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公開番号2025101609
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218572
出願日2023-12-25
発明の名称グリルシャッタ装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60K 11/04 20060101AFI20250630BHJP(車両一般)
要約【課題】より容易な構造でより大きな開口面積を確保しつつ、意匠性を向上させることができるグリルシャッタ装置を得る。
【解決手段】グリルシャッタ装置20は、一端部24Aが車両10のグリル開口12の車両上下方向の上方又は下方において車幅方向に沿った回転軸22に支持され、回転軸22を中心にして回転可能にされた回転部材24と、回転部材24の他端部24Bに固定され、回転部材24の起立時に水平状態となりグリル開口12を開状態とし、回転部材24の傾倒時に傾斜状態又は起立状態となりグリル開口12を閉状態とする一枚の開閉部材26と、一端部が車幅方向に沿った軸を中心にして車両10に回転可能に支持され、他端部がグリル開口12の開閉動作に追従して開閉部材26に対して相対移動する支持部材28と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一端部が車両のグリル開口の車両上下方向の上方又は下方において車幅方向に沿った回転軸に支持され、該回転軸を中心にして回転可能にされた回転部材と、
前記回転部材の他端部に固定され、前記回転部材の起立時に水平状態となり前記グリル開口を開状態とし、前記回転部材の傾倒時に傾斜状態又は起立状態となり前記グリル開口を閉状態とする一枚の開閉部材と、
一端部が車幅方向に沿った軸を中心にして前記車両に回転可能に支持され、他端部が前記グリル開口の開閉動作に追従して前記開閉部材に対して相対移動する支持部材と、
を備えるグリルシャッタ装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記グリル開口の閉状態時に、車幅方向から見て、前記開閉部材と前記支持部材とが車両後方側を頂点とした略L字形状に配設されている請求項1に記載のグリルシャッタ装置。
【請求項3】
前記開閉部材が、車幅方向の両端面に長尺状に開口する開口部を備え、
前記支持部材が、車幅方向の両端側において車幅方向外側から前記開口部に係合されて、前記開口部内を当該開口部に沿って摺動する係合部を備えている請求項1に記載のグリルシャッタ装置。
【請求項4】
前記回転部材の前記回転軸が前記グリル開口の車両上下方向の下方側に設けられている請求項1に記載のグリルシャッタ装置。
【請求項5】
前記開閉部材が水平状態となった際に、前記支持部材と前記開閉部材が前記グリル開口側において滑らかに接続されるように前記開閉部材が面取りされている請求項1に記載のグリルシャッタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるグリルシャッタ装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両上下方向に並列された複数の隙間開口を有するフロントグリルに対して、複数の閉塞プレートをそれぞれ回動させることによりフロントグリルの後方から各隙間開口を閉塞するグリルシャッタ開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-210244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、フロントグリルはブランド毎に共通の意匠形状とする傾向があり、フロントグリルのグリル開口においても意匠を反映させる動向があるため、グリル開口に設けられるシャッタの形状に改善の余地がある。特許文献1に記載のグリルシャッタにおいては、車両上下方向に並列された複数の隙間開口の各々に対して閉塞プレートが設けられている。そのため、閉塞プレートを開状態とした場合でも、グリル開口高さ方向に閉塞プレートが位置してしまい車両上下方向においてより大きな開口を確保するのは困難である。また、閉塞プレートは隙間開口毎に設けられているため、意匠性を高めるために隙間開口の形状を異ならせた際に、各閉塞プレートの形状を隙間開口に対応させることは容易ではない。
【0005】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、より容易な構造でより大きな開口面積を確保しつつ、意匠性を向上させることができるグリルシャッタ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明に係るグリルシャッタ装置は、一端部が車両のグリル開口の車両上下方向の上方又は下方において車幅方向に沿った回転軸に支持され、該回転軸を中心にして回転可能にされた回転部材と、前記回転部材の他端部に固定され、前記回転部材の起立時に水平状態となり前記グリル開口を開状態とし、前記回転部材の傾倒時に傾斜状態又は起立状態となり前記グリル開口を閉状態とする一枚の開閉部材と、一端部が車幅方向に沿った軸を中心にして前記車両に回転可能に支持され、他端部が前記グリル開口の開閉動作に追従して前記開閉部材に対して相対移動する支持部材と、を備える。
【0007】
請求項1に記載の本発明に係るグリルシャッタ装置では、グリル開口を閉状態とした際に、開閉部材のグリル開口側の面がグリル開口に臨むので、グリル開口側の面を意匠面とすることができる。また、複数枚の開閉部材を必要とせずに、一枚の開閉部材によって、グリル開口を開閉することができるので、意匠性が高められた様々な形状のフロントグリルに対応することができる。また、グリル開口を開状態とした際に、開閉部材が水平状態となるので、車両上下方向においてより大きな開口面積を確保することができる。また、支持部材は一端部が車両に回転可能に支持されており、他端部がグリル開口の開閉動作に追従して開閉部材に対して相対移動するため、回転部材の一端部における一軸の回転駆動機構によってグリル開口を開閉することができる。以上により、請求項1に記載の本発明に係るグリルシャッタ装置では、より容易な構造でより大きな開口面積を確保しつつ、意匠性を向上させることができる。
【0008】
請求項2に記載の本発明に係るグリルシャッタ装置は、請求項1に記載の構成において、前記グリル開口の閉状態時に、車幅方向から見て、前記開閉部材と前記支持部材とが車両後方側を頂点とした略L字形状に配設されている。
【0009】
請求項2に記載の本発明に係るグリルシャッタ装置では、グリル開口の閉状態時に、車幅方向から見て、開閉部材と支持部材とが車両後方側を頂点とした略L字形状に配設されているので、例えば縦長で車両上下方向の中央より上側において車幅方向内側にくびれた形状とされたいわゆるスピンドル形状のフロントグリルにグリルシャッタ装置を対応させることができる。
【0010】
請求項3に記載の本発明に係るグリルシャッタ装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記開閉部材が、車幅方向の両端面に長尺状に開口する開口部を備え、前記支持部材が、車幅方向の両端側において車幅方向外側から前記開口部に係合されて、前記開口部内を当該開口部に沿って摺動する係合部を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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