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公開番号2025117941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012950
出願日2024-01-31
発明の名称コンバイン
出願人三菱マヒンドラ農機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A01D 41/12 20060101AFI20250805BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】排気ガス浄化装置の排気管に対する藁屑などの堆積を抑制する。
【解決手段】エンジン10の排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置14と、浄化された排気ガスを機外に排出する排気管15と、を備えるコンバイン1であって、排気ガス浄化装置14は、操縦部11の脱穀部6側の側部に、長手方向が前後方向に沿うように配置され、排気管15は、側面視において、排気ガス浄化装置14から斜め上後方に略直線状に延在し、かつ先端部が揚穀装置7より上方に位置するように配置され、さらに、正面視において、排気管15の下部は、上側ほど操縦部11に近づくように傾斜し、かつ排気管15の上部は、上側ほど脱穀部6に近づくように傾斜する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
正面視で機体の一側部に配置される操縦部と、
正面視で機体の他側部に配置される脱穀部と、
前記操縦部の後方に配置される穀粒タンクと、
前記脱穀部と前記穀粒タンクとの間に立設され、前記脱穀部で脱穀された穀粒を穀粒タンクへ搬送する揚穀装置と、
前記操縦部の下方に配置されるエンジンと、
前記エンジンの排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置と、
前記排気ガス浄化装置で浄化された排気ガスを機外に排出する排気管と、を備えるコンバインであって、
前記排気ガス浄化装置は、前記操縦部の前記脱穀部側の側部に、長手方向が前後方向に沿うように配置され、
前記排気管は、側面視において、前記排気ガス浄化装置から斜め上後方に略直線状に延在し、かつ先端部が前記揚穀装置より上方に位置するように配置され、
さらに、正面視において、前記排気管の下部は、上側ほど前記操縦部に近づくように傾斜し、かつ前記排気管の上部は、上側ほど前記脱穀部に近づくように傾斜することを特徴とするコンバイン。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記穀粒タンク内の穀粒を機外に搬出するオーガと、
前記オーガを格納位置で支持するオーガ受けと、をさらに備え、
前記オーガ受けは、前記操縦部の前記脱穀部側の側部後方に配置され、
前記排気管の先端部は、前記オーガ受けの後方に配置され、機体後方に向けて排気ガスを排出することを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記排気管は、格納状態の前記オーガよりも低い位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記オーガを前記オーガ受けに固定するためのオーガ固定具をさらに備え、
前記オーガ固定具は、前記オーガ受けの前側に配置されることを特徴とする請求項2に記載のコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排気ガス浄化装置を備えるコンバインに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンから排出される排気ガスの浄化を目的とし、排気ガス中の粒子状物質を除去する粒子状物質除去装置(DPF:Diesel Particulate Filter)などの排気ガス浄化装置を備えるコンバインが知られている。例えば、特許文献1には、エンジンの近傍に排気ガス浄化装置を配置し、排気ガス浄化装置で浄化した排気ガスを機体底部から機外に排出するコンバインが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6877189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のコンバインでは、排気ガス浄化装置で浄化した排気ガスを機外に排出する排気管が機体底部に配置されているので、脱穀部から発生する藁屑などが排気管上に堆積する可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、正面視で機体の一側部に配置される操縦部と、正面視で機体の他側部に配置される脱穀部と、前記操縦部の後方に配置される穀粒タンクと、前記脱穀部と前記穀粒タンクとの間に立設され、前記脱穀部で脱穀された穀粒を穀粒タンクへ搬送する揚穀装置と、前記操縦部の下方に配置されるエンジンと、前記エンジンの排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置と、前記排気ガス浄化装置で浄化された排気ガスを機外に排出する排気管と、を備えるコンバインであって、前記排気ガス浄化装置は、前記操縦部の前記脱穀部側の側部に、長手方向が前後方向に沿うように配置され、前記排気管は、側面視において、前記排気ガス浄化装置から斜め上後方に略直線状に延在し、かつ先端部が前記揚穀装置より上方に位置するように配置され、さらに、正面視において、前記排気管の下部は、上側ほど前記操縦部に近づくように傾斜し、かつ前記排気管の上部は、上側ほど前記脱穀部に近づくように傾斜することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のコンバインであって、前記穀粒タンク内の穀粒を機外に搬出するオーガと、前記オーガを格納位置で支持するオーガ受けと、をさらに備え、前記オーガ受けは、前記操縦部の前記脱穀部側の側部後方に配置され、前記排気管の先端部は、前記オーガ受けの後方に配置され、機体後方に向けて排気ガスを排出することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載のコンバインであって、前記排気管は、格納状態の前記オーガよりも低い位置に配置されることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2に記載のコンバインであって、前記オーガを前記オーガ受けに固定するためのオーガ固定具をさらに備え、前記オーガ固定具は、前記オーガ受けの前側に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、排気ガス浄化装置で浄化された排気ガスを機外に排出する排気管は、先端部が揚穀装置より上方に位置するように配置されるので、機体底部に配置する場合に比べ、脱穀部から発生する藁屑などの堆積を低減させることができる。また、排気管は、側面視において、排気ガス浄化装置から斜め上後方に略直線状に延在するので、排気管内における排気ガスの偏りを減らし、排気ガスを効率良く機外に排出できる。また、正面視において、排気管の下部は、上側ほど操縦部に近づくように傾斜し、かつ排気管の上部は、上側ほど脱穀部に近づくように傾斜するので、排気管の中間部を脱穀部から遠ざけ、排気管の熱が脱穀駆動ベルトなどに悪影響を与える可能性を低減できる。
また、請求項2の発明によれば、オーガ受けは、操縦部の脱穀部側の側部後方に配置され、排気管の先端部は、オーガ受けの後方に配置され、機体後方に向けて排気ガスを排出するので、オペレータが排気管に接触する可能性を低減できるだけでなく、オーガ受けを排気管の支持部材に利用できる。
また、請求項3の発明によれば、排気管は、格納状態のオーガよりも低い位置に配置されるので、コンバインをシートで覆う際、シートが排気管に接触する可能性を低減し、排気管の熱によるシートの溶融を防止できる。
また、請求項4の発明によれば、オーガ固定具は、オーガ受けの前側に配置されるので、オーガ固定具を操作する際に排気管に接触することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係るコンバインの右側面図である。
本発明の実施形態に係るコンバインの平面図である。
本発明の実施形態に係るコンバイン(排気管カバーあり)の要部右側面図である。
本発明の実施形態に係るコンバイン(排気管カバーなし)の要部右側面図である。
本発明の実施形態に係るコンバイン(排気管カバーなし)の要部平面図である。
本発明の実施形態に係るコンバイン(排気管カバーなし)の要部正面図である。
本発明の実施形態に係るコンバイン(排気管カバーあり)の要部斜視図である。
本発明の実施形態に係るコンバイン(排気管カバーなし)の要部斜視図である。
本発明の実施形態に係るコンバインを右前方から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係るコンバインの第1排気管カバーの取付構造を示す分解斜視図である。
本発明の実施形態に係るコンバインの排気管の取付構造を示す分解斜視図である。
本発明の実施形態に係るコンバインの第2排気管カバーの取付構造を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1~図9において、1はコンバインであって、該コンバイン1は、機体フレーム2の下方にクローラ式の走行部3を有した走行機体4と、走行機体4の前部に昇降自在に連結される前処理部5と、前処理部5が刈り取った茎稈から穀粒を脱穀して選別する脱穀部6と、脱穀部6が選別した穀粒を搬送する揚穀装置7と、揚穀装置7を介して脱穀部6から供給される穀粒を貯留する穀粒タンク8と、穀粒タンク8内の穀粒を機外に排出するオーガ9と、各部に動力を供給するエンジン10と、オペレータが乗車する操縦部11と、を備える。
【0009】
正面視において、操縦部11は、走行機体4の一側部(左側部)に配置され、脱穀部6は、走行機体4の他側部(右側部)に配置される。また、穀粒タンク8は、操縦部11の後方に配置され、揚穀装置7は、脱穀部6と穀粒タンク8との間に立設され、エンジン10は、操縦部11の下方に配置される。
【0010】
オーガ9は、穀粒タンク8の後部に立設される縦パイプ9aと、縦パイプ9aの上端部に連結される横パイプ9bと、を備える。穀粒タンク8の底部と、縦パイプ9aと、横パイプ9bには、一連状に連結された螺旋搬送体(図示せず)が内装されており、これら螺旋搬送体の回転動作に応じて、穀粒タンク8内の穀粒が横パイプ9bの先端部まで搬送され、横パイプ9bの先端部に設けられる排出口9cから機外に排出される。
(【0011】以降は省略されています)

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