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公開番号2025100573
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025061429,2022523001
出願日2025-04-02,2020-10-15
発明の名称多数の曲率を有する織物シール形成構造
出願人レスメド・プロプライエタリー・リミテッド
代理人個人,個人,個人
主分類A61M 16/06 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、多数の曲率を有する織物シール形成構造を提供することにある。
【解決手段】患者インターフェースは、治療圧力における空気流れが少なくとも患者の鼻孔への入口および/または患者の口への入口に送達されるように少なくとも1つの穴を有する織物膜を備えたシール形成構造を含む。シール形成構造は、使用時に患者の呼吸サイクル全体においてプレナムチャンバのキャビティ内において治療圧力を維持するように、構築および配置される。織物膜は、弛緩状態で保持される第1の部位と、緊張状態で保持される第2の部位とを含む。第2の部位の緊張状態は、シール形成構造が複数の曲率の三次元形状となるように、構成される。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
空気流れを周囲空気圧力に対して連続的に陽圧において患者の鼻孔の入口へ、そして患者の口の入口へ密閉された様態で送達するための患者インターフェースであって、前記患者インターフェースは、患者の睡眠中において、患者の呼吸サイクル全体において使用時に周囲空気圧力よりも高い約4cmH

O~約30cmH

Oの範囲の治療圧力を維持し、睡眠時呼吸障害が改善されるように構成され、前記患者インターフェースは:
周囲空気圧力を超える少なくとも6cmH

Oの治療圧力へ加圧可能であるキャビティを少なくとも部分的に形成するプレナムチャンバであって、前記プレナムチャンバは、治療圧力における空気流れを患者の呼吸のために受容するようなサイズおよび構造にされたプレナムチャンバ入口ポートを含む、プレナムチャンバと、
患者の鼻孔への入口と、患者の口への入口を包囲する患者の顔領域に対して圧力アシストシールを形成するように構築および配置された織物膜を含むシール形成構造であって、前記シール形成構造は:
患者の鼻孔への入口を少なくとも部分的に包囲するように構成された鼻部位、および
患者の口への入口を少なくとも部分的に包囲するように構成された口部位を含み、
前記織物膜は、上記治療圧力における空気流れが少なくとも患者の鼻孔および/または患者の口への入口に送達されるように、少なくとも1つの穴を有し、前記シール形成構造は、使用時において患者の呼吸サイクル全体において前記治療圧力をキャビティ内に維持するように構築および配置され、
前記織物膜は、弛緩状態で保持される第1の部位と、緊張状態で保持される第2の部位とを含み、第2の部位の緊張状態は、前記シール形成構造が複数の曲率を有する三次元形状を含むように構成される、シール形成構造とを含む、患者インターフェース。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
少なくとも1つの穴部は、患者の鼻孔に隣接して配置されるように構成された鼻孔開口部と、使用時において患者の口に隣接して配置されるように構成された口部位とを含む、請求項1に記載の患者インターフェース。
【請求項3】
ブリッジ部位が、前記鼻孔開口部にわたって延び、前記鼻孔開口部を第1の穴部および第2の穴部に分割させ、前記第1の穴部および第2の穴部はそれぞれ、使用時において患者の鼻孔のうちの1つに隣接して配置されるように構成される、請求項2に記載の患者インターフェース。
【請求項4】
前記ブリッジ部位は、第2の部位であり、緊張状態において保持される、請求項3に記載の患者インターフェース。
【請求項5】
前記ブリッジ部位は、超音波溶接および/または接着剤を用いてクリンプされる、請求項4に記載の患者インターフェース。
【請求項6】
前記第1の部位は、口部位を少なくとも部分的に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項7】
前記第1の部位は、口部位および鼻部位の部材を含む、請求項6に記載の患者インターフェース。
【請求項8】
前記シール形成構造は、前記織物膜を三次元形状で保持するための可撓性支持構造をさらに含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項9】
前記可撓性支持構造は、前記プレナムチャンバのキャビティ部内において前記口部位と係合する少なくとも1つの支持リブを含む、請求項8に記載の患者インターフェース。
【請求項10】
前記可撓性支持構造は、前記キャビティ部内に配置された2次リブをさらに含み、前記少なくとも1つの支持リブは、2次リブと口部位との間に延びる、請求項9に記載の患者インターフェース。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
1 関連出願の相互参照
本出願は、2020年7月9日に出願されたオーストラリア仮出願第2020902371号、および2020年4月16日に出願された米国特許出願第16/850,803号(2019年10月16日に出願された国際特許出願第PCT/IB2019/058832号の一部継続出願である)に対する優先権を主張し、本明細書中、同文献すべての全体を参考のため援用する。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
国際特許出願第PCT/IB2019/058832号は、2019年3月13日に出願された米国仮出願第62/805,147号の恩恵を主張し、また、2018年12月21日に出願されたオーストラリア仮出願第AU2018904886号、および2018年10月16日に出願されたオーストラリア仮出願第AU2018903752号の恩恵を主張する。本明細書中、同文献それぞれの全体を参考のため援用する。
【背景技術】
【0003】
2 技術の背景
2.1 技術の分野
本技術は、呼吸関連疾患のスクリーニング、診断、監視、治療、予防および改善のうち1つ以上に関する。本技術はまた、医療デバイスまたは装置と、その使用とに関する。
【0004】
2.2 関連技術の説明
2.2.1 ヒトの呼吸器系およびその疾患
身体の呼吸器系は、ガス交換を促進させる。鼻および口腔は、患者の気道への入口を形成する。
【0005】
これらの気道は、一連の分岐する管を含み、これらの管は、肺の奥深くに進むほど狭く、短くかつ多数になる。肺の主要な機能はガス交換であり、空気から酸素を静脈血中へ取り入れさせ、二酸化炭素を退出させる。気管は、右および左の主気管支に分かれ、これらの主気管支はさらに分かれて、最終的に終末細気管支となる。気管支は、伝導のための気道を構成するものであり、ガス交換には関与しない。気道がさらに分割されると呼吸細気管支となり、最終的には肺胞となる。肺の肺胞領域においてガス交換が行われ、この領域を呼吸領域と呼ぶ。以下を参照されたい:「Respiratory Physiology」, by John B. West, Lippincott Williams & Wilkins, 9th edition published 2012。
【0006】
一定範囲の呼吸器疾患が存在している。特定の疾患は、特定の発症(例えば、無呼吸、呼吸低下および過呼吸)によって特徴付けられ得る。
【0007】
呼吸器疾患の例には、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)、チェーン・ストークス呼吸(CSR)、呼吸不全、肥満過換気症候群(OHS)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、神経筋疾患(NMD)および胸壁疾患が含まれる。
【0008】
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、睡眠呼吸障害(SDB)の1つの形態であり、睡眠時の上通気道の閉鎖または閉塞などの発症によって特徴付けられる。これは異常に小さい上気道と、舌の領域の筋緊張の通常の喪失、睡眠時の軟口蓋および後口咽頭壁の正常損失の組み合わせの結果である。このような状態に起因して、罹患患者の呼吸停止が典型的には30~120秒にわたり、ときには一晩に200~300回も呼吸が停止する。その結果、日中の眠気が過度になり、心血管疾患および脳損傷の原因になり得る。この症候は一般的な疾患であり、特に中年の過体重の男性に多いが、患者に自覚症状は無い。米国特許第4,944,310号(Sullivan)を参照されたい。
【0009】
呼吸不全とは、呼吸器障害の総称であり、患者の需要を満たすための充分な酸素吸気または充分なCO

呼気を肺が行うことができていないことを指す。呼吸不全は、以下の疾患のうちいくつかまたは全てを包含し得る。
【0010】
呼吸不全(一種の呼吸不全)の患者は、運動時に異常な息切れを経験することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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