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公開番号2025101159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217802
出願日2023-12-25
発明の名称苗使用量管理システム
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01C 11/02 20060101AFI20250630BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】出来るだけ簡素な構成で、オペレータ等が作業領域に必要な苗量を把握できる移植機の苗使用量管理システムを提供すること。
【解決手段】入力された苗情報に基づいて、作業領域に応じて移植機で使用する苗量を算出する苗使用量管理システム。移植機に備えられた苗載台と、苗載台に載置された苗の有無を検知する苗検知部と、苗の移植作業のための予め設定された動作に応じて苗の移動に関する計測処理を開始し、苗検知部による苗の有無の検知が変化したことに応じて計測処理を終了して作業領域に必要な苗量を算出する苗量算出部と、苗量算出部によって算出された必要な苗量を報知する報知部と、が備えられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
入力された苗情報に基づいて、作業領域に応じて移植機で使用する苗量を算出する苗使用量管理システムであって、
前記移植機に備えられた苗載台と、
前記苗載台に載置された苗の有無を検知する苗検知部と、
前記苗の移植作業のための予め設定された動作に応じて前記苗の移動に関する計測処理を開始し、前記苗検知部による前記苗の有無の検知が変化したことに応じて前記計測処理を終了して前記作業領域に必要な前記苗量を算出する苗量算出部と、
前記苗量算出部によって算出された必要な前記苗量を報知する報知部と、が備えられている苗使用量管理システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記苗検知部は、前記苗載台に載置された苗の載置量に関する情報を検知する苗センサであって、
前記苗量算出部は、前記載置量に関する情報として前記載置量が予め設定された閾値以下に減少したことを示す苗通知情報を前記苗センサが検知したことに応じて、前記作業領域に必要な前記苗量を算出するように構成されている請求項1に記載の苗使用量管理システム。
【請求項3】
前記載置量に関する情報に、前記苗載台に載置された前記苗の縦方向の長さに関する情報が含まれ、
前記苗通知情報は、前記苗載台に残された前記苗の前記縦方向の長さが予め設定された第一長さ以下になったことを示す情報である請求項2に記載の苗使用量管理システム。
【請求項4】
前記移植機に、前記苗載台から前記苗を取り出して圃場に前記苗を移植する植付機構が備えられ、
前記植付機構による作業開始前に前記苗載台に載置された前記苗が存在する領域の前記縦方向における実際の長さである第二長さを取得可能な長さ取得部が備えられている請求項3に記載の苗使用量管理システム。
【請求項5】
前記移植機に、
前記苗載台に載置された前記苗を前記植付機構に向けて前記縦方向に送る縦送り機構と、
前記縦送り機構の動作を検出する縦送り検出部と、が備えられ、
前記苗量算出部は、前記第一長さと前記第二長さとの差分と、前記縦送り検出部の検出結果と、に基づいて前記作業領域に必要な前記苗量を算出するように構成されている請求項4に記載の苗使用量管理システム。
【請求項6】
前記縦送り検出部の検出結果は、前記長さ取得部によって前記第二長さが取得されてから前記苗センサによって前記苗通知情報が検知されるまでの間の前記縦送り機構による縦送りの回数である請求項5に記載の苗使用量管理システム。
【請求項7】
前記縦送り検出部の検出結果は、前記長さ取得部によって前記第二長さが取得されてから前記苗センサによって前記苗通知情報が検知されるまでの間の前記縦送り機構による縦送り量である請求項5に記載の苗使用量管理システム。
【請求項8】
前記苗載台に載置される前記苗は、マット状に形成された苗マットであって、
前記長さ取得部は、前記苗載台に載置される前の前記苗マットの前記縦方向における長さと、前記第二長さと、の差分に基づいて前記苗マットが前記苗載台に載置された際の潰れ量を取得可能に構成されている請求項4から7の何れか一項に記載の苗使用量管理システム。
【請求項9】
前記苗量算出部は、前記潰れ量に基づいて前記作業領域に必要な前記苗量を算出するように構成されている請求項8に記載の苗使用量管理システム。
【請求項10】
前記移植機に、
前記苗載台から前記苗を取り出して圃場に苗を移植する植付機構と、
前記苗載台に載置された前記苗を前記植付機構に向けて縦方向に送る縦送り機構と、
前記縦送り機構の動作を検出する縦送り検出部と、が備えられ、
前記苗検知部による前記苗の有無の検知が変化したことに応じて、前記縦送り検出部の検出結果に基づいて前記苗載台から前記苗を取り出す前記植付機構の苗取量を調節する苗取量調節部が備えられている請求項1に記載の苗使用量管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移植機の苗使用量管理システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
移植機が移植作業を行う際に、圃場で移植機作業を完了すると同時に、予め用意された苗マットを使い切ることが理想であるが、従来においては、農機等のマニュアルに記載された目安表で植付装置の苗取量を設定するしか方法が無かった。また、圃場の田植えに必要な苗マットの枚数を厳密に推定するには、非常に煩雑な作業が必要であった。このため、圃場の田植え作業の状況に合わせて植付機構の苗取量を最適化する構成が、例えば特開2023-15792号公報(特許文献1)に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-15792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、圃場の田植え作業の状況に合わせて植付機構の苗取量を最適化するために、専用のセンサ類を設けることは、コスト面で不利となる。また、移植機の苗載台の裏面領域や植付機構の周辺領域には、種々の機構が配置されている。このため、如何にコストを掛けずに、オペレータ等にとって圃場に必要な苗量を過不足なく用意できるかが課題となる。
【0005】
本発明の目的は、出来るだけ簡素な構成で、オペレータ等が作業領域に必要な苗量を把握できる移植機の苗使用量管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による苗使用量管理システムは、入力された苗情報に基づいて、作業領域に応じて移植機で使用する苗量を算出する苗使用量管理システムであって、前記移植機に備えられた苗載台と、前記苗載台に載置された苗の有無を検知する苗検知部と、前記苗の移植作業のための予め設定された動作に応じて前記苗の移動に関する計測処理を開始し、前記苗検知部による前記苗の有無の検知が変化したことに応じて前記計測処理を終了して前記作業領域に必要な前記苗量を算出する苗量算出部と、前記苗量算出部によって算出された必要な前記苗量を報知する報知部と、が備えられていることを特徴とする。
【0007】
本発明によると、苗量算出部が苗検知部における検知の変化後に、作業領域において必要な苗量を算出する。苗検知部における検知に変化が生じたときには、苗載台に載置された苗が消費された状態である。このため、このときに必要な苗量が算出されて報知されることによって、オペレータ等が実際に必要な苗量を把握できる。これにより、出来るだけ簡素な構成で、オペレータ等が作業領域に必要な苗量を把握できる移植機の苗使用量管理システムが実現される。
【0008】
本発明において、前記苗検知部は、前記苗載台に載置された苗の載置量に関する情報を検知する苗センサであって、前記苗量算出部は、前記載置量に関する情報として前記載置量が予め設定された閾値以下に減少したことを示す苗通知情報を前記苗センサが検知したことに応じて、前記作業領域に必要な前記苗量を算出するように構成されていると好適である。
【0009】
本構成であれば、苗センサは載置量に関する情報を検知するように構成され、載置量が閾値を下回ることによって、苗載台の苗が所定の量以上に消費されたことを検知できる。このときに作業領域において必要な苗量が算出されて報知されることによって、オペレータ等が実際に必要な苗量を把握できる。
【0010】
本発明において、前記載置量に関する情報に、前記苗載台に載置された前記苗の縦方向の長さに関する情報が含まれ、前記苗通知情報は、前記苗載台に残された前記苗の前記縦方向の長さが予め設定された第一長さ以下になったことを示す情報であると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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