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公開番号
2025104689
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222670
出願日
2023-12-28
発明の名称
塗料組成物
出願人
日本ペイント・インダストリアルコーティングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
167/00 20060101AFI20250703BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本開示は、塗料安定性が良好(粘度が適正範囲)であり、且つ、得られる塗膜の加工性及び耐久性が良好な塗料組成物の提供を目的とする。
【解決手段】本開示の塗料組成物は、
塗膜形成樹脂(A)及び架橋剤(B)を含み、
前記塗膜形成樹脂(A)は、ポリエステル樹脂(A1)を含み、
前記ポリエステル樹脂(A1)は、ポリカルボン酸とポリオールとの反応物を含み、
前記ポリカルボン酸は、ポリカルボン酸の総量100モル%中、フラン骨格を有するポリカルボン酸を20モル%以上と、ポリカルボン酸無水物を10モル%以上と、を含み、
前記ポリオールは、2価のポリオール及び3価のポリオールを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
塗膜形成樹脂(A)及び架橋剤(B)を含み、
前記塗膜形成樹脂(A)は、ポリエステル樹脂(A1)を含み、
前記ポリエステル樹脂(A1)は、ポリカルボン酸とポリオールとの反応物を含み、
前記ポリカルボン酸は、ポリカルボン酸の総量100モル%中、フラン骨格を有するポリカルボン酸を20モル%以上と、ポリカルボン酸無水物を10モル%以上と、を含み、
前記ポリオールは、2価のポリオール及び3価のポリオールを含む、塗料組成物。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記フラン骨格を有するポリカルボン酸の含有率は、ポリカルボン酸の総量100モル%中、90モル%以下である、請求項1に記載の塗料組成物。
【請求項3】
前記3価のポリオールの含有率は、ポリオールの総量100モル%中、5モル%以上30モル%以下である、請求項1に記載の塗料組成物。
【請求項4】
前記ポリエステル樹脂(A1)の酸価は、1mgKOH/g以上30mgKOH/g以下である、請求項1に記載の塗料組成物。
【請求項5】
前記ポリエステル樹脂(A1)の水酸基価は、10mgKOH/g以上150mgKOH/g以下である、請求項1に記載の塗料組成物。
【請求項6】
前記ポリエステル樹脂(A1)の重量平均分子量は、35,000以下である、請求項1に記載の塗料組成物。
【請求項7】
前記ポリエステル樹脂(A1)のガラス転移温度は、-20℃以上100℃以下である、請求項1に記載の塗料組成物。
【請求項8】
前記架橋剤(B)は、アミノ樹脂及びブロックポリイソシアネート化合物からなる群より選ばれる1種以上を含む、請求項1に記載の塗料組成物。
【請求項9】
前記架橋剤(B)の含有量は、塗膜形成樹脂(A)100質量部に対して、1質量部以上150質量部以下である、請求項1に記載の塗料組成物。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の塗料組成物を、被塗物に塗装して、塗装膜を得る塗装工程、及び、
前記塗装膜を150℃以上270℃以下の温度で硬化させて塗膜を得る硬化工程、を含む、塗膜の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、塗料組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
冷延鋼板やめっき鋼板等の金属基材に塗装を施した塗装金属板はプレコート金属板(「PCM」ともいう)とも呼ばれ、シャッター、雨戸、ドア、屋根及びサイディング等の建築部材、クーラー室外機等の電気機器類の外装材、並びに内装材等の各種の部材として用いられている。通常、プレコート金属板は、金属板の表面に、塗料組成物によって塗装を施し、塗膜を形成させた後、様々な製品へと加工される。
【0003】
このような用途の塗膜形成樹脂としては、種々のものが用いられるが、中でもポリエステル樹脂は、比較的安価であり、且つ密着性、可とう性、硬度等の諸物性に優れているため多用されている。
【0004】
現在流通しているプラスチック(合成樹脂、ポリマー)の多くは、石油由来の原料から製造されており、最終的には廃棄・焼却されることにより、大気中に温室効果ガス(GHG)が大量に排出される。これらは地球温暖化の主原因の一つであるため、近年、その対策として、GHG排出量の削減の方法が種々検討されている。塗料分野においても、主な構成要素である塗膜形成樹脂はプラスチック(合成樹脂、ポリマー)から成るため、それを再生可能な原材料を用いて製造する方法が種々検討されている。前記再生可能な原材料としては、バイオマス(特に植物)由来の原材料が注目されている。
【0005】
ポリエステル樹脂に関するバイオマス由来の原材料としては、多価カルボン酸として、コハク酸、グルタル酸、セバシン酸、アゼライン酸、フェルラ酸、カフェ酸、ダイマー酸、ダイマー酸ジオール及び2,5-フランジカルボン酸等が挙げられる。これらの中でも、2,5-フランジカルボン酸は、イソフタル酸やテレフタル酸の代替原材料として注目されている。
【0006】
特許文献1には、多価カルボン酸成分と多価アルコール成分を共重合成分とし、ポリエステル樹脂を構成する多価カルボン酸成分のうち、フラン骨格を有する多価カルボン酸成分を10モル%以上有し、ポリエステル樹脂を構成する多価アルコール成分のうち、炭素数6以上の脂環族ジオールを10~50モル%含有し、ガラス転移温度が70℃未満であるポリエステル樹脂が記載されている。
【0007】
特許文献2には、多価カルボン酸成分と多価アルコール成分を共重合成分とし、ポリエステル樹脂を構成する多価カルボン酸成分のうち、フラン骨格を有する多価カルボン酸成分を10モル%以上有し、ポリエステル樹脂を構成する多価アルコール成分が2種以上であり、ガラス転移温度が70℃以上であるポリエステル樹脂が記載されている。
【0008】
特許文献3には、多価カルボン酸成分と多価アルコール成分を共重合成分とし、ポリエステル樹脂を構成する多価カルボン酸成分のうち、フラン骨格を有する多価カルボン酸成分を10モル%以上有し、ポリエステル樹脂を構成する多価アルコール成分が2種以上であり、酸価が70eq/t以上、400eq/t以下であるポリエステル樹脂が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
国際公開第2023/157771号
国際公開第2023/157837号
国際公開第2023/157840号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
塗料分野では、塗料組成物から得られる塗膜が、適切な膜厚で所望の性能を発現することが求められ、更に外観も良好であることも求められる。そのためには、適切な固形分濃度において、適切な粘性挙動を有すること、すなわち、塗装作業性が良好であることが必要である。
(【0011】以降は省略されています)
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