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公開番号
2025104209
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2024101164,2023221876
出願日
2024-06-24,2023-12-27
発明の名称
水性プライマー組成物、包装材用積層体及び包装材用積層体の製造方法
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250702BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、紙基材及びインキ層への転移性、レベリング性に優れる水性プライマー組成物であって、活性エネルギー線硬化組成物を当該水性プライマー層上に塗工した際の耐モットリング性(光沢ムラ)に優れる水性プライマー組成物、並びに、美粧外観(艶消し性)に優れる包装材用積層体を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、紙基材、プライマー層及び活性エネルギー線硬化層を順次有する包装材用積層体の、前記プライマー層を形成するための水性プライマー組成物であって、
バインダー樹脂、体質顔料及び水系溶剤を含む、水性プライマー組成物に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
紙基材、プライマー層及び活性エネルギー線硬化層を順次有する包装材用積層体の、前記プライマー層を形成するための水性プライマー組成物であって、
バインダー樹脂、体質顔料及び水系溶剤を含む、水性プライマー組成物。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
表面張力が、24~38mN/mである、請求項1に記載の水性プライマー組成物。
【請求項3】
プライマー層の表面自由エネルギーが、24~40dyne/cmである、請求項1又は2に記載の水性プライマー組成物。
【請求項4】
水系溶剤が、親水性有機溶剤を含む、請求項1又は2に記載の水性プライマー組成物。
【請求項5】
水性プライマー組成物の粘度が、50~2500mPa・sである、請求項1又は2に記載の水性プライマー組成物。
【請求項6】
バインダー樹脂が、水性アクリル樹脂(A)、水性ウレタン樹脂(B)、及び水性ポリエステル樹脂(C)からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1又は2に記載の水性プライマー組成物。
【請求項7】
体質顔料が、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム及びタルクからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1又は2に記載の水性プライマー組成物。
【請求項8】
体質顔料の平均粒子径が、1~10μmである、請求項1又は2に記載の水性プライマー組成物。
【請求項9】
親水性有機溶剤の沸点が、70~90℃である、請求項4に記載の水性プライマー組成物。
【請求項10】
フレキソ又はグラビア印刷用である、請求項1又は2に記載の水性プライマー組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水性プライマー組成物、包装材用積層体及び包装材用積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【0002】
より具体的には、紙基材、プライマー層及び活性エネルギー線硬化層を順次有する包装材用積層体の、前記プライマー層を形成するための水性プライマー組成物、前記包装材用積層体及び前記包装材用積層体の製造方法に関する。
【背景技術】
【0003】
近年、紙基材(紙器ともいう)を用いたパッケージの分野では、印刷物への耐久性や美粧性を付与する目的で、各種基材に対しカラーインキを印刷後、トップコーティングニスを塗工する研究が盛んに行われている。紙器パッケージに関しては、印刷後、店頭へ陳列された際、美粧上、光沢性を求められる場合と艶消し(マット性)とを要求される場合がある。特に、近年、艶消し効果を施す印刷物の需要は増加している。また、紙器パッケージ分野においては、特に、高級な化粧品などの包装にも用いられるため、印刷物の外観(美粧性)品質は高級感の演出による顧客の購買意欲に影響を及ぼすことから、その品質を担保することが極めて重要である。なお、トップコーティングニス以外にも、オーバープリント(OP)ニスなどの表記もあるが、トップコーティングニスと同義で用いられる。
【0004】
また、トップコーティングニスとしての機能としては、印刷物の光沢性や艶消し(マット)性などの外観だけでなく、印刷絵柄部分を保護するための耐久性も同時に求められることから、皮膜強度に優れた活性エネルギー線硬化型のコーティング塗液が広く活用されている。
【0005】
そして、艶消し効果を有するトップコーティングニスとしては、塗液中に種々の微粒子が添加されている場合が多く、乾燥あるいは硬化した塗膜表面に存在している微粒子により、凹凸が形成、その界面で光が拡散反射することでマット感を付与している。一方、基材が紙基材の場合、トップコーティングニス中の溶剤や低分子成分、樹脂成分などが基材に染み込んだり、印刷時の転移やレベリング不良により、微粒子が多く存在する箇所と、あまり存在しない箇所がパターンのように形成されたりすることで光沢値のムラが発生、印刷外観ムラ(モットリング)が問題となる。
【0006】
上記問題にして、従来からトップコーティングニスの紙基材への染み込み抑制を目的とし、トップコーティング層の下にプライマー層が設けられることが多いが、特に、作業環境負荷の軽減及び、近年の各国の化学物質管理規制強化や地球環境保護の観点から、有機溶剤を使用した油性タイプではなく、水性タイプのプライマー(水性プライマー)への要求が依然として高い。なお、プライマー以外にも、アンカーニス、目止めニスなどの表記もあるがいずれもプライマーと同義で用いられる。
【0007】
特許文献1には、紙基材上に印刷した水性印刷インキ層上に、ガラス転移温度が5℃のスチレン-ブタジエンゴムエマルションを含有する水性アンカーニスを塗工したのち、活性エネルギー線硬化型のオーバープリントニスを塗工する積層体が提案されている。
【0008】
また、特許文献2には、繊維質基材上にベタ着色層、アクリルポリオールとイソシアネートからなる2液硬化型ウレタン樹脂によるプライマー層を順次積層したのち、表面保護層を積層する方法が提案されている。しかしながら、特許文献1及び2は、インキ層上での水性プライマーの転移性やレベリング性、及び水性プライマー層への活性エネルギー線硬
化組成物の転移やレベリング性、艶消し性(マット感)に課題が残るものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2007-45962号公報
特開2005-89932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、紙基材及びインキ層への転移性、レベリング性に優れる水性プライマー組成物であって、活性エネルギー線硬化組成物を当該水性プライマー層上に塗工した際の耐モットリング性(光沢ムラ)に優れる水性プライマー組成物、並びに、美粧外観(艶消し性)に優れる包装材用積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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