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公開番号
2025100782
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025068705,2023207050
出願日
2025-04-18,2022-04-26
発明の名称
関節運動医療機器
出願人
ジャイラス エーシーエムアイ インク ディー/ビー/エー オリンパス サージカル テクノロジーズ アメリカ
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
A61B
1/005 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】特定の標的解剖学的構造体にアクセスするために外科医がスコープを屈曲または別様に関節運動させることを可能にすること。
【解決手段】スコープまたは同様の医療デバイスとの使用のためのパターン化されたチューブは、少なくとも1つの高可撓性区域を含み得る。少なくとも1つの高可撓性区域は、第1の厚さを有する複数の第1の切り込み、第2の厚さを有する複数の第2の切り込みを含み得る。複数の第2の切り込みのうちの特定のものは、複数の第1の切り込みのうちの特定のものの実質的に反対側に位置し得る。少なくとも1つの高可撓性区域は、複数の曲げモーメント伝達部分をさらに含み得る。曲げモーメント伝達部分のうちの特定のものは、第1の切り込みのうちの特定のものと第2の切り込みのうちの特定のものとの間に位置し得る。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
医療スコープの関節運動を可能にするパターン化されたチューブであって、前記パターン化されたチューブは、
前記パターン化されたチューブの近位端と前記パターン化されたチューブの遠位端との間に少なくとも1つの高可撓性区域を備え、前記少なくとも1つの高可撓性区域は、
第1の切り込み厚さを有する複数の第1の切り込みと、
第2の切り込み厚さを有する複数の第2の切り込みであって、前記第2の切り込みのうちの特定のものが、前記第1の切り込みのうちの特定のものから前記パターン化されたチューブを横方向にまたいで実質的に反対側に位置し、スイッチバック部材によって前記第1の切り込みのうちの特定のものから分離される、複数の第2の切り込みと、
1つ以上の曲げモーメント伝達部材であって、前記1つ以上の曲げモーメント伝達部材のうちの特定のものが、前記第1の切り込みのうちの隣接する特定のものの間、およびさらに、前記第2の切り込みのうちの隣接する特定のものの間に位置し、隣接するスイッチバック部材を接続する、1つ以上の曲げモーメント伝達部材とを含む、ことを特徴とするパターン化されたチューブ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、医療スコープの関節運動区域に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年4月27日に提出された米国仮特許出願第63/180,278号に対する優先権の利益を主張し、その内容は、その全体において本願に引用して援用する。
【0003】
高可撓性エンドスコープなどの高可撓性スコープは、診断的および治療的な医療手技、例えば、ヒトもしくは動物の消化器系の内側、または腹部の内側における手技のために使用される。スコープの遠位端などの、スコープの部分は、特定の標的解剖学的構造体にアクセスするために外科医がスコープを屈曲または別様に関節運動させることを可能にするように、高可撓性にされ得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
エンドスコープおよび他の同様の手術用スコープまたはカテーテルは、様々な外科手技において、例えば、へんとう摘出術、洞手術、もしくは他の同様の手技などの耳鼻咽喉(ENT)手技、消化器系における手技、または腹部の内側における手技において使用され得る。カテーテルは、ステントまたはバルーンを動脈内へ挿入するなどの手技において使用され得る。多くの場合、外科手技の間、スコープの少なくとも一部分は、真っすぐのゼロ度から、15度、30度、45度、90度、200度、またはそれ以上などの角度へと角度付けされる(例えば、屈曲される)ように、関節運動され得ることが望ましい場合がある。スコープまたはカテーテルのシースまたはチューブ(例えば、ハイポチューブもしくは皮下チューブなど、または特定の内径および外径または同様の横寸法を有するなど、他の円筒もしくは非円筒チューブ)は、高可撓性にされて、角度をなして曲がるまたは屈曲することができる、外科グレードのステンレス鋼、合金、または別の同様の材料などの高剛性材料で作製されるか、またはこれから形成され得る。そのような可撓性は、チューブ内に一連の切り込み(例えば、レーザカット)を形成することによって達成され得る。チューブ内の異なるタイプの切り込み(例えば、より細かいもしくはより薄い切り込み、より粗いもしくはより広い切り込み、または同様のもの)が利用され得、各タイプの切り込みは、その特定の特性を有する。例えば、異なるタイプの切り込み(例えば、異なる切り込み幅)は、チューブの高可撓性部分が屈曲され得る度合い、チューブが維持することができるトルクの量、負荷時の圧縮効果、または同様のものに影響を及ぼし得る。
【0005】
これらの問題を解決する1つの方式は、スコープのチューブまたはシースの一部分、つまり高可撓性にされるべきスコープに接続され得る医療デバイスのパターン化されたチューブ偏向可能区域において、粗い切り込みおよび細かい切り込みの組み合わせを使用することである。例において、粗い切り込みおよび細かい切り込みは、大きい角度の関節運動を達成すること、および材料の高弾性材料性質領域内に留まることによって切り込みの負荷時の圧縮効果を低減または最小限にすることを助けるように、交互にされ得る。切り込みの深さ、幅、長さ、および数は、高可撓性または屈曲可能部分の最遠位端の、所望の関節運動の度合い、関節形状、関節運動の開始、関節運動広がり(例えば、スコープの遠位先端が開始位置から終了または最大関節運動位置まで進む経路)などを達成するために様々であり得る。チューブの幹線は、いくつかの領域、セグメント、または区域に分けられ得、各領域が、その領域を高可撓性にするためにいくつかの切り込みを含む。切り込みは、例えば、チューブの領域内に「パターン」をレーザカットすることによって、達成され得る。カットされたチューブは、次いで、任意の鋭いエッジおよび/または切り込みのエッジ上のギザギザを除去するのを助けるように、電解研磨または別様に平滑化され得る。
【0006】
必ずしも縮尺通りに描かれない図面において、同様の数字は、同様の構成要素を異なる視点で説明し得る。異なる接尾文字を有する同様の数字は、同様の構成要素の異なる事例を表し得る。図面は、全体的に、限定ではなく例として、本文書で論じられる様々な実施形態を例証する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
交互の細かい切り込みおよび粗い切り込みを含む複数の領域を伴うチューブの幹線の例を示す図である。
切り込みおよび切り込みの間に形成されるスイッチバック部材の詳細図における、平坦にされ拡大されたチューブの図を含む、図1のチューブの代替図である。
切り込みおよび切り込みの間に形成されるスイッチバック部材の詳細図における、平坦にされ拡大されたチューブの図を含む、図1のチューブの代替図である。
切り込みおよび切り込みの間に形成されるスイッチバック部材の詳細図における、平坦にされ拡大されたチューブの図を含む、図1のチューブの代替図である。
切り込みおよび切り込みの間に形成されるスイッチバック部材の詳細図における、平坦にされ拡大されたチューブの図を含む、図1のチューブの代替図である。
異なる角度の関節運動を達成するために、異なる数の切り込み、異なる切り込み幅、および異なる数のワイヤガイドを含む様々な数の高可撓性区域を伴うチューブの例を示す図である。
異なる角度の関節運動を達成するために、異なる数の切り込み、異なる切り込み幅、および異なる数のワイヤガイドを含む様々な数の高可撓性区域を伴うチューブの例を示す図である。
異なる角度の関節運動を達成するために、異なる数の切り込み、異なる切り込み幅、および異なる数のワイヤガイドを含む様々な数の高可撓性区域を伴うチューブの例を示す図である。
異なる角度の関節運動を達成するために、異なる数の切り込み、異なる切り込み幅、および異なる数のワイヤガイドを含む様々な数の高可撓性区域を伴うチューブの例を示す図である。
異なる角度の関節運動を達成するために、異なる数の切り込み、異なる切り込み幅、および異なる数のワイヤガイドを含む様々な数の高可撓性区域を伴うチューブの例を示す図である。
異なる角度の関節運動を達成するために、異なる数の切り込み、異なる切り込み幅、および異なる数のワイヤガイドを含む様々な数の高可撓性区域を伴うチューブの例を示す図である。
活発な関節運動の間、対向する開いたまたは閉じた切り込みを伴うチューブの例を示す図である。
細かいおよび粗い切り込み幹線関節運動の例を示す図である。
細かいおよび粗い切り込み幹線関節運動の例を示す図である。
互いに対して回転角をなして配置される特徴部を伴って構築される高可撓性区域を伴うチューブの例を示す図である。
シミュレートされた使用において、エンドスコープシャフト関節運動性能に組み込まれる細かいおよび粗い切り込み幹線の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本文書は、数ある中でも、関節運動医療機器を説明する。例えば、本明細書に開示されるのは、エンドスコープなどの医療スコープへの装着のための、チューブのハイブリッドの交互の細かい切り込みおよび粗い切り込み関節運動区域のためのシステムである。本システムは、固体材料(例えば、外科ステンレス鋼または同様のもの)から形成されるチューブを含み、このチューブは、内径および外径を有する。少なくとも1つの偏向可能または他の高可撓性セグメントまたは他の区域が、チューブ内に形成され得る。各セグメントは、第1の厚さまたは幅を有する複数の第1のスリット、切り込み、または他の開口部(例えば、粗い切り込み)、および第2の厚さまたは幅を有する複数の第2のスリット、切り込み、または他の開口部(例えば、細かい切り込み)を含み得る。例において、粗い切り込みのうちの特定のものは、細かい切り込みの特定のものの反対側に(例えば、細かい切り込みの特定のものからチューブをまたいで)、および細かい切り込みのうちの異なる特定のものに隣接して位置し得る。粗い切り込みは、対向する細かい切り込みよりも大きい幅を有し得る。例えば、粗い切り込みは、0.015または0.016インチの幅を有し得、細かい切り込みは、0.003インチの幅を有し得る。粗い切り込みまたは細かい切り込みのいずれかの幅は、関節運動の特定の「屈曲」角度を達成するためにチューブまたはチューブの一部分のために所望される任意の厚さおよび隣接する切り込み間の分離距離で指定され得る。
【0009】
同様に、チューブは、チューブが実装されることになる特定の使用、手技、応用、または同様のものに所望されるだけの数の高可撓性セグメントを有し得る。同様に、各セグメントは、関節運動の方向(例えば、2方向関節運動、4方向関節運動など)、特定の角度の関節運動(例えば、90度、260度、300度など)を達成するように、所望するだけの数の粗い切り込みおよび細かい切り込みを有し得る。粗い切り込みおよび対応する細かい切り込みは、スイッチバック部材(例えば、チューブの幹線の円周、外縁、または同様の表面に適合する、またはこれを画定する、「U字形状」部分または屈曲)が、それぞれの粗い切り込みおよびそれらの対応する細かい切り込みの間などに形成されるように、チューブ内に形成され得る。スイッチバック部材は、チューブの幹線の関節運動の間、対向する切り込みを開かせる、または閉じることができる。
【0010】
例において、切り込みは、ケーブルまたはワイヤまたは「プルワイヤ」などの関節運動部材を使用して、引っ張られて閉じられ得る。例において、1つ以上のプルワイヤが、チューブの一部分の内側(例えば、より広い部分、内径の外縁、または、所望通りのもしくは好適なチューブの任意の他の内側部分)に、(例えば、摺動可能に)装着またはガイドされ得る。プルワイヤ取り付け部は、チューブの内側部分に位置し得る。そのようなプルワイヤ取り付け部は、関連付けられたプルワイヤがそこを通じてチューブの近位端から遠位端まで通ることを可能にし得る。これは、プルワイヤがハンドルまたは他のプルワイヤ操作具により後退されるとき、遠位端の偏向または屈曲を可能にするように、好適には、高可撓性区域に沿ってプルワイヤの位置を維持することができる。何回デバイスが偏向または屈曲されることになるかに、少なくとも部分的に応じて、特定のデバイスに所望されるだけの数のプルワイヤが存在し得る。例えば、2方向偏向可能デバイスの場合は対向する側面に2つのプルワイヤが、4方向偏向可能の場合は4つのプルワイヤが存在し得るなどである。
(【0011】以降は省略されています)
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