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公開番号2025102863
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2025053836,2021141517
出願日2025-03-27,2021-08-31
発明の名称作業車両
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類B60R 11/02 20060101AFI20250701BHJP(車両一般)
要約【課題】キャビンの上方に位置する測位装置が障害物と接触して損傷する虞を低減するとともに、ユーザの作業負担を軽減する作業車両を提供する。
【解決手段】作業車両としてのトラクタ1は、車体と、車体に搭載され、ルーフ70を有するキャビン7と、キャビン7の上方に位置し、測位衛星から送信される信号に基づいて、車体の位置を検出する測位装置としてのアンテナユニット50と、を備える。ルーフ70は、前後方向の最前部に位置するルーフ前端70Fを有する。ルーフ70は、ルーフ前端70Fよりも後方に向かって高くなるよう傾斜する。上記測位装置の位置は、ルーフ前端70Fよりも高く、かつ、少なくともルーフ70の一部よりも低い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体に搭載され、ルーフを有するキャビンと、を備える作業車両であって、
前記キャビンの上方に位置し、測位衛星から送信される信号に基づいて、前記車体の位置を検出する測位装置を備え、
前記ルーフは、
前後方向の最前部に位置するルーフ前端を有し、
前記ルーフは、前記ルーフ前端よりも後方に向かって高くなるよう傾斜し、
前記測位装置の位置は、前記ルーフ前端よりも高く、かつ、少なくとも前記ルーフの一部よりも低い、作業車両。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記測位装置は、受信部としてGNSSアンテナを有し、
前記GNSSアンテナの位置は、少なくとも前記ルーフの一部よりも低い、請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記測位装置は、ルーフ最上端よりも前方に位置する、請求項1または2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記測位装置を支持する支持機構をさらに備え、
前記キャビンは、
前記車体と連結され、前記ルーフの右前部を支持する右前ピラーと、
前記車体と連結され、前記ルーフの左前部を支持する左前ピラーと、を有し、
前記支持機構は、
前記右前ピラーおよび前記左前ピラーにそれぞれ取り付けられる右ステーおよび左ステーと、
前記ルーフの上方を左右方向に延び、前記右ステーおよび前記左ステーに両端が固定される支持部材と、
前記ルーフの上方で前記支持部材に固定される台座と、を有し、
前記測位装置は、前記台座に固定される、請求項1から3のいずれかに記載の作業車両。
【請求項5】
前記測位装置で検出された前記車体の位置情報が、ハーネスを介して入力される制御部をさらに備え、
前記ハーネスは、前記右前ピラーまたは前記左前ピラーに沿って配置される、請求項4に記載の作業車両。
【請求項6】
前記ルーフの上面に固定され、前記測位装置を支持する支持ステーをさらに備える、請求項1から3のいずれかに記載の作業車両。
【請求項7】
前記ルーフは、
インナールーフと、
前記インナールーフが固定される固定フレームと、
前記インナールーフの上方に配置されるアウタールーフと、を有し、
前記アウタールーフは、締結ユニットによって前記固定フレームと連結され、
前記締結ユニットは、前記支持ステーを前記アウタールーフに対して所定の高さ位置で保持するスペーサ部材を含む、請求項6に記載の作業車両。
【請求項8】
前記支持ステーは、前記ルーフの上方を左右方向に延びるステー本体を有し、
前記ステー本体の左右方向の各端部が、前記スペーサ部材を含む前記締結ユニットによって前記アウタールーフに固定される、請求項7に記載の作業車両。
【請求項9】
前記測位装置で検出された前記車体の位置情報が、ハーネスを介して入力される制御部をさらに備え、
前記ステー本体は、
左右方向に延び、前記測位装置を下方から支持する平板部と、
左右方向に延び、前記平板部の前側端部または後側端部から垂れ下がる垂下部と、を有し、
前記ハーネスは、前記測位装置から前記垂下部の後方を左右方向に引き出されて位置する、請求項8に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクタなどの作業車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トラクタのキャビンの上方に、車体の位置を検出する測位装置を設ける技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-041745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のトラクタでは、キャビンのルーフが水平である。このため、キャビンの上方に測位装置を設置すると、測位装置がキャビンのルーフよりも上方に突出する。したがって、測位装置を設置した状態でトラクタを走行させると、状況によっては、測位装置が障害物と接触して損傷する虞がある。例えば、トラクタを納屋に格納する際に、キャビン上方の測位装置が納屋の出入口上部に接触して損傷する虞がある。
【0005】
測位装置の障害物との接触による損傷を回避するためには、例えば、測位装置を回動させて低い位置に変更したり、測位装置を取り外す作業を行えばよいとも考えられる。しかし、これらの場合には、測位装置の位置変更または取り外しの煩わしい作業が必要であり、ユーザの作業負担が増大する。したがって、測位装置の設置に関して、何らかの改善が必要である。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、キャビンの上方に位置する測位装置が障害物と接触して損傷する虞を低減することができるとともに、ユーザの作業負担を軽減することができる作業車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係る作業車両は、車体と、前記車体に搭載され、ルーフを有するキャビンと、を備える作業車両であって、前記キャビンの上方に位置し、測位衛星から送信される信号に基づいて、前記車体の位置を検出する測位装置を備え、前記ルーフは、前後方向の最前部に位置するルーフ前端を有し、前記ルーフは、前記ルーフ前端よりも後方に向かって高くなるよう傾斜し、前記測位装置の位置は、前記ルーフ前端よりも高く、かつ、少なくとも前記ルーフの一部よりも低い。
【発明の効果】
【0008】
上記の構成によれば、キャビンの上方に位置する測位装置が障害物と接触して損傷する虞を低減することができるとともに、ユーザの作業負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の一形態に係る作業車両の一例であるトラクタの概略の構成を示す側面図である。
上記トラクタを含む車両走行システムのブロック図である。
上記トラクタのキャビンの上部の側面図である。
上記キャビンを上方から見たときの斜視図である。
支持ステーを用いてアンテナユニットをルーフに設置したトラクタのキャビンの上部の側面図である。
図5のトラクタのキャビンを上方から見たときの斜視図である。
図6で示されたアンテナユニットの図示を省略した状態でのキャビンの斜視図である。
上記ルーフにおける支持ステーの固定部付近を模式的に示す斜視図である。
図8のルーフ固定用ボルトを通る面で支持ステーおよびルーフを切断したときの断面図である。
アウタールーフのみを固定フレームに固定する際に用いる締結ユニットの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態では、作業車両としてトラクタを例に挙げて説明するが、作業車両としては、トラクタの他、田植機、コンバイン、土木・建築作業装置、除雪車等の乗用型作業車両を考えることもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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