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公開番号2025101680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218693
出願日2023-12-25
発明の名称電流刺激装置
出願人伊藤超短波株式会社
代理人個人,個人
主分類A61N 1/00 20060101AFI20250630BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】粘着パッドによる電流刺激も鍼通電による治療も可能な治療機器では、両方の知識がなければ適切なパラメータを設定できず、当該治療機器を使えこなせない或いは十分な治療効率が得られない問題があった。
【解決手段】本発明に基づく電流刺激装置は、本体部と、電気信号を出力する電流生成部と、前記電流生成部を制御する制御部と、第1の電流供給手段である鍼に接続された第1のケーブルに設けられた第1のコネクタまたは、第2の電流供給手段に接続された第2のケーブルに設けられ第2のコネクタが接続される接続部と、を有し、前記接続部は、前記第1のコネクタによって反応する検出部であって、前記第2のコネクタによって反応しないコネクタ検出部を有し、前記制御部は、前記コネクタ検出部の反応に応じて、前記電気信号を制御することを特徴としている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本体部と、
電気信号を出力する電流生成部と、
前記電流生成部を制御する制御部と、
前記出力された電気信号を供給するための第1の電流供給手段である鍼に接続された第1のケーブルに設けられて前記第1のケーブルが前記本体部に接続されるコネクタである第1のコネクタまたは、前記第1の電流供給手段とは異なる第2の電流供給手段に接続された第2のケーブルに設けられて前記第2のケーブルが前記本体部に接続されるコネクタであって前記第1のコネクタと形状の異なる第2のコネクタが、択一的に接続される接続部と、を有し、
前記接続部は、前記第1のコネクタが前記接続部に接続された場合に前記第1のコネクタによって反応する検出部であって、前記第2のコネクタが前記接続部に接続された場合には前記第2のコネクタによって反応しないコネクタ検出部を有し、
前記制御部は、前記コネクタ検出部の反応に応じて、前記電気信号を制御することを特徴とする電流刺激装置。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記コネクタ検出部は、前記第1のコネクタが前記接続部に接続された場合に前記第1のコネクタによって押され、前記第2のコネクタが前記接続部に接続された場合には押されないスイッチであることを特徴とする請求項1記載の電流刺激装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人体の肌面もしくは経皮的に或いは鍼を使用して電流刺激を与える物理療法に使用される電流刺激装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、美容効果を得ることや筋肉のコリや疲れの解消、または疼痛緩和や、筋緊張緩和、組織修復といった治療を目的として人体の肌面に刺激を与える様々な装置が提案されている。例えば、刺激として電気信号による電流刺激を与えるものとしては、低周波電気信号を生体に供給することで疼痛や運動機能改善等の治療効果を得る治療器や、筋肉刺激による運動効果が得られるいわゆるEMS(Electrical Muscle Stimulation)機器がある。また、電流刺激として経皮的電気刺激や高電圧刺激法(ハイボルテージ)、微弱電流(マイクロカレント)といった各々の生体に対する効果に違いがある各種方法があり、治療や美容といった各種目的に応じて選択される。
【0003】
あるいは特許文献1では鍼治療に使用する鍼に導電性のクリップを接続してクリップ経由で鍼に電流を供給することにより患部や施術部位に電流を供給する鍼通電治療について記載されている。本明細書において、治療や美容又は診断に使用される物理エネルギー、例えば低周波や高周波などの交流成分或いは周波数成分を有する電流や電圧、或いは正弦波やパルス、インパルスを総称して、或いはそれぞれを電気信号又はパルスという。さらに治療波、又は電気刺激、或いは電気信号ということもある。さらに電気信号又はパルスは、矩形パルスによるパルス列でも、複合パルスによるパルス列であってもよく、正弦波、三角波、ノコギリ波、或いはインパルス列であってもよい。さらに複数のパルスの相互作用によって生成される合成波も単に電気信号あるいはパルスと称し、正弦波によって生成される合成波も単に電気信号又はパルスという。これらの電流刺激装置では、例えば導電性の粘着パッドを人体、例えば患部や施術部位に貼り付けて使用する、または電極が配置されたカップを、カップの内部を負圧にすることで患部や施術部位に吸着させることにより、粘着パッドやカップ内部の電極から患部や施術部位に電流を供給する。なお、本明細書において、電気刺激を使用する治療装置、医療機器、マッサージ機、診断装置、トレーニング機器、体調管理や疲労回復などに使用する機器や美容機器を総称して電流刺激装置という。電流刺激装置を使用した、治療、診断、マッサージ、体調管理或いは美容機器による施術など、経皮的に電気刺激を与える行為のそれぞれを、又は当該行為を総称して治療という。電流刺激装置を使用して治療を行う者やマッサージを行う者、電流刺激装置による診断を行う者、或いは電流刺激装置を使用して美容施術を行う者など、電流刺激装置を使用する者を使用者といい、治療を受ける者を患者という。さらに、電気刺激が付与されるまたは治療が施される人体の部位を患部という。従って、特に明示が無い限り、電流刺激装置の記載はマッサージ器や診断機器や美容機器、或いはけがの予防を行う機器を排除するものではないし、患者と記載していても怪我や疾患を持つ者のみを意味しているのではなく、検査を受ける者や美容施術を受ける者を含む。同様に患部と記載していても怪我や疾患のある部分のみを意味しているのではなく、検査する体の一部や美容施術が施される体の一部も示す。従って治療に使用される電気信号は特に明示が無い限り、マッサージ、診断、体調管理や美容の為に使用される電気信号やパルスを排除するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-198873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
医療や美容施術の現場において、導電性の粘着パッドによる電流刺激や鍼通電による治療を併用する場合が多く、これらの治療に使用する機器をそれぞれ用意する必要があった。これらの機器は大変高額であるだけでなく、使用方法が複雑で使用者が容易に使用できないなどの課題があった。例えば鍼通電治療の知識があっても粘着パットを使用した電流刺激による治療に関する知識が乏しく、適切な電気信号を患部や施術部位に供給できず、治療の効果が挙げられない等の問題があった。
【0006】
逆に粘着パッドによる治療の知識があり、さらに鍼治療の知識があっても鍼通電による治療に関する知識が乏しいと、適切な電気信号による鍼通電を患部や施術部位に供給できず、治療の効果が挙げられない等の問題があった。すなわち粘着パッドによる電流刺激も鍼通電による治療も可能な治療機器では、両方の知識がなければ適切なパラメータを設定できず、当該治療機器を使いこなせない或いは十分な治療効率が得られない問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明に基づく電流刺激装置は、本体部と、電気信号を出力する電流生成部と、前記電流生成部を制御する制御部と、前記出力された電気信号を供給するための第1の電流供給手段である鍼に接続された第1のケーブルに設けられて前記第1のケーブルが前記本体部に接続されるコネクタである第1のコネクタまたは、前記第1の電流供給手段とは異なる第2の電流供給手段に接続された第2のケーブルに設けられて前記第2のケーブルが前記本体部に接続されるコネクタであって前記第1のコネクタと形状の異なる第2のコネクタが、択一的に接続される接続部と、を有し、前記接続部は、前記第1のコネクタが前記接続部に接続された場合に前記第1のコネクタによって反応する検出部であって、前記第2のコネクタが前記接続部に接続された場合には前記第2のコネクタによって反応しないコネクタ検出部を有し、前記制御部は、前記コネクタ検出部の反応に応じて、前記電気信号を制御することを特徴としている。
【0008】
また、前記コネクタ検出部は、前記第1のコネクタが前記接続部に接続された場合に前記第1のコネクタによって押され、前記第2のコネクタが前記接続部に接続された場合には押されないスイッチであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
上記構成を有する本発明は、鍼通電による施術や治療と鍼通電以外の電流刺激による治療を一つの機器で実施できるだけでなく、各治療の設定を自動で実施して、煩わしい機器の設定を回避して、安全で効率のよい治療を実現できる。
【0010】
上記構成を有する本発明は、鍼通電による治療と鍼通電以外の電流刺激による治療をより簡単な構成で判定できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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