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公開番号2025104877
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223032
出願日2023-12-28
発明の名称吸収性物品
出願人王子ホールディングス株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61F 13/494 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、装着作業が容易な吸収性物品を提供することを目的とする。
【解決手段】吸収性物品は、着用者の前後方向に対応する長手方向に沿った長さと、長手方向に直交する幅方向に沿った長さと、着用者の股下に対応する領域に少なくとも配置され、液体を吸収する吸収コアを有する吸収体と、吸収体の肌面側に配置された透水性シートと、透水性シートの肌面側に且つ幅方向の両側に配置され、液体の漏れを防ぐ防漏壁を形成し、幅方向の内側が長手方向に延在する折り返し線に沿って肌面側に折り返され、長手方向外側において折り返し線よりも幅方向内側が透水性シートと接続された固定部と、防漏壁の自由端部側に伸長状態で長手方向に延在するように接着された弾性部材と、を有する一対の防漏壁形成シートと、固定部と固定部の幅方向内側において、透水性シートから吸収コアの間に積層されたシート間が非接着である非接着部と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
着用者の前後方向に対応する長手方向に沿った長さと、
前記長手方向に直交する幅方向に沿った長さと、
前記着用者の股下に対応する領域に少なくとも配置され、液体を吸収する吸収コアを有する吸収体と、
前記吸収体の肌面側に配置された透水性シートと、
前記透水性シートの肌面側に且つ前記幅方向の両側に配置され、液体の漏れを防ぐ防漏壁を形成し、前記幅方向の内側が前記長手方向に延在する折り返し線に沿って前記肌面側に折り返され、前記長手方向外側において前記折り返し線よりも前記幅方向内側が前記透水性シートと接続された固定部と、前記防漏壁の自由端部側に伸長状態で前記長手方向に延在するように接着された弾性部材と、を有する一対の防漏壁形成シートと、
前記固定部及び前記固定部の前記幅方向内側において、前記透水性シートから前記吸収コアの間に積層されたシート間が非接着である非接着部と、を備える、
吸収性物品。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記非接着部は、積層されたシート間が仮接着されている仮接着部が剥がれることによって形成される、
請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記仮接着部の剥離強度は、前記防漏壁による前記透水性シートの引っ張り力よりも小さい、
請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記吸収コアは、パルプ繊維を含み、
前記仮接着部は、前記吸収コアと前記吸収コアの肌面側のシートを仮接着することによって形成される、
請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項5】
前記非接着部は、前記着用者の腹側に配置される、
請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記非接着部は、前記着用者の背側に配置される、
請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項7】
前記弾性部材の収縮力は、前記着用者の背側よりも前記着用者の腹部側において強い、
請求項1から6の何れか一項に記載の吸収性物品。
【請求項8】
前記弾性部材の収縮領域は、前記着用者の背側よりも前記着用者の腹部側に偏っている、
請求項1から6の何れか一項に記載の吸収性物品。
【請求項9】
前記固定部の前記長手方向の外側の領域には、前記弾性部材は延在しておらず、
前記固定部の前記長手方向の外側の領域に対して前記幅方向に対応する領域には、前記吸収体は延在せず、前記透水性シートと前記吸収体の非肌面側に配置された非透水性シートと前記固定部とを接合した外縁部が配置されている、
請求項1から6の何れか一項に記載の吸収性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
使い捨ておむつや、吸収性パッド、生理用品等の吸収性物品が開発されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-137455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
吸収性物品は、防漏壁によって着用者が排出した排出液や軟便の移動を阻害し、横漏れを抑制する。しかしながら、防漏壁を起立させるため、防漏壁の収縮率を高めると、吸収性物品の長手方向端部が長手方向中央側へ倒れてしまい、装着作業に手間がかかる虞がある。
【0005】
本発明は、装着作業が容易な吸収性物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る吸収性物品は、
着用者の前後方向に対応する長手方向に沿った長さと、
前記長手方向に直交する幅方向に沿った長さと、
前記着用者の股下に対応する領域に少なくとも配置され、液体を吸収する吸収コアを有する吸収体と、
前記吸収体の肌面側に配置された透水性シートと、
前記透水性シートの肌面側に且つ前記幅方向の両側に配置され、液体の漏れを防ぐ防漏壁を形成し、前記幅方向の内側が前記長手方向に延在する折り返し線に沿って前記肌面側に折り返され、前記長手方向外側において前記折り返し線よりも前記幅方向内側が前記透水性シートと接続された固定部と、前記防漏壁の自由端部側に伸長状態で前記長手方向に延在するように接着された弾性部材と、を有する一対の防漏壁形成シートと、
前記固定部と前記固定部の前記幅方向内側において、前記透水性シートから前記吸収コアの間に積層されたシート間が非接着である非接着部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、装着作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る吸収性パッドの外観斜視図である。
図2は、実施形態に係る吸収性パッドの分解斜視図である。
図3は、実施形態に係る吸収性パッドの平面図である。
図4は、実施形態に係る吸収性パッドの断面図(その1)である。
図5は、実施形態に係る吸収性パッドの断面図(その2)である。
図6は、実施形態に係る吸収性パッドに設けられたポケット領域を示した図である。
図7は、流通状態における吸収性パッドを示した図である。
図8は、変形例に係る吸収性パッドの平面図である。
図9は、変形例に係る吸収性パッドの前身頃領域の立ち上がりを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0010】
<実施形態>
本実施形態では、使い捨ての吸収性パッド(本願でいう「吸収性物品」の一例である)について、着用者の腹部に対向して配置される前身頃と背部に対向して配置される後身頃とを結ぶ方向を長手方向とする。これらの前身頃(長手方向の一側)と後身頃(長手方向の他側)との間(長手方向の中央)には、着用者の股下に配置(股間に対向して配置)される股下部が連接して位置している。また、吸収性パッドが着用者に装着された状態(以下、「装着状態」と略称する)において、着用者の肌に向かう側(装着状態で内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(装着状態で外側)を非肌面側とする。更に、肌面側と非肌面側とを結ぶ方向を厚み方向とし、長手方向と厚み方向の何れにも直交する方向を幅方向とする。そのほか、厚み方向から視ることを平面視とする。吸収性パッドは、長手方向に沿った長さと、長手方向に直交する幅方向に沿った長さとを有する。また、本願で用いる方向に関する用語は、吸収性パッドが着用者に装着された状態において該着用者の前後左右に一致する方向を意味するものとする。例えば、本願で左右方向という場合、吸収性パッドが着用者に装着された状態において該着用者の左右に一致する方向を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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