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公開番号2025102206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219515
出願日2023-12-26
発明の名称飲料供給装置
出願人サンデン・リテールシステム株式会社
代理人弁理士法人相原国際知財事務所
主分類B67D 1/07 20060101AFI20250701BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】所定の洗浄剤を用いた所定の洗浄モードを所定のタイミングで確実に実行することにより、ユーザーに安心安全な飲料を提供することができる飲料供給装置を提供する。
【解決手段】飲料供給装置1は、洗浄剤を供給して流路26を洗浄する洗浄モードを実行する制御ユニット30と、洗浄剤が充填されるとともに記録保持体38を有する洗浄剤容器34と、記録保持体38から情報を読み取って制御ユニット30に送信する読取ユニット36とを備え、記録保持体38は、洗浄剤容器34の個体情報B1、洗浄剤の品種情報A1、洗浄剤の有効期限日C1、及び洗浄剤の内容量D1の情報を保持し、制御ユニット30は、品種テーブルTB1が格納され、読取ユニット36で読み取った品種情報A1が品種テーブルTB1に記録された初期値となる品種情報A0と合致するか否かを判定し、当該品種情報A1、A0同士が合致しないとき、洗浄モードの実行を許可しない。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
飲料用の液体が流れる流路を備えた飲料供給装置であって、
前記流路に洗浄剤を供給することにより、前記流路を洗浄する洗浄モードを実行する制御ユニットと、
前記洗浄剤が充填されるとともに記録保持体を有する洗浄剤容器と、
前記記録保持体から情報を読み取り、前記情報を前記制御ユニットに送信する読取ユニットと
を備え、
前記記録保持体は、前記洗浄剤容器に充填された前記洗浄剤の個体情報、当該洗浄剤容器に充填された前記洗浄剤の品種情報、当該洗浄剤容器に充填された前記洗浄剤の有効期限日、及び当該洗浄剤容器に充填された前記洗浄剤の内容量の情報を保持し、
前記制御ユニットは、前記飲料供給装置において使用可能な前記洗浄剤の初期値となる品種情報が記録された品種テーブルが格納され、前記読取ユニットで読み取った前記品種情報が前記品種テーブルに記録された前記初期値となる前記品種情報と合致するか否かを判定し、当該品種情報同士が合致しないとき、前記洗浄モードの実行を許可しない、飲料供給装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御ユニットは、前記読取ユニットで読み取った前記個体情報、前記有効期限日、及び前記内容量の情報が記録される記録テーブルが格納され、当該記録テーブルに記録された情報に基づいて前記洗浄モードを実行する、請求項1に記載の飲料供給装置。
【請求項3】
前記制御ユニットは、前記内容量を洗浄1回あたりの前記洗浄剤の1回使用量で除算した前記洗浄剤の使用可能回数、前記洗浄モードを実行した回数である洗浄回数又は前記洗浄剤の総積算使用量、及び前記洗浄モードを初めて実行した洗浄開始日を前記記録テーブルに記録する、請求項2に記載の飲料供給装置。
【請求項4】
前記制御ユニットは、前記読取ユニットで読み取った前記個体情報が前記記録テーブルに記録された前記個体情報と合致するか否かを判定し、当該個体情報同士が合致するとき、前記洗浄モードの実行を許可しない、請求項3に記載の飲料供給装置。
【請求項5】
前記制御ユニットは、前記有効期限日が前記洗浄モードの実行日以降であるか否かを判定し、前記有効期限日が前記実行日以降でないとき、前記洗浄モードの実行を許可しない、請求項4に記載の飲料供給装置。
【請求項6】
前記制御ユニットは、前記洗浄モードを1日に1回実行すると仮定したときに、前記洗浄開始日に前記使用可能回数を加算することにより前記洗浄剤の使用限度日を算出して前記記録テーブルに記録し、前記記録テーブルに記録された前記使用限度日が前記洗浄モードの前記実行日以降であるか否かを判定し、前記使用限度日が前記実行日以降でないとき、前記洗浄モードの実行を許可しない、請求項5に記載の飲料供給装置。
【請求項7】
前記制御ユニットは、前記洗浄回数が前記使用可能回数未満であるか否かを判定し、前記洗浄回数が前記使用可能回数未満でないとき、前記洗浄モードの実行を許可しない、請求項6に記載の飲料供給装置。
【請求項8】
前記制御ユニットは、前記洗浄モードを今回実行する際の前記洗浄剤の今回使用量を設定するとともに、前記洗浄剤の前記内容量から前記洗浄剤の前記総積算使用量を減算して前記洗浄剤の残量を算出し、前記今回使用量が前記残量以下であるか否かを判定し、前記今回使用量が前記残量以下でないとき、前記洗浄モードの実行を許可しない、請求項7に記載の飲料供給装置。
【請求項9】
前記制御ユニットは、前記各判定において前記洗浄モードの実行を許可しないとき、新たな前記洗浄剤容器の装填又は新たな前記洗浄剤容器への交換開始を指令する、請求項1から8の何れか一項に記載の飲料供給装置。
【請求項10】
同一の店舗で前記飲料供給装置が複数運用される場合、複数の前記飲料供給装置の前記制御ユニットに格納された複数の前記記録テーブルの情報は、互いに共有される、請求項2に記載の飲料供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料供給装置に関し、詳しくは、飲料用の液体が流れる流路を備えた飲料供給装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
飲料供給装置、例えばコーヒーマシンは、飲料用の液体、例えばコーヒー液やコーヒー液に混合するミルクが流れる流路を備えている。流路に付着した液体の成分、例えばコーヒー成分やミルク成分は、時間経過に伴い変質することがある。例えば、変質したコーヒー成分は酸化臭を帯びるため、流路を流れるコーヒー液の風味を損なう。また、変質したミルク成分は、流路に微生物を繁殖させる。
【0003】
特許文献1には、ミルククーラに洗浄ボトルを常設したコーヒーマシンが開示されている。ミルククーラは、ミルクを低温貯蔵するための冷蔵室を備え、ミルク供給部に設けられる。また、冷蔵状態のミルクをカップ側に移送するミルクラインが設けられ、ミルクラインは、洗浄ボトルから送り込まれる洗浄剤によって洗浄され、ミルククーラには、洗浄ボトルを常時収容するための洗浄ボトル貯留部が形成される。
【0004】
また、洗浄ボトルには、洗浄剤吸い上げ管を差し込む差込口、洗浄剤投入口、供給口、及びドレン口が形成される。これにより、作業者が洗浄剤を洗浄ボトルに投入するだけで、洗浄ボトルをミルククーラから取り出すことなく、洗浄剤の準備(希釈・生成)や洗浄作業を自動で行うことができる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許5730042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の飲料供給装置において、洗浄剤は作業者が手作業で任意のタイミングで投入する。従って、洗浄剤を実際に適切なタイミングで投入したか否かを確認する手段がない。また、作業者の作為又は不作為によって、洗浄剤を投入せずに流路の洗浄モードを終了させることが可能である。また、作業者は、正規の洗浄剤以外の洗浄剤を投入することが可能であるため、正規の洗浄剤により適切な洗浄モードが実行されたか否かを確認することができない。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、所定の洗浄剤を用いた所定の洗浄モードを所定のタイミングで確実に実行することにより、ユーザーに安心安全な飲料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するべく、本発明の飲料供給装置は、飲料用の液体が流れる流路を備えた飲料供給装置であって、流路に洗浄剤を供給することにより、流路を洗浄する洗浄モードを実行する制御ユニットと、洗浄剤が充填されるとともに記録保持体を有する洗浄剤容器と、記録保持体から情報を読み取り、情報を制御ユニットに送信する読取ユニットとを備え、記録保持体は、洗浄剤容器に充填された洗浄剤の個体情報、当該洗浄剤容器に充填された洗浄剤の品種情報、当該洗浄剤容器に充填された洗浄剤の有効期限日、及び当該洗浄剤容器に充填された洗浄剤の内容量の情報を保持し、制御ユニットは、飲料供給装置において使用可能な洗浄剤の初期値となる品種情報が記録された品種テーブルが格納され、読取ユニットで読み取った品種情報が品種テーブルに記録された初期値となる品種情報と合致するか否かを判定し、当該品種情報同士が合致しないとき、洗浄モードの実行を許可しない。
【発明の効果】
【0009】
本発明の飲料供給装置によれば、所定の洗浄剤を用いた所定の洗浄モードを所定のタイミングで確実に実行することにより、ユーザーに安心安全な飲料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
飲料供給装置の内部構成図である。
洗浄モードの手順を説明するフローチャートである。
バーコードが保持する情報を表した概念図である。
制御ユニットの構成図である。
制御ユニットに格納される品種テーブルの情報を表した表である。
制御ユニットに格納される記録テーブルの情報を表した表である。
制御ユニットに格納される履歴テーブルの情報を表した表である。
洗浄モードの実行可否シーケンスを説明するフローチャートの前半部分である。
図8のフローチャートの残りの部分である。
変形例に係る記録テーブルの情報を表した表である。
図8の変形例に係る洗浄モードの実行可否シーケンスを説明するフローチャートの前半部分である。
変形例に係る飲料供給装置の外観図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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