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公開番号
2025104514
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222371
出願日
2023-12-28
発明の名称
甲殻類の陸上養殖における水質管理システムおよび甲殻類の生産方法
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01K
61/59 20170101AFI20250703BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】甲殻類の陸上養殖において、給餌に関する制御と換水に関する制御とを簡素化できる技術を提供する。
【解決手段】甲殻類の陸上養殖における水質管理システムは、甲殻類の飼育水におけるアンモニア濃度を検出するアンモニアセンサと、制御部と、を備え、制御部は、検出されたアンモニア濃度が、予め定められた第1の閾値以上である場合に、第1の閾値未満である場合と比較して甲殻類への給餌量を減少させ、検出されたアンモニア濃度が、第1の閾値よりも大きい予め定められた第2の閾値以上である場合に、飼育水の換水の実行を決定する、ことを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
甲殻類の陸上養殖における水質管理システムであって、
前記甲殻類の飼育水におけるアンモニア濃度を検出するアンモニアセンサと、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
検出されたアンモニア濃度が、予め定められた第1の閾値以上である場合に、前記第1の閾値未満である場合と比較して前記甲殻類への給餌量を減少させ、
検出されたアンモニア濃度が、前記第1の閾値よりも大きい予め定められた第2の閾値以上である場合に、前記飼育水の換水の実行を決定する、
ことを特徴とする、水質管理システム。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の水質管理システムにおいて、
前記制御部は、
検出されたアンモニア濃度が、前記第2の閾値よりも大きい予め定められた第3の閾値以上である場合に、前記第3の閾値未満である場合と比較して前記換水の量を増やす、
ことを特徴とする、水質管理システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の水質管理システムにおいて、
前記甲殻類が、バナメイエビである、
ことを特徴とする、水質管理システム。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の水質管理システムにおいて、
前記アンモニアセンサは、隔膜式電極を有している、
ことを特徴とする、水質管理システム。
【請求項5】
陸上養殖における甲殻類の生産方法であって、
前記甲殻類の飼育水におけるアンモニア濃度が、予め定められた第1の閾値以上である場合に、前記第1の閾値未満である場合と比較して前記甲殻類への給餌量を減少させ、
前記飼育水におけるアンモニア濃度が、前記第1の閾値よりも大きい予め定められた第2の閾値以上である場合に、前記飼育水の換水の実行を決定する、
ことを特徴とする、甲殻類の生産方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、甲殻類の陸上養殖における水質管理システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、エビやカニ等の甲殻類を対象とした陸上養殖が行われている。一般に、陸上養殖においては、養殖対象生物の健康状態の悪化を抑制するために、水質の管理が行われる。例えば、特許文献1には、飼育水中の懸濁態物質を除去した試水の吸光度又は体積消散係数を計測し、該計測値から回帰式によりアンモニウムイオン濃度を求める演算処理を行い、該演算処理の結果が、予め定められた上限値を越えた場合に、前記上限値を下回るために必要な換水量を換水する生物飼育水槽の水質監視方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公平07-031115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の水質監視方法では、給餌に関する制御について考慮されていない。このため、給餌に関する制御と換水に関する制御とを簡素化する観点において、改善の余地があった。したがって、甲殻類の陸上養殖において、給餌に関する制御と換水に関する制御とを簡素化できる技術が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することができる。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、甲殻類の陸上養殖における水質管理システムが提供される。この水質管理システムは、前記甲殻類の飼育水におけるアンモニア濃度を検出するアンモニアセンサと、制御部と、を備え、前記制御部は、検出されたアンモニア濃度が、予め定められた第1の閾値以上である場合に、前記第1の閾値未満である場合と比較して前記甲殻類への給餌量を減少させ、検出されたアンモニア濃度が、前記第1の閾値よりも大きい予め定められた第2の閾値以上である場合に、前記飼育水の換水の実行を決定する、ことを特徴とする。この形態の水質管理システムによれば、アンモニア濃度を用いて甲殻類への給餌量と飼育水の換水の実行とを決定するので、給餌に関する制御と換水に関する制御とを簡素化できる。
【0007】
(2)上記(1)に記載の水質管理システムにおいて、前記制御部は、検出されたアンモニア濃度が、前記第2の閾値よりも大きい予め定められた第3の閾値以上である場合に、前記第3の閾値未満である場合と比較して前記換水の量を増やしてもよい。この形態の水質管理システムによれば、アンモニア濃度に応じて換水量を制御できる。
【0008】
(3)上記(1)または上記(2)に記載の水質管理システムにおいて、前記甲殻類が、バナメイエビであってもよい。この形態の水質管理システムによれば、バナメイエビの陸上養殖において、給餌に関する制御と換水に関する制御とを簡素化できる。
【0009】
(4)上記(1)から上記(3)までのいずれか一項に記載の水質管理システムにおいて、前記アンモニアセンサは、隔膜式電極を有していてもよい。この形態の水質管理システムによれば、試料に含まれるアンモニア以外の物質による影響を低減できる結果、検出精度の低下を抑制できる。
【0010】
(5)本開示の他の形態よれば、陸上養殖における甲殻類の生産方法が提供される。この甲殻類の生産方法は、前記甲殻類の飼育水におけるアンモニア濃度が、予め定められた第1の閾値以上である場合に、前記第1の閾値未満である場合と比較して前記甲殻類への給餌量を減少させ、前記飼育水におけるアンモニア濃度が、前記第1の閾値よりも大きい予め定められた第2の閾値以上である場合に、前記飼育水の換水の実行を決定する、ことを特徴とする。この形態の甲殻類の生産方法によれば、アンモニア濃度を用いて甲殻類への給餌量と飼育水の換水の実行とを決定するので、給餌に関する制御と換水に関する制御とを簡素化できる。
(【0011】以降は省略されています)
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