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公開番号
2025103849
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221527
出願日
2023-12-27
発明の名称
アブラナ科属間雑種の抽苔抑制方法、アブラナ科属間雑種の苗の生産方法及びアブラナ科属間雑種の野菜の生産方法
出願人
カゴメ株式会社
代理人
主分類
A01G
22/15 20180101AFI20250702BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 アブラナ科属間雑種の抽苔を抑制すること。
【解決手段】 本発明に係るアブラナ科属間雑種の抽苔抑制方法を構成するのは、少なく
とも、選抜である。選抜において、生長点の高さを指標として、アブラナ科属間雑種の苗
が選抜される。本発明に係るアブラナ科属間雑種の苗の生産方法を構成するのは、少なく
とも、選抜である。選抜において、生長点の高さを指標として、アブラナ科属間雑種の苗
が選抜される。本発明に係るアブラナ科属間雑種の野菜の生産方法を構成するのは、少な
くとも、選抜、定植及び収穫である。選抜において、生長点の高さを指標として、アブラ
ナ科属間雑種の苗が選抜される。定植において、前記選抜によって選抜された苗が定植さ
れる。収穫において、少なくともアブラナ科属間雑種の葉が収穫される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アブラナ科属間雑種の抽苔抑制方法であって、それを構成するのは、少なくとも、次の工
程である:
選抜:ここで選抜されるのは、アブラナ科属間雑種の苗であり、
前記選抜の指標は、生長点の高さである。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
請求項1の方法であって、
前記選抜により選抜されるのは、生長点の高さが低いアブラナ科属間雑種の苗である。
【請求項3】
請求項2の方法であって、
前記選抜により選抜されるアブラナ科属間雑種の苗の生長点の高さは、同じ時期に作出
されたアブラナ科属間雑種の苗の集団の平均値未満である。
【請求項4】
請求項3の方法であって、
前記選抜により選抜されるアブラナ科属間雑種の苗の生長点の高さは、1.8cm未満
である。
【請求項5】
請求項1の方法であって、
前記選抜の指標は、さらに、草丈である。
【請求項6】
請求項5の方法であって、
前記選抜されるアブラナ科属間雑種の苗が満たす[A]生長点の高さ(cm)、及び、
[B]草丈(cm)の関係は、B/A≧8.5である。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れかの方法であって、それを構成するのは、更に、次の工程である:
順化:ここで順化されるのは、アブラナ科属間雑種の苗であり、
前記選抜の時期は、順化後4週目から5週目である。
【請求項8】
アブラナ科属間雑種の苗の生産方法であって、それを構成するのは、少なくとも、次の工
程である:
選抜:ここで選抜されるのは、アブラナ科属間雑種の苗であり、
前記選抜の指標は、生長点の高さである。
【請求項9】
請求項8の生産方法であって、
前記選抜により選抜されるのは、生長点の高さが低いアブラナ科属間雑種の苗である。
【請求項10】
請求項9の生産方法であって、
前記選抜により選抜されるアブラナ科属間雑種の苗の生長点の高さは、同じ時期に作出
されたアブラナ科属間雑種の苗の集団の平均値未満である。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明が関係するのは、アブラナ科属間雑種の抽苔抑制方法、アブラナ科属間雑種の苗
の生産方法及びアブラナ科属間雑種の野菜の生産方法である。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、市場で求められているのは、新しい価値をもった野菜である。新規な野菜の開発
にあたり、その候補の一つは、アブラナ科野菜である。アブラナ科野菜を一つの候補とす
るのは、食経験のある野菜が多く存在しているからである。アブラナ科野菜に含まれるの
は、アブラナ属の野菜(例えば、ハクサイ、カブ、キャベツ、ブロッコリー、ケールなど
)、ダイコン属の野菜(例えば、ダイコンなど)、オランダガラシ属の野菜(例えば、ク
レソンなど)、キバナスズシロ属の野菜(例えば、ルッコラなど)、ワサビ属の野菜(例
えば、山葵など)である。
【0003】
新規なアブラナ科の野菜を開発する方法は、様々であるが、例示すると、種間交配や属
間交配などである。アラブナ科の種間雑種は、広く普及しており、例示すると、菜種など
である。他方、アラブナ科の属間雑種は、普及していない。アラブナ科の属間雑種が普及
していないのは、不稔性を示すからである。不稔性を示す植物を増殖させることは難しい
。これを解決する方法の一つは、組織培養である。例えば、特許文献1が開示するのは、
アブラナ科属間雑種の苗の生産方法である。特許文献2が開示するのは、サラダナの苗の
生産方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2020/196388
特開平06-343360号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、アブラナ科属間雑種の抽苔を抑制することである。
アブラナ科の植物は、気温や日長の条件で抽苔が起こることがある。さらに、組織培養を
繰り返すと、抽苔が起こりやすくなる傾向がある。抽苔が起こると、植物体内の資源配分
が、栄養成長から生殖成長へ変化する。つまり、抽苔が起こると、栄養器官である葉の生
長が鈍化する。葉が収穫対象である野菜において、抽苔は収量を低下させる要因の1つで
ある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上を踏まえて、本願発明者が鋭意検討して見出したのは、苗の生長点の高さと抽苔の
発生しやすさに関連があることである。つまり、苗の生長点の高さを指標に、抽苔の起こ
りにくい個体の選抜が可能となることである。
【0007】
この観点から、本発明を定義すると、以下のとおりである。
【0008】
本発明に係るアブラナ科属間雑種の抽苔抑制方法を構成するのは、少なくとも、選抜で
ある。選抜において、生長点の高さを指標として、アブラナ科属間雑種の苗が選抜される
。
【0009】
本発明に係るアブラナ科属間雑種の苗の生産方法を構成するのは、少なくとも、選抜で
ある。選抜において、生長点の高さを指標として、アブラナ科属間雑種の苗が選抜される
。
【0010】
本発明に係るアブラナ科属間雑種の野菜の生産方法を構成するのは、少なくとも、選抜
、定植及び収穫である。選抜において、生長点の高さを指標として、アブラナ科属間雑種
の苗が選抜される。定植において、前記選抜によって選抜された苗が定植される。収穫に
おいて、少なくともアブラナ科属間雑種の葉が収穫される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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