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公開番号2025104418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222197
出願日2023-12-28
発明の名称間伐木選定システム、間伐木選定方法及び間伐木選定プログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類A01G 7/00 20060101AFI20250703BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】樹木の葉や枝の密集度を考慮した間伐対象木の選定を行うことが可能な間伐木選定システム、間伐木選定方法及び間伐木選定プログラムを提供すること。
【解決手段】間伐木選定システムは、樹木の高さと、樹木の樹冠面積と、樹木に上方からレーザ光を照射したときのレーザ光の透過度合い又は反射度合いとを用いて、間伐対象木を選定するための選定指標値を算出する選定指標値算出部102と、複数の樹木の中から樹木の距離に基づいて樹木ペアを決定する樹木ペア決定部104と、選定指標値を用いて、複数の樹木の中から間伐対象木を選定する間伐木選定部105とを含む。間伐木選定部105は、間伐対象木の間伐手法が上層間伐である場合、樹木ペアのうち選定指標値が大きい樹木を、間伐対象木として決定し、間伐対象木の間伐手法が下層間伐である場合、選定指標値が小さい樹木を、間伐対象木として決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の樹木の中から間伐対象木を選定する間伐木選定システムであって、
前記樹木の高さと、前記樹木の樹冠面積と、前記樹木に上方からレーザ光を照射したときの前記レーザ光の透過度合い又は反射度合いとを用いて、前記間伐対象木を選定するための選定指標値を算出する選定指標値算出部と、
複数の樹木の中から前記樹木の距離に基づいて樹木ペアを決定する樹木ペア決定部と、
前記選定指標値算出部が算出した前記選定指標値を用いて、複数の樹木の中から間伐対象木を選定する間伐木選定部とを含み、
前記間伐木選定部は、
間伐対象木の間伐手法が上層間伐である場合、前記樹木ペアのうち前記選定指標値が大きい樹木を、間伐対象木として決定し、
間伐対象木の間伐手法が下層間伐である場合、前記樹木ペアのうち前記選定指標値が小さい樹木を、間伐対象木として決定する、
間伐木選定システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
間伐対象木の間伐手法が全層間伐である場合、前記間伐木選定部は、
前記選定指標値の大きさに基づいて、複数の樹木を複数のグループに分類し、
分類されたグループのうち少なくとも前記選定指標値が最大のグループに属する樹木を、間伐対象木として決定する、請求項1に記載の間伐木選定システム。
【請求項3】
間伐対象木の間伐手法が上層間伐である場合、前記間伐木選定部は、
間伐対象エリアの区域毎のレーザ光の透過率若しくは透過割合、前記透過率若しくは透過割合と正の相関がある林内相対照度、又は開空度が、既定の閾値以下であるか否か判定し、
前記透過率若しくは透過割合、前記林内相対照度又は前記開空度が、既定の閾値以下であると判定された場合、前記透過率若しくは透過割合、前記林内相対照度又は前記開空度が前記閾値以下であると判定された区域内の前記樹木ペアのうち前記選定指標値が大きい樹木を、間伐対象木として決定する、請求項1又は2に記載の間伐木選定システム。
【請求項4】
複数の樹木の中から間伐対象木を選定する間伐木選定方法であって、コンピュータが、
前記樹木の高さと、前記樹木の樹冠面積と、前記樹木に上方からレーザ光を照射したときの前記レーザ光の透過度合い又は反射度合いとを用いて、前記間伐対象木を選定するための選定指標値を算出するステップと、
複数の樹木の中から前記樹木の距離に基づいて樹木ペアを決定するステップと、
算出された前記選定指標値を用いて、複数の樹木の中から間伐対象木を選定するステップとを実行し、
前記間伐対象木を選定するステップは、
間伐対象木の間伐手法が上層間伐である場合、前記樹木ペアのうち前記選定指標値が大きい樹木を、間伐対象木として決定するステップと、
間伐対象木の間伐手法が下層間伐である場合、前記樹木ペアのうち前記選定指標値が小さい樹木を、間伐対象木として決定するステップとを含む、
間伐木選定方法。
【請求項5】
複数の樹木の中から間伐対象木を選定する間伐木選定プログラムであって、コンピュータに対し、
前記樹木の高さと、前記樹木の樹冠面積と、前記樹木に上方からレーザ光を照射したときの前記レーザ光の透過度合い又は反射度合いとを用いて、前記間伐対象木を選定するための選定指標値を算出するステップと、
複数の樹木の中から前記樹木の距離に基づいて樹木ペアを決定するステップと、
算出された前記選定指標値を用いて、複数の樹木の中から間伐対象木を選定するステップとを実行させ、
前記間伐対象木を選定するステップは、
間伐対象木の間伐手法が上層間伐である場合、前記樹木ペアのうち前記選定指標値が大きい樹木を、間伐対象木として決定するステップと、
間伐対象木の間伐手法が下層間伐である場合、前記樹木ペアのうち前記選定指標値が小さい樹木を、間伐対象木として決定するステップとを含む、
間伐木選定プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、間伐対象の樹木を選定するための間伐木選定システム、間伐木選定方法及び間伐木選定プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、間伐対象の樹木を選定するための種々の技術が提案されている。このような技術の一例として、特許文献1は、間伐対象区域に存在する樹木に関する情報が個々の樹木ごとに記録されている森林資源情報に基づいて、間伐対象区域に存在する樹木のうち、間伐すべき樹木を間伐木として選定する間伐木の選定方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-80663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1が開示する間伐木の選定方法は、樹木の葉や枝の密集度に基づいて間伐木を選定するものではないため、葉や枝の密集度を考慮した間伐対象木の選定を行うことができないという課題があった。
【0005】
本開示は、樹木の葉や枝の密集度を考慮した間伐対象木の選定を行うことが可能な間伐木選定システム、間伐木選定方法及び間伐木選定プログラムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る複数の樹木の中から間伐対象木を選定する間伐木選定システムは、
樹木の高さと、樹木の樹冠面積と、樹木に上方からレーザ光を照射したときのレーザ光の透過度合い又は反射度合いとを用いて、間伐対象木を選定するための選定指標値を算出する選定指標値算出部と、
複数の樹木の中から樹木の距離に基づいて樹木ペアを決定する樹木ペア決定部と、
選定指標値算出部が算出した選定指標値を用いて、複数の樹木の中から間伐対象木を選定する間伐木選定部とを含み、
間伐木選定部は、
間伐対象木の間伐手法が上層間伐である場合、樹木ペアのうち選定指標値が大きい樹木を、間伐対象木として決定し、
間伐対象木の間伐手法が下層間伐である場合、樹木ペアのうち選定指標値が小さい樹木を、間伐対象木として決定する。
【0007】
間伐対象木の間伐手法が全層間伐である場合、間伐木選定部は、
選定指標値の大きさに基づいて、複数の樹木を複数のグループに分類し、
分類されたグループのうち少なくとも選定指標値が最大のグループに属する樹木を、間伐対象木として決定し得る。
【0008】
間伐対象木の間伐手法が上層間伐である場合、間伐木選定部は、
間伐対象エリアの区域毎のレーザ光の透過率若しくは透過割合、透過率若しくは透過割合と正の相関がある林内相対照度、又は開空度が、既定の閾値以下であるか否か判定し、
透過率若しくは透過割合、林内相対照度又は開空度が、既定の閾値以下であると判定された場合、透過率若しくは透過割合、林内相対照度又は開空度が閾値以下であると判定された区域内の樹木ペアのうち選定指標値が大きい樹木を、間伐対象木として決定し得る。
【0009】
本開示に係る複数の樹木の中から間伐対象木を選定する間伐木選定方法は、コンピュータが、
樹木の高さと、樹木の樹冠面積と、樹木に上方からレーザ光を照射したときのレーザ光の透過度合い又は反射度合いとを用いて、間伐対象木を選定するための選定指標値を算出するステップと、
複数の樹木の中から樹木の距離に基づいて樹木ペアを決定するステップと、
算出された選定指標値を用いて、複数の樹木の中から間伐対象木を選定するステップとを実行し、
間伐対象木を選定するステップは、
間伐対象木の間伐手法が上層間伐である場合、樹木ペアのうち選定指標値が大きい樹木を、間伐対象木として決定するステップと、
間伐対象木の間伐手法が下層間伐である場合、樹木ペアのうち選定指標値が小さい樹木を、間伐対象木として決定するステップとを含む。
【0010】
本開示に係る複数の樹木の中から間伐対象木を選定する間伐木選定プログラムは、コンピュータに対し、
樹木の高さと、樹木の樹冠面積と、樹木に上方からレーザ光を照射したときのレーザ光の透過度合い又は反射度合いとを用いて、間伐対象木を選定するための選定指標値を算出するステップと、
複数の樹木の中から樹木の距離に基づいて樹木ペアを決定するステップと、
算出された選定指標値を用いて、複数の樹木の中から間伐対象木を選定するステップとを実行させ、
間伐対象木を選定するステップは、
間伐対象木の間伐手法が上層間伐である場合、樹木ペアのうち選定指標値が大きい樹木を、間伐対象木として決定するステップと、
間伐対象木の間伐手法が下層間伐である場合、樹木ペアのうち選定指標値が小さい樹木を、間伐対象木として決定するステップとを含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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