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公開番号2025105848
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2025074343,2020192148
出願日2025-04-28,2020-11-19
発明の名称リソソーム活性促進剤
出願人ポーラ化成工業株式会社
代理人弁理士法人みなとみらい特許事務所
主分類A61K 36/232 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】新規なリソソーム活性促進剤を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、セリ科(Apiaceae)シシウド属(Angelica)に属する植物の抽出物を有効成分とする、線維芽細胞のリソソーム活性促進剤である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
セリ科(Apiaceae)シシウド属(Angelica)に属する植物の抽出物を有効成分とする、線維芽細胞のリソソーム活性促進剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、線維芽細胞におけるリソソーム活性促進剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
リソソームは、真核生物が持つ細胞小器官の一つであり、内部に加水分解酵素を持つ細胞内消化の場である。エンドサイトーシスやオートファジーによって膜内に取り込まれた生体高分子はリソソームにおいて分解され、分解物のうち有用なものは、細胞質に吸収され再利用され、不用物はエキソサイトーシスによって細胞外に廃棄されるか、残余小体として細胞内に留まる。
【0003】
リソソームの活性は種々の疾患に関わっていることが知られている。代表的な疾患としては、リソソーム蓄積症が知られている。リソソーム蓄積症は、多くの場合リソソーム内で働く加水分解酵素の欠損または変異によって当該酵素の基質が分解されずに沈着物として細胞内に蓄積することによって発症する。リソソーム蓄積症には、広範な臨床的不均一性および生物学的多様性があり、脂質蓄積症、ムコ多糖症、ムコ脂質症、および糖タンパク質蓄積症が含まれる(特許文献1及び2参照)。
【0004】
そこで、近年、リソソーム活性を向上させる成分の探索がなされており、イネ科(Poaceae)ジュズダマ属(Coix)に属する植物の抽出物、カバノキ科(Betulaceae)カバノキ属(Betula)に属する植物の抽出物が、リソソーム活性を促進することが知られている(特許文献3)。
【0005】
他方、ケラチノサイト内におけるリソソーム活性を向上させメラノソームタンパク質の分解を促進することにより美白効果が得られることが知られている(特許文献4、非特許文献1及び2)。
【0006】
また、リソソーム内酵素であるカテプシンB1、Dがコラーゲンを分解すること(非特許文献3)、ヒアルロン酸がリソソーム内に取り込まれ分解されること(非特許文献4)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特表2014-517015号公報
特表2014-523881号公報
特開2017-206468号公報
特開2015-10071号公報
【非特許文献】
【0008】
富士フイルム株式会社、“シミの原因となるメラニン色素が表皮細胞内で分解される現象を実証 美白有用成分「AMA(エーエムエー)」にメラニン色素分解促進効果を確認”、[online]、2013年11月28日、[令和2年9月9日検索]、インターネット〈URL:https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1385607762.pdf〉
富士フイルム株式会社、“タンパク質分解酵素「カテプシンV」がシミの原因となるメラニン色素を含むメラノソームの分解に関与することを発見 米ぬか脂質に含有される「オリザノール」が、メラノソームの分解を促すことを確認”、[online]、2015年11月5日、[令和2年9月9日検索]、インターネット〈URL:https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1446691328.pdf〉
Biochem.J.(1974)137,387-398
Matrix Biol.2002Jan;21(1):15-23.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述したようにリソソームは種々の疾患に関連しており、その活性を向上させ得る成分の開発が望まれている。そこで、本発明は、新規なリソソーム活性促進剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決する本発明は、セリ科(Apiaceae)シシウド属(Angelica)に属する植物の抽出物を有効成分とする、線維芽細胞のリソソーム活性促進剤である。
本発明の線維芽細胞のリソソーム活性促進剤は、リソソームの活性低下に起因する疾患の治療又は予防や、リソソームの活性に関連する生体機能向上、特に皮膚状態の改善に有用である。
(【0011】以降は省略されています)

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