分のみが拡散方式によって皮膚内に伝達され得、脂質親和性に優れた物質のみが皮膚を通過することができる。
【0003】
これを克服するために、マイクロニードル(microneedle)などの新しいシステムが開発されており、マイクロニードルは、付属装備なしでパッチ形態で適用することができ、日常生活で手軽に適用することができるという利点がある。そのうち、マイクロニードルパッチは、複数のマイクロニードルがパッチ内に付着しており、マイクロニードルが皮膚の表面に小さい孔を突設して薬物を伝達する方式である。
【0004】
最近、生分解性高分子を基礎とする溶解性マイクロニードルが開発され、マイクロニードルが皮膚内に浸透した後、体内で生分解されることにより、効能物質が皮膚内に溶出される方式が開発されている(韓国特許登録第10-2234446号)。このように、溶解性マイクロニードルにより皮膚内に挿入された効能物質は、皮膚弾性によって皮下から離脱し、体内滞留持続性が低下する問題点がある。効能物質が長期間にわたって薬効が発効される必要がある徐放性薬物の場合は、特に体内滞留持続性が高い必要性がある。
【0005】
したがって、体内滞留持続性が向上し、徐放性効果に優れていて、持続的な薬物投与が必要な疾患の治療に用いるのに適したマイクロニードルの開発が要求されている。
【0006】
〔発明の概要〕
〔発明が解決しようとする課題〕
これより、本発明者らは、従来技術における要求に応えるために継続的に研究した結果、薬物を含む表面が改質されたミクロスフェアを用いて製造されたマイクロニードルの場合、驚くべきことに、体内滞留持続性が向上し、徐放性効果に優れていて、持続的な薬物投与が必要な疾患の治療に用いるのに適していることを確認し、本発明を完成するに至った。
【0007】
したがって、本発明の目的は、表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルの製造方法を提供することにある。
【0009】
本発明のさらに他の目的は、前記マイクロニードルを含むマイクロニードル経皮パッチを提供することにある。
【0010】
〔課題を解決するための手段〕
上記本発明の目的を達成するために、薬物を含有する表面改質ミクロスフェアを含むマイクロニードルを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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