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公開番号
2025100755
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025068021,2021215319
出願日
2025-04-17,2021-12-28
発明の名称
ビール風味発酵アルコール飲料およびその製法
出願人
キリンホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12C
5/02 20060101AFI20250626BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】ボディ感が増強されるとともに飲んだ後の心地よさが向上したビール風味発酵アルコール飲料の提供。
【解決手段】ビール風味発酵アルコール飲料であって、飲料中のシス-リナロールオキサイドの濃度が1ppb以上であり、飲料中のネロールの濃度が1.3ppb以上である、ビール風味発酵アルコール飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
飲料中のシス-リナロールオキサイドの濃度が1ppb以上であり、飲料中のネロールの濃度が1.3ppb以上である、ビール風味発酵アルコール飲料。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
飲料中の糖質の濃度が0.5g/100mL以下である、請求項1に記載のビール風味発酵アルコール飲料。
【請求項3】
麦芽使用比率が50質量%以上100質量%以下である、請求項1または2に記載のビール風味発酵アルコール飲料。
【請求項4】
アルコール濃度が3体積%超である、請求項1~3のいずれか一項に記載のビール風味発酵アルコール飲料。
【請求項5】
ビール風味発酵アルコール飲料を製造する方法であって、飲料中のシス-リナロールオキサイドの濃度が1ppb以上に調整され、飲料中のネロールの濃度が1.3ppb以上に調整される、方法。
【請求項6】
飲料中の糖質の濃度が0.5g/100mL以下に調整される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
麦芽使用比率が50質量%以上100質量%以下である、請求項5または6に記載の方法。
【請求項8】
飲料中のアルコール濃度が3体積%超に調整される、請求項5~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
ビール風味発酵アルコール飲料において、ボディ感を増強するとともに飲んだ後の心地よさを向上する方法であって、飲料中のシス-リナロールオキサイドの濃度が1ppb以上に調整され、飲料中のネロールの濃度が1.3ppb以上に調整される、方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビール風味発酵アルコール飲料およびその製法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の健康志向の高まりにより、糖質含有量が低減されたビールテイスト飲料が求められている。糖質を低減したビールおよびビール系飲料は、水っぽくうすい味となるため、ボディ感が弱く、飲んだ後心地よくないという問題がある。
【0003】
このような状況下、糖質を低減したビールやビール系飲料においてもボディ感を増強または付与し、飲んだ後の心地よさを向上または付与する方法が求められている。
【0004】
味の強度を高めるための従来の方法としては苦味価(BU)上昇や、ホップによる香気成分を付与する方法があるが、BU上昇により全体の味のバランスが崩れ、ホップによる香気成分付与は単調な印象になってしまう。
【発明の概要】
【0005】
本発明者らは、ビール風味発酵アルコール飲料においてシス-リナロールオキサイドおよびネロールの濃度を所定の範囲に調整することにより、ボディ感を増強でき、飲んだ後の心地よさを向上できることを見出した。本発明はこの知見に基づくものである。
【0006】
従って、本発明は、ボディ感が増強されるとともに、飲んだ後の心地よさが向上したビール風味発酵アルコール飲料およびその製法を提供する。
【0007】
そして、本発明には、以下の発明が包含される。
(1)飲料中のシス-リナロールオキサイドの濃度が1ppb以上であり、飲料中のネロールの濃度が1.3ppb以上である、ビール風味発酵アルコール飲料。
(2)飲料中の糖質の濃度が0.5g/100mL以下である、(1)に記載のビール風味発酵アルコール飲料。
(3)麦芽使用比率が50質量%以上100質量%以下である、(1)または(2)に記載のビール風味発酵アルコール飲料。
(4)アルコール濃度が3体積%超である、(1)~(3)のいずれか一つに記載のビール風味発酵アルコール飲料。
(5)ビール風味発酵アルコール飲料を製造する方法であって、飲料中のシス-リナロールオキサイドの濃度が1ppb以上に調整され、飲料中のネロールの濃度が1.3ppb以上に調整される、方法。
(6)飲料中の糖質の濃度が0.5g/100mL以下に調整される、(5)に記載の方法。
(7)麦芽使用比率が50質量%以上100質量%以下である、(5)または(6)に記載の方法。
(8)飲料中のアルコール濃度が3体積%超に調整される、(5)~(7)のいずれか一つに記載の方法。
(9)ビール風味発酵アルコール飲料において、ボディ感を増強するとともに飲んだ後の心地よさを向上する方法であって、飲料中のシス-リナロールオキサイドの濃度が1ppb以上に調整され、飲料中のネロールの濃度が1.3ppb以上に調整される、方法。
【0008】
本発明によれば、ビール風味発酵アルコール飲料において、ボディ感を増強するとともに飲んだ後の心地よさを向上することが可能となる。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0009】
[ビール風味発酵アルコール飲料]
本発明のビール風味発酵アルコール飲料は、飲料中のシス-リナロールオキサイド濃度およびネロール濃度が所定の範囲にあるものである。このようなビール風味発酵アルコール飲料は、その製造の際に、シス-リナロールオキサイド濃度およびネロール濃度を調整することにより得ることができる。これらの濃度調整の具体的手段は特に限定されるものではなく、例えば、これらの物質の添加、これらの物質を含有する原料の使用量の増減、これらの物質を最終製品内に生成する原料の使用量の増減、酵母による発酵によってこれら物質に変換される物質の濃度調整等が挙げられる。
【0010】
本明細書において化合物「シス-リナロールオキサイド」とは、IUPAC名「シス-2-(5-エテニル-5-メチルオキソラン-2-イル)プロパン-2-オール」の化合物を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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