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公開番号2025102379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219794
出願日2023-12-26
発明の名称神経損傷修復用シート、脳損傷修復用シート、および、脊髄損傷修復用シート
出願人株式会社多磨バイオ,国立大学法人東北大学
代理人個人
主分類A61L 31/04 20060101AFI20250701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】生体組織を再生する生体組織再生治療用シート、神経損傷修復用シート、脳損傷修復用シート、脊髄損傷修復用シート、肺損傷修復用シート、腹膜損傷修復用シート、血管損傷修復用シート、培養シート、および、再生治療方法を提供する。
【解決手段】生体組織再生治療用シートは、生体内組織の細胞によって貪食されることとなる粗面化面を含む第1面と、第1面の反対側に配置された第2面と、を具備する。粗面化面は、ポリテトラフルオロエチレンを主成分として含む。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
生体内組織の細胞によって貪食されることとなる粗面化面を含む第1面と、
前記第1面の反対側に配置された第2面と
を具備し、
前記粗面化面は、ポリテトラフルオロエチレンを主成分として含む
生体組織再生治療用シート。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記粗面化面は、イオン注入層の表面によって構成される
請求項1に記載の生体組織再生治療用シート。
【請求項3】
前記イオン注入層の内部に前記生体内組織の前記細胞が浸潤するように構成される
請求項2に記載の生体組織再生治療用シート。
【請求項4】
前記粗面化面は、前記粗面化面を貪食する前記細胞のサイズと同程度の大きさの凹みを有する
請求項1に記載の生体組織再生治療用シート。
【請求項5】
前記生体内組織に前記粗面化面が接触留置される場合、前記粗面化面に沿って前記生体内組織から新生組織が進展し、且つ、前記新生組織が前記粗面化面の凹凸と噛み合うように進展するように構成される
請求項1に記載の生体組織再生治療用シート。
【請求項6】
損傷した前記生体内組織に前記粗面化面が接触留置される場合、損傷した前記生体内組織に前記第2面が接触留置される場合と比較して、間葉系幹細胞、線維芽細胞、筋線維芽細胞、マクロファージ、および、オリゴデンドロサイトのうちの少なくとも1つの発現が顕著となるように構成される
請求項1に記載の生体組織再生治療用シート。
【請求項7】
損傷した前記生体内組織に前記粗面化面が接触留置される場合、損傷した前記生体内組織に前記第2面が接触留置される場合と比較して、前記間葉系幹細胞の発現が顕著となるように構成される
請求項6に記載の生体組織再生治療用シート。
【請求項8】
損傷した前記生体内組織に前記粗面化面が接触留置される場合、前記粗面化面に沿って毛細血管が新生されるように構成される
請求項1に記載の生体組織再生治療用シート。
【請求項9】
前記粗面化面が前記生体内組織の欠損領域に対向するよう前記粗面化面が前記生体内組織の縁部に接触留置される場合、前記欠損領域において前記粗面化面に沿うように生体膜および毛細血管が新生されるように構成される
請求項1に記載の生体組織再生治療用シート。
【請求項10】
前記生体内組織に前記粗面化面が6か月以上接触留置される場合、不透明の前記ポリテトラフルオロエチレンが、透明化または半透明化するように構成される
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の生体組織再生治療用シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体組織再生治療用シート、神経損傷修復用シート、脳損傷修復用シート、脊髄損傷修復用シート、肺損傷修復用シート、腹膜損傷修復用シート、血管損傷修復用シート、培養シート、および、再生治療方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
脳神経外科手術における硬膜再建には種々の素材が使用されている。人工硬膜の素材の一つである延伸ポリテトラフルオロエチレンは安定な材質である一方、生体親和性に乏しい。例えば、延伸ポリテトラフルオロエチレンは、自己硬膜との接着性に乏しい。そこで、特許文献1に記載の生体修復材料では、延伸ポリテトラフルオロエチレンのシートにイオンビーム照射を施すことにより生体親和性の向上が図られている。
【0003】
より具体的には、特許文献1に記載の生体修復材料では、フィブリングルーと、表面の少なくとも一部がイオン注入を行うことによるイオン衝撃により改質されてなる延伸ポリテトラフルオロエチエンとが、組み合わせられている。
【0004】
延伸ポリテトラフルオロエチエンを硬膜の欠損部位に適用することが行われている。しかし、当該適用は、あくまでも、硬膜の欠損部位の補填(換言すれば、欠損部位を人工物で補うこと)を目的とするものであり、欠損部位の生体組織を再生させることについては想定されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4445697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、生体組織を再生する生体組織再生治療用シート、神経損傷修復用シート、脳損傷修復用シート、脊髄損傷修復用シート、肺損傷修復用シート、腹膜損傷修復用シート、血管損傷修復用シート、培養シート、および、再生治療方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
【0008】
いくつかの実施形態における生体組織再生治療用シートは、生体内組織の細胞によって貪食されることとなる粗面化面(20r)を含む第1面(20)と、前記第1面(20)の反対側に配置された第2面(30)と、を具備する。前記粗面化面(20r)は、ポリテトラフルオロエチレンを主成分として含む。
【0009】
上記生体組織再生治療用シートにおいて、前記粗面化面(20r)は、イオン注入層(2)の表面によって構成されていてもよい。
【0010】
上記生体組織再生治療用シートは、前記イオン注入層(2)の内部に前記生体内組織の前記細胞が浸潤するように構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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