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公開番号
2025102561
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023220090
出願日
2023-12-26
発明の名称
銅材料用表面処理剤
出願人
日本パーカライジング株式会社
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類
C23C
22/52 20060101AFI20250701BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】銅材料の表面と樹脂材料との密着性を高め、高温熱暴露後の絶縁性に優れる皮膜を形成させることが可能な表面処理剤、該表面処理剤を用いて銅材料の表面上酸化銅を含む上記皮膜を形成するための表面処理方法および該皮膜を有する銅材料を提供する。
【解決手段】 本発明のある形態は銅材料用表面処理剤であって、前記銅材料用表面処理剤は、水、銅(II)イオン、硫酸イオン、及び、有機酸を含み、前記硫酸イオンの濃度が1.0g/L以上55.0g/L以下である。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水、銅(II)イオン、硫酸イオン、及び、有機酸を含み、前記硫酸イオンの濃度が1.0g/L以上55.0g/L以下である、銅材料用表面処理剤。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記有機酸が、カルボキシル基を1つ又は2つ有し水に可溶である有機酸を含む、請求項1に記載の銅材料用表面処理剤。
【請求項3】
前記銅(II)イオンの濃度が0.05g/L以上40.0g/L以下である、請求項1に記載の銅材料用表面処理剤。
【請求項4】
前記銅(II)イオン及び前記硫酸イオンのモル濃度をそれぞれA、Bとした時、1.0<B/A≦10である、請求項1に記載の銅材料用表面処理剤。
【請求項5】
pHが2.0以上6.0以下である、請求項1に記載の銅材料用表面処理剤。
【請求項6】
前記有機酸が、グリコール酸、乳酸及びマロン酸から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1に記載の銅材料用表面処理剤。
【請求項7】
アミノ基を有する水溶性ポリマーを含む、請求項1に記載の銅材料用表面処理剤。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載の銅材料用表面処理剤を、銅材料の表面に接触させ、酸化銅含有皮膜を形成する工程を含む、酸化銅含有皮膜付き銅材料の製造方法。
【請求項9】
請求項8に記載の酸化銅含有皮膜の表面に塗膜を形成する工程を含む、塗膜付き銅材料の製造方法。
【請求項10】
請求項8に記載の方法により得られる、酸化銅含有皮膜付き銅材料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、銅材料用表面処理剤に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
銅材料の表面処理を行い、樹脂との密着性を向上させる方法が求められている。例えば、特許文献1には、第二銅イオン、有機酸、ハロゲン化物イオン、分子量17~400のアミノ基含有化合物及びポリマーを含む水溶液からなる銅のマイクロエッチング剤によって、銅層を含む配線の表面を粗化し、ソルダーレジスト等との密着性を向上させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-25088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、近年においては、銅材料を含む電子部品の高性能化を図るために、高熱環境下における絶縁性が求められている。即ち、高熱環境下において、銅材料に対する樹脂被膜の密着性を向上可能な技術が求められている。
【0005】
そこで、本発明は、銅材料を含む電子部品への適用が可能な表面処理剤を提供することを目的とする。より具体的には、銅材料の表面と樹脂材料との密着性を高め、高温熱暴露後の絶縁性に優れる皮膜を形成させることが可能な表面処理剤、及び、該表面処理剤を用いて得られる、酸化銅を含む皮膜を有する銅材料の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明は、以下のものを含み得る。
【0007】
本発明のある形態は、銅材料用表面処理剤である。
前記銅材料用表面処理剤は、水、銅(II)イオン、硫酸イオン、及び、有機酸を含み、前記硫酸イオンの濃度が1.0g/L以上55.0g/L以下であることが好ましい。
【0008】
前記有機酸は、カルボキシル基を1つ又は2つ有し水に可溶である有機酸を含むことが好ましい。
前記有機酸は、カルボキシル基を1つと水酸基を1つ有し水に可溶である有機酸を含むことが好ましい。
前記銅(II)イオンの濃度は、0.05g/L以上40.0g/L以下であることが好ましい。
前記銅(II)イオン及び前記硫酸イオンのモル濃度をそれぞれA、Bとした時、1.0<B/A≦10であることが好ましい。
前記銅材料用表面処理剤のpHは、2.0以上6.0以下であることが好ましい。
前記有機酸は、グリコール酸、乳酸及びマロン酸から選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。
前記銅材料用表面処理剤は、アミノ基を有する水溶性ポリマーを含むことが好ましい。
【0009】
本発明の別の形態は、前記銅材料用表面処理剤を銅材料の表面に接触させ、酸化銅含有皮膜を形成する工程を含む、銅材料の表面処理方法又は酸化銅含有皮膜付き銅材料の製造方法である。
【0010】
本発明の別の形態は、前記酸化銅含有皮膜の表面に塗膜を形成する工程を含む、塗膜付き銅材料の製造方法である。
(【0011】以降は省略されています)
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