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公開番号
2025101754
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2025055950,2023217525
出願日
2025-03-28,2023-12-25
発明の名称
ハードコート層形成用組成物およびハードコートフィルム
出願人
artience株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
4/00 20060101AFI20250630BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】優れた塗工性を有し、透明性、アンチブロッキング性、防汚性、傷付き防止性、硬化性を兼ね備えたハードコート層を形成することが可能な、ハードコート層形成用組成物の提供。
【解決手段】1つまたは2つのエチレン性不飽和基を有し、25℃における粘度が1~30mPa・s、かつ1気圧の沸点が200℃以上の化合物(A)、3つ以上のエチレン性不飽和基を有する化合物(B)、無機微粒子(C)、および光重合開始剤(D)を含有し、化合物(A)と化合物(B)の質量比率(A/B)が30/70~80/20であり、ハードコート層形成用組成物100質量%中、溶剤の含有率が1質量%以下であるハードコート層形成用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
1つまたは2つのエチレン性不飽和基を有し、25℃における粘度が1~30mPa・s、かつ1気圧の沸点が200℃以上の化合物(A)、3つ以上のエチレン性不飽和基を有する化合物(B)、無機微粒子(C)、および光重合開始剤(D)を含有し、
前記化合物(A)と前記化合物(B)の質量比率(A/B)が30/70~80/20であり、
ハードコート層形成用組成物100質量%中、溶剤の含有率が1質量%以下であるハードコート層形成用組成物。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記化合物(A)100質量%中、2つのエチレン性不飽和基を有し、25℃における粘度が1mPa・s以上6mPa・s未満、かつ1気圧の沸点が240℃以上である化合物(a1)の含有率が、70質量%以上である請求項1記載のハードコート層形成用組成物。
【請求項3】
前記化合物(A)と前記化合物(B)の合計100質量部に対して、前記無機微粒子(C)を1.0質量部以上10質量部未満含有する請求項1記載のハードコート層形成用組成物。
【請求項4】
前記無機微粒子(C)のハードコート層形成用組成物中での平均分散粒子径(D50)が、20~400nmであることを特徴とする請求項1記載のハードコート層形成用組成物。
【請求項5】
無機微粒子(C)がシリカ微粒子であることを特徴とする、請求項1記載のハードコート層形成用組成物。
【請求項6】
25℃における粘度が、20~120mPa・sである請求項1記載のハードコート層形成用組成物。
【請求項7】
光透過性基材と、ハードコート層とを有するハードコートフィルムであって、ハードコート層は、請求項1~6いずれか1項記載のハードコート層形成用組成物の硬化物である、ハードコートフィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハードコート層形成用組成物およびハードコートフィルムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ハードコート層形成用組成物(以下、ハードコート剤と言い換える)は、各種基材表面を保護するための傷付き防止性や防汚性、耐摩耗性や屈曲性、透明性、更にハードコート剤を塗工したフィルムをロール状に巻き取りする際の張り付き防止性(アンチブロッキング性)が重視され、用途に応じて種々のハードコート剤が提案されている。
一方、近年、国内外において環境保全や安全性などの観点から、揮発性有機化合物(以下、VOCと略記する)を低減や削除する動きが高まっており、極力、有機溶剤等の揮発成分を抑えた環境対応型ハードコート剤が、採用されることが多くなった。
有機溶剤等のVOCを極力少なくした環境対応型ハードコート剤は、従来の溶剤を含むハードコート剤に比べ、臭気、健康阻害、及び引火の危険性がほとんどなく、有機溶剤等を揮発させるための熱乾燥オーブンも必要なくなり、環境、安全、及びエネルギー等の課題が解決される。
しかしながら、VOCを極力少なくした環境対応型ハードコート剤は、低粘度の有機溶剤や可塑剤等を極端に減らしたため、粘度が上昇する傾向にあり、ハードコート層を薄く均一に塗工するのが難しかった。
また、塗工の観点から、低粘度のVOCを増やすと、乾燥条件によっては、VOCが残留し硬化後皮膜の傷つき性を解決できなかった。
【0003】
特許文献1には無溶剤、かつ粘度が400~1200mPa・sで優れた塗工性を有し、高硬度で耐擦傷性、基材との密着性に優れた塗膜を形成し、反そり性が小さく、耐薬品性に優れた、多官能ウレタンアクリレートと2官能以上アクリレートと単官能アクリレート化合物を含むハードコート用の硬化膜が提案されている。しかし、特許文献1に記載のハードコート用硬化性組成物は、より薄膜での膜厚制御や、平滑な塗膜を形成することが難しく、また硬化膜は、ハードコート剤を塗工したフィルムを巻き取りする際やその後の二次加工において安定的に加工するために必要なアンチブロッキング性にも課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2009/050957号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、優れた塗工性を有し、透明性、アンチブロッキング性、防汚性、傷付き防止性、硬化性を兼ね備えたハードコート層を形成することが可能な、ハードコート層形成用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に至った。
【0007】
本発明は、1つまたは2つのエチレン性不飽和基を有し、25℃における粘度が1~30mPa・s、かつ1気圧の沸点が200℃以上の化合物(A)、3つ以上のエチレン性不飽和基を有する化合物(B)、無機微粒子(C)および光重合開始剤(D)を含有し、化合物(A)と化合物(B)の質量比率(A/B)が30/70~80/20であり、ハードコート層形成用組成物100質量%中、溶剤の含有率が1.0質量%以下であるハードコート層形成用組成物に関する。
【0008】
また、本発明は、化合物(A)100質量%中、2つのエチレン性不飽和基を有し、25℃における粘度が1mPa・s以上6mPa・s未満、かつ1気圧の沸点が240℃以上である化合物(a1)の含有率が、70質量%以上である前記ハードコート層形成用組成物に関する。
【0009】
また、本発明は、化合物(A)と化合物(B)の合計100質量部に対して、無機微粒子(C)を1.0質量部以上10質量部未満含有する前記ハードコート層形成用組成物に関する。
【0010】
また、本発明は、無機微粒子(C)のハードコート層形成用組成物中での平均分散粒子径(D50)が、20~400nmであることを特徴とする前記ハードコート層形成用組成物に関する。
(【0011】以降は省略されています)
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