TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025101939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219047
出願日2023-12-26
発明の名称切削加工機
出願人DGSHAPE株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B23Q 3/02 20060101AFI20250701BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】保持装置に被切削物が適切に取り付けられたかが分かり易い。
【解決手段】切削加工機100の保持装置30は、第1アーム101と第2アームを備える。被切削物5を保持するアダプタ6は、第1端部6aに設けられた第1凸部301を有している。第1アーム101は、挟持方向D2に移動可能な第1挟持部124と、第1挟持部114に対して第2アーム102側に押圧力を付与する第1弾性部材118を有する。アダプタ6が保持装置30に保持されていないときに、第1挟持部114は、保持装置30に対して被切削物5が着脱方向D1に沿って保持位置P11に向かって移動するときに、第1凸部301が通過する位置に配置される。被切削物5が、被切削物5が着脱方向D1に沿って保持位置P11に向かって移動する途中の位置である途中位置P13を通過するときに、第1凸部301が第1挟持部114に接触する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
被切削物を切削加工する際、前記被切削物を保持するアダプタを保持する保持装置を備え、
前記保持装置は、前記保持装置に対して、着脱方向の一方から他方に前記被切削物を移動させて、前記被切削物が保持位置に配置されたときに、前記被切削物を保持可能に構成されており、
前記保持装置は、
前記着脱方向に延びた第1アームと、
前記着脱方向と交差する挟持方向に前記第1アームと並んで配置され、前記着脱方向に延び、かつ、前記第1アームと共に前記被切削物を挟持する第2アームと、
を備え、
前記アダプタは、前記挟持方向の一方側の第1端部に設けられ、前記挟持方向の一方側に突出した第1凸部を有し、
前記第1アームは、
前記挟持方向に移動可能な第1挟持部と、
前記第1挟持部に対して前記第2アーム側に押圧力を付与する第1弾性部材と、
を有し、
前記アダプタが前記保持装置に保持されていない状態において、前記第1挟持部は、前記保持装置に対して前記被切削物が前記着脱方向に沿って前記保持位置に向かって移動するときに、前記アダプタの前記第1凸部が通過する位置に配置されるように構成され、
前記保持装置に対して、前記被切削物が前記着脱方向に沿って前記保持位置に向かって移動する途中であって、前記保持位置よりも前記着脱方向の一方側に位置する途中位置を前記被切削物が通過するときに、前記アダプタの前記第1凸部が前記第1挟持部に接触するように構成された、切削加工機。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記アダプタは、前記挟持方向の他方側の第2端部に設けられ、前記挟持方向の他方側に突出した第2凸部を有し、
前記第2アームは、
前記挟持方向に移動可能な第2挟持部と、
前記第2挟持部に対して前記第1アーム側に押圧力を付与する第2弾性部材と、
を有し、
前記アダプタが前記保持装置に保持されていない状態において、前記第2挟持部は、前記保持装置に対して前記被切削物が前記着脱方向に沿って前記保持位置に向かって移動するときに、前記アダプタの前記第2凸部が通過する位置に配置されるように構成され、
前記被切削物が前記途中位置を通過するときに、前記アダプタの前記第2凸部が前記第2挟持部に接触するように構成された、請求項1に記載された切削加工機。
【請求項3】
前記第1アームは、第1回転軸を有し、
前記第2アームは、第2回転軸を有し、
前記第1挟持部は、前記第1回転軸を軸に回転可能であり、
前記第2挟持部は、前記第2回転軸を軸に回転可能である、請求項2に記載された切削加工機。
【請求項4】
前記アダプタが前記保持装置に保持されていない状態において、前記第1挟持部と前記第2挟持部との前記挟持方向の第1距離は、前記アダプタの前記第1凸部と前記第2凸部の前記挟持方向の第2距離よりも短い、請求項2に記載された切削加工機。
【請求項5】
前記アダプタは、
前記第1凸部よりも前記着脱方向の一方側における前記第1端部に設けられ、前記第2端部側に凹んだ第1固定凹部と、
前記第2凸部よりも前記着脱方向の一方側における前記第2端部に設けられ、前記第1端部側に凹んだ第2固定凹部と、
を有し、
前記被切削物が前記保持位置に位置しているとき、前記第1挟持部は前記アダプタの前記第1固定凹部に嵌り、かつ、前記第2挟持部は前記アダプタの前記第2固定凹部に嵌る、請求項2に記載された切削加工機。
【請求項6】
前記アダプタは、
前記第1凸部よりも前記着脱方向の他方側における前記第1端部に設けられ、前記第2端部側に凹んだ第1非固定凹部と、
前記第2凸部よりも前記着脱方向の他方側における前記第2端部に設けられ、前記第1端部側に凹んだ第2非固定凹部と、
を有し、
前記第1非固定凹部と前記第2非固定凹部との前記挟持方向の第3距離は、前記第1距離よりも短い、請求項4に記載された切削加工機。
【請求項7】
前記第1アームは、一端部が前記第1回転軸に設けられ、他端部が前記第1挟持部に設けられた第1揺動部材を有し、
前記第2アームは、一端部が前記第2回転軸に設けられ、他端部が前記第2挟持部に設けられた第2揺動部材を有する、請求項3に記載された切削加工機。
【請求項8】
前記第1アームは、前記第1揺動部材の他端部に設けられた第1固定回転軸を有し、
前記第2アームは、前記第2揺動部材の他端部に設けられた第2固定回転軸を有し、
前記第1挟持部は、前記第1固定回転軸に設けられ、かつ、前記第1固定回転軸を軸にして回転可能に構成され、
前記第2挟持部は、前記第2固定回転軸に設けられ、かつ、前記第2固定回転軸を軸にして回転可能に構成された、請求項7に記載された切削加工機。
【請求項9】
前記第1挟持部は、前記第1固定回転軸を軸にして、第1固定回転位置と第1非固定回転位置との間で回転可能であり、
前記第1挟持部は、
前記第1非固定回転位置のときに前記第2アーム側に位置する第1非固定部分と、
前記第1固定回転位置のときに前記第2アーム側に位置し、前記第1非固定回転位置のときの前記第1非固定部分よりも前記第2アーム側に突出した第1固定部分と、
を有する、請求項8に記載された切削加工機。
【請求項10】
前記第2挟持部は、前記第2固定回転軸を軸にして、第2固定回転位置と第2非固定回転位置との間で回転可能であり、
前記第2挟持部は、
前記第2非固定回転位置のときに前記第1アーム側に位置する第2非固定部分と、
前記第2固定回転位置のときに前記第1アーム側に位置し、前記第2非固定回転位置のときの前記第2非固定部分よりも前記第1アーム側に突出した第2固定部分と、
を有する、請求項9に記載された切削加工機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切削加工機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、棒状の切削ツールを軸回りに回転させて被切削物を切削加工する切削加工機が開示されている。上記切削加工機は、被切削物を切削加工する切削ツールを把持する把持部を有するスピンドルと、被切削物を保持する保持部とを備えている。
【0003】
上記切削加工機は、保持部およびスピンドルが収容された内部空間を有するケース本体を備えている。ケース本体の前部には、開口が形成されている。ケース本体には、当該開口を開閉可能なフロントカバーが設けられている。ここでは、保持部に保持された被切削物は、ケース本体の開口を通じて、ユーザによって手動で交換される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-13155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、保持部に被切削物を取り付ける際、保持部に対して被切削物が適切に取り付けられているかについて、すなわち保持部が被切削物を適切な位置で保持しているかについて、分かり難いことがあった。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、保持装置に被切削物を取り付ける際、保持装置に被切削物が適切に取り付けられたことが分かり易い切削加工機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る切削加工機は、被切削物を切削加工する際、前記被切削物を保持するアダプタを保持する保持装置を備えている。前記保持装置は、前記保持装置に対して、着脱方向の一方から他方に前記被切削物を移動させて、前記被切削物が保持位置に配置されたときに前記被切削物を保持可能に構成されている。前記保持装置は、第1アームと、第2アームとを備えている。前記第1アームは、前記着脱方向に延びている。前記第2アームは、前記着脱方向と交差する挟持方向に前記第1アームと並んで配置され、前記着脱方向に延び、かつ、前記第1アームと共に前記被切削物を挟持する。前記アダプタは、前記挟持方向の一方側の第1端部に設けられ、前記挟持方向の一方側に突出した第1凸部を有している。前記第1アームは、前記挟持方向に移動可能な第1挟持部と、前記第1挟持部に対して前記第2アーム側に押圧力を付与する第1弾性部材と、を有している。前記アダプタが前記保持装置に保持されていない状態において、前記第1挟持部は、前記保持装置に対して前記被切削物が前記着脱方向に沿って前記保持位置に向かって移動するときに、前記アダプタの前記第1凸部が通過する位置に配置されるように構成されている。前記保持装置に対して、前記被切削物が前記着脱方向に沿って前記保持位置に向かって移動する途中であって、前記保持位置よりも前記着脱方向の一方側に位置する途中位置を前記被切削物が通過するときに、前記アダプタの前記第1凸部が前記第1挟持部に接触するように構成されている。
【0008】
前記切削加工機によれば、保持装置に被切削物を取り付けて保持させる際、被切削物を保持位置に向かって着脱方向に移動させる。ここで、被切削物が途中位置を通過する際、保持位置に向かって被切削物に力が加えられることによって、アダプタの第1凸部が第1挟持部に押し付けられることで、第1挟持部が第2挟持部と反対側に移動する。このことによって、被切削物が途中位置を通過して、保持位置に位置したとき、保持装置は被切削物を保持することができる。このように、前記切削加工機によれば、被切削物が途中位置を通過する際に、被切削物に対して力を加えることによって、被切削物を保持位置に適切に配置させることができる。よって、保持装置に被切削物が適切に取り付けられたことを分かり易くすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、保持装置に被切削物を取り付ける際、保持装置に被切削物が適切に取り付けられたことが分かり易い切削加工機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る切削加工機を示す斜視図である。
左方から見た切削加工機の縦断面図である。
右方から見た切削加工機の縦断面図である。
スライドカバーが開いたときの切削加工機を示す斜視図である。
ワークホルダの平面図である。
ワークホルダが切削位置および交換位置に配置された状態を示す模式図である。
被切削物が非保持位置に位置しているときの被切削物およびワークホルダを示す平面図である。
アダプタに保持された被切削物を示す平面図である。
図8のIX-IX断面における被切削物およびアダプタの断面図である。
被切削物が保持位置に位置しているときの被切削物およびワークホルダを示す平面図であり、ワークホルダが被切削物を保持している状態を示す図である。
第1挟持部、第1レバーおよび第1被押圧部を示す斜視図である。
被切削物がワークホルダに対してスライド移動している状態を示す平面図である。
被切削物が途中位置に位置しているときの被切削物およびワークホルダを示す平面図である。
被切削物が保持位置に位置しているときの被切削物およびワークホルダを示す平面図であり、第1挟持部の回転位置が第1非固定回転位置であり、かつ、第2挟持部の回転位置が第2非固定回転位置である状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
タップ
2か月前
個人
加工機
2か月前
麗豊実業股フン有限公司
ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途
1か月前
株式会社北川鉄工所
回転装置
1か月前
株式会社不二越
ドリル
2か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
1か月前
日東精工株式会社
ねじ締め装置
15日前
株式会社FUJI
工作機械
7日前
株式会社FUJI
工作機械
19日前
エフ・ピー・ツール株式会社
リーマ
2か月前
株式会社アンド
半田付け方法
2か月前
株式会社ダイヘン
多層盛り溶接方法
2か月前
日進工具株式会社
エンドミル
2か月前
株式会社アンド
半田付け方法
2か月前
株式会社トヨコー
被膜除去方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
接合方法
3か月前
村田機械株式会社
レーザ加工機
1か月前
村田機械株式会社
レーザ加工機
1か月前
株式会社ダイヘン
溶接装置
8日前
株式会社不二越
超硬合金製ドリル
2か月前
株式会社ダイヘン
溶接装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
溶接ヘッド
1か月前
トヨタ自動車株式会社
溶接マスク
15日前
住友重機械工業株式会社
加工装置
12日前
株式会社ダイヘン
溶接装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
溶接ヘッド
1か月前
有限会社 ナプラ
ソルダペースト
12日前
大肯精密株式会社
自動送り穿孔機
3か月前
株式会社不二越
摩耗判定装置
26日前
株式会社不二越
通り穴加工用タップ
2か月前
個人
管の切断装置及び管の切断方法
2か月前
日東精工株式会社
はんだこて先の製造方法
2か月前
日東精工株式会社
はんだこて先の製造方法
1か月前
株式会社不二越
波形抽出装置
26日前
株式会社ジャノメ
インサート挿入装置
1か月前
株式会社IHI
支持機構
19日前
続きを見る