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公開番号
2025104379
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222092
出願日
2023-12-28
発明の名称
油性目元用化粧料
出願人
株式会社 資生堂
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
8/25 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、油性増粘剤としてシリコーン化合物を配合することなく、十分な耐水性、耐油性及び化粧持ちを有しながら、洗浄性にも優れた油性目元用化粧料を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明に係る油性目元用化粧料は、
(A)有機変性粘土鉱物、
(B)ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリルアルキルエーテルからなる群から選ばれるポリグリセリン系界面活性剤(ただし、イソステアリン酸ポリグリセリルを除く)、及び
(C)オイルゲル化剤
を含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)有機変性粘土鉱物、
(B)ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリルアルキルエーテルからなる群から選ばれるポリグリセリン系界面活性剤(ただし、イソステアリン酸ポリグリセリルを除く)、及び
(C)オイルゲル化剤
を含む、油性目元用化粧料。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
(B)ポリグリセリン系界面活性剤が、ラウリン酸ポリグリセリル、オレイン酸ポリグリセリル、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル、ポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル、ポリグリセリンラウリルエーテルからなる群から選択される、請求項1に記載の油性目元用化粧料。
【請求項3】
(B)ポリグリセリン系界面活性剤が、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6及びポリグリセリル-4ラウリルエーテルからなる群から選択される1種又は2種のポリグリセリン脂肪酸エステルである、請求項1に記載の油性目元用化粧料。
【請求項4】
(B)ポリグリセリン系界面活性剤の配合量が油性目元用化粧料の全量に対して0.8~3質量%である、請求項1に記載の油性目元用化粧料。
【請求項5】
(C)オイルゲル化剤がデキストリン脂肪酸エステルである、請求項1に記載の油性目元用化粧料。
【請求項6】
(A)有機変性粘土鉱物と(C)オイルゲル化剤の合計配合量が油性目元用化粧料の全量に対して9~16質量%である、請求項1に記載の油性目元用化粧料。
【請求項7】
ワックスをさらに含む、請求項1に記載の油性目元用化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油性増粘剤としてシリコーン化合物を配合することなく、十分な耐水性、耐油性及び化粧持ちを発揮し、なおかつ、市販されている通常の全顔用クレンジングオイルで容易に落とすことができる油性目元用化粧料に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、油性目元用化粧料として、マスカラやアイブロウ等が知られている。マスカラは、睫毛を太く長くしたりカールさせたりすることにより目元を印象的に演出することのできる目元用化粧料であり、アイブロウ化粧料は、眉毛の色を調整したり、毛流れをセットしたり、顔全体の印象を変化させる等の効果を有する目元用化粧料である。
これらの油性目元用化粧料には、カール又はセットした状態を持続するために耐水性、耐油性及び化粧持ちの良さが求められている。そのため、撥水性が高く耐水性や耐油性に優れ、べたつきがなく軽い使用感触を実現できるシリコーン化合物を油性増粘剤として配合するのが一般的である。
【0003】
例えば、特許文献1には、油性増粘剤としてシリコーン乳化剤とシリコーン化多糖化合物とを併用することにより、シリコーン油をはじめとする油性成分に対して高い増粘効果を発揮し、べたつきがなく良好な使用感を有する油性組成物が得られることが記載されている。化粧料の例としてマスカラ化粧料が開示されており、のびが軽く睫毛に付きやすく、べたつきがない使用感であるうえ、2次転写しにくく、化粧持ちがよいことが記載されている。
【0004】
また、特許文献2には、特定のシリコーン化多糖化合物、シリコーン乳化剤、有機変性粘土鉱物、炭酸エステルおよびワックスを含有する油性化粧料が、付着性に優れ、繊維を配合しなくても睫毛を長く見せる効果に優れ、自然な仕上がり感を付与することが記載されている。実施例の睫毛用化粧料は、塗布性に優れ、ロングラッシュ効果を示し、十分な増粘効果も得られることが記載されている。
【0005】
しかし、シリコーン化合物を含有する油性目元用化粧料は耐水性・耐油性に優れるがゆえに、クレンジング料や洗顔料で落ちにくく、専用のポイントメーキャップリムーバーを用いないと落ちない場合がある。
さらに、シリコーン化合物は生分解性ではないため、環境中に長期間蓄積され、環境を汚染し生態系を乱すリスクがあることが懸念されている。近年では、シリコーン化合物を配合しない「シリコーンフリー」あるいは「ノンシリコーン」と呼ばれる化粧料が注目されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-218468号公報
特開2014-221721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、油性増粘剤としてシリコーン化合物を配合することなく、十分な耐水性、耐油性、及び、化粧持ちを有しながら、洗浄性にも優れた油性目元用化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、前記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、有機変性粘土鉱物、特定のポリグリセリン系界面活性剤、及び、オイルゲル化剤を用いることにより、油性増粘剤としてシリコーン化合物を配合した場合に劣らない十分な耐水性、耐油性及び化粧持ちを発揮すると同時に、市販されている通常の全顔用クレンジングオイルで容易に落とすことができる油性目元用化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、
(A)有機変性粘土鉱物、
(B)ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリルアルキルエーテルからなる群から選ばれるポリグリセリン系界面活性剤(ただし、イソステアリン酸ポリグリセリルを除く)、及び
(C)オイルゲル化剤
を含む、油性目元用化粧料を要旨とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る油性目元用化粧料は、上記構成とすることにより、シリコーン系の油性増粘剤を配合しなくても、十分な耐水性、耐油性、化粧持ちを有することに加えて、優れた洗浄性を発揮することができる。そのため、専用のポイントメーキャップリムーバーを用いるまでもなく、市販されている通常の全顔用クレンジングオイルで容易に落とすことができる。
また、本発明の油性目元用化粧料はシリコーン系の油性増粘剤を配合しないことから、シリコーンフリー(またはノンシリコーン)の化粧料を実現することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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