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公開番号2025100546
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025039127,2024010404
出願日2025-03-12,2016-04-15
発明の名称ピアツーピアデバイスに関するクラウドベースの近接ペアリング及び切り替え
出願人アップル インコーポレイテッド,Apple Inc.
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04W 76/10 20180101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約【課題】アクセサリデバイスと2つ以上の電子デバイスとの間の、ペアリングセッションの確立及び切り替えを含めた、電子デバイスの提供。
【解決手段】ユーザに関連付けられた第1の無線通信デバイスは、近距離無線アクセス技術に従って、アクセサリデバイスと第1の通信リンクを確立することができ、第1の通信リンクに関連付けられたリンク情報をクラウドベースのサーバなどのサーバに送信することができる。サーバは、同一ユーザに関連付けられた他のUEと、リンク情報を共有することができる。他のUEデバイスに関連付けられたリンク情報も同様に、アクセサリデバイスと共有することができ、それら他のUEデバイス及びアクセサリデバイスは、ペアリング手順を経ることを必要とせずに、それら他のUEデバイスのうちのいずれかとアクセサリデバイスとの間で対応の通信リンクを確立する際に、第1のリンク情報及び第2のリンク情報を使用することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
近距離無線通信技術(SRAT)に従って通信するように構成された、無線通信デバイスであって、
1つ以上のアンテナと、
第1のSRATに従って通信を実行するための、前記1つ以上のアンテナに結合された、第1の無線機と、
処理要素であって、前記第1の無線機及び前記1つ以上のアンテナと相互運用することにより、前記無線通信デバイスに、
第1のリンク情報に従って、前記第1のSRATを使用する、第1のアクセサリデバイスとの第1の通信リンクを作成させ、
前記第1のリンク情報を、前記無線通信デバイスも含む、指定されたデバイスのグループ内に含まれる他のデバイスに関連付けられた第2のリンク情報を記憶する外部デバイスと共有させ、前記外部デバイスが、前記第1のリンク情報を前記他のデバイスと共有し、前記第2のリンク情報を前記無線通信デバイスと共有し、
前記第2のリンク情報を前記第1のアクセサリデバイスと共有させ、前記他のデバイスと共有された前記第1のリンク情報、及び前記第1のアクセサリデバイスと共有された前記第2のリンク情報により、前記他のデバイスのうちの任意の1つと前記第1のアクセサリデバイスとが、互いに第2の通信リンクを確立することが可能となる、
ように構成された、処理要素と、
を備える、無線通信デバイス。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記外部デバイスが、サーバである、請求項1に記載の無線通信デバイス。
【請求項3】
前記サーバが、前記他のデバイスに関する情報を記憶する、クラウドベースのサーバである、請求項2に記載の無線通信デバイス。
【請求項4】
前記第1のリンク情報を共有するために、前記無線通信デバイスが、前記第1のSRATとは異なる通信技術に従って確立された第3の通信リンクを介して、前記第1のリンク情報を、前記サーバに送信するように構成されている、請求項2に記載の無線通信デバイス。
【請求項5】
前記他のデバイスのうちの前記任意の1つと共有された前記第1のリンク情報、及び前記第1のアクセサリデバイスと共有された前記第2のリンク情報により、前記他のデバイスのうちの前記任意の1つが、前記第1のアクセサリデバイスの少なくとも指定された近接性の範囲内に入る場合に、前記他のデバイスのうちの前記任意の1つと、前記第1のアクセサリデバイスとが、互いに前記第2の通信リンクを確立することが可能となる、
請求項1に記載の無線通信デバイス。
【請求項6】
前記他のデバイスのうちの1つが、前記第1のリンク情報及び前記第2のリンク情報を使用して、前記第1のアクセサリデバイスと前記第2の通信リンクを確立することに応じて、前記無線通信デバイスが、前記外部デバイスから接続解除メッセージを受信するように更に構成されている、
請求項1に記載の無線通信デバイス。
【請求項7】
前記第1のSRATが、BLUETOOTH(登録商標)である、請求項1に記載の無線通信デバイス。
【請求項8】
処理要素を備えた装置であって、前記処理要素が、
無線通信デバイスに、第1のリンク情報に従って、第1の近距離無線アクセス技術(SRAT)を使用する、第1のアクセサリデバイスとの第1の通信リンクを作成させ、
前記無線通信デバイスに、前記第1のリンク情報を、前記無線通信デバイスも含む、指定されたデバイスのグループ内に含まれる他のデバイスに関連付けられた第2のリンク情報を記憶する外部デバイスと共有させ、前記外部デバイスが、前記第1のリンク情報を前記他のデバイスと共有し、前記第2のリンク情報を前記無線通信デバイスと共有し、
前記無線通信デバイスに、前記第2のリンク情報を前記第1のアクセサリデバイスと共有させ、前記他のデバイスと共有された前記第1のリンク情報、及び前記第1のアクセサリデバイスと共有された前記第2のリンク情報により、前記他のデバイスのうちの任意の1つと前記第1のアクセサリデバイスとが、互いに第2の通信リンクを確立することが可能となる、
ように構成されている、
装置。
【請求項9】
前記外部デバイスが、サーバである、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記サーバが、前記他のデバイスに関する情報を記憶する、クラウドベースのサーバである、請求項9に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、アクセサリデバイスと2つ以上の電子デバイスとの間の、ペアリングセッションの確立及び切り替えを含めた、電子デバイスに関するものである。
[関連技術の説明]
続きを表示(約 3,700 文字)【0002】
近年、電子デバイスは、ますます高機能化されてきている。スマートフォン、スマートウォッチ、スマートグラス、タブレットコンピュータ、及びノートブックコンピュータを含めた電子デバイスは、多くの場合、キーボード、マウス、トラックパッド、ヘッドセット、スピーカ、リモートコントローラ、ビデオゲームコントローラなどの、数多くのタイプの補助デバイス又はアクセサリデバイスと通信することが可能である。そのようなアクセサリデバイスは、電子デバイスとの接続若しくはペアリングのために、有線技術及び無線技術を含めた、様々な通信技術のうちの1つ以上をサポートすることができる。具体的には、これらのデバイスは、数ある中でも、IEEE 802.11(WLAN又はWi-Fi)、又はBLUETOOTH(登録商標)(BT)若しくはBLUETOOTH(登録商標)低エネルギー(BLUETOOTH Low Energy;BTLE)などの、近距離無線通信技術並びに近距離無線通信規格を利用する場合が多い。
【0003】
近距離無線通信技術は、多くの場合、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network;WPAN)を確立するために使用される。WPANは、電子デバイス相互間での通信(イントラパーソナル通信)のために、あるいは、より高レベルのネットワーク及びインターネットへの接続(アップリンク)のために、又はアクセサリデバイスと電子デバイスとの接続(ペアリング)のために使用することができる。WPANを確立する際に使用される、他の近距離無線通信技術としては、無線USB(商標)、INSTEON(登録商標)、IrDA(商標)などが挙げられる。WPANの到達範囲は、数センチメートル~数メートルで変動し得る。WPANの1つの基本概念は、「プラグイン」と称される。例えば、任意の2つのWPAN機能搭載デバイスが、(互いに数メートルの範囲内に)接近すると、それらのデバイスは、ケーブルによって接続されているかのごとく、互いに通信を確立することができる。WPAN対応デバイス及び/又はWPAN対応アクセサリに関連付けられた別の特徴は、他のデバイス/アクセサリを選択的にロックアウトすることにより、不必要な干渉、又は情報への無許可アクセスを防止する、各デバイス/アクセサリの能力である。
【0004】
上述のように、電子デバイスは、多くの場合、1つ以上のアクセサリデバイスとペアリングして、それらのペアリング済みデバイス間の直接的なピアツーピア通信を有効にすることが可能である。アクセサリデバイスと電子デバイスとのペアリングは、多くの場合、機能的な接続を確立するための、所定の手順及び/又はアクションを必要とする。それゆえ、この分野における更なる改善が所望される。
【発明の概要】
【0005】
本明細書では、特に、電子デバイスが、アクセサリデバイスとのペアリング状態に効率的に遷移し、またペアリング状態から効率的に遷移することができるように、複数の電子デバイス間でアクセサリデバイスを共有するための、改善されたシステム及び方法の実施形態が提示される。
【0006】
一部のシナリオでは、ユーザは、必要に応じて、1つのアクセサリデバイスを、複数の他の電子デバイスにわたって利用することを所望する場合がある。例えば、ユーザは、BLUETOOTH(登録商標)(BT)ヘッドセットを、ある期間中は、携帯電話、例えばiPhone(登録商標)、と共に使用し、次いで、同じヘッドセットを、別の時点で、タブレットコンピュータ(例えば、iPad(登録商標))と共に、また場合により、更に別の時点で、ウェアラブル電子デバイス(例えば、Apple Watch(登録商標))と共に使用することを望む場合がある。しかしながら、アクセサリデバイスを、第1の電子デバイスとペアリングされている(またそれゆえ、その第1の電子デバイスによって使用可能な)状態から、第2の電子デバイス及び第3の電子デバイス(など)とペアリングされている状態に遷移させることは、非効率性を呈する場合がある。
【0007】
一部の実施形態では、特定のユーザに関連付けられた(又は、指定されたUEデバイスのセット/グループ内に含まれる)第1のユーザ機器(user equipment;UE)デバイスは、アクセサリデバイスと第1の通信リンクを確立して、この通信リンクに関連付けられたリンク(ペアリング)情報を、クラウドサーバなどのサーバに送信することができる。このサーバは、第1のUEと同一のユーザに関連付けられた(又は、第1のUEデバイスと同一の、指定されたUEデバイスのグループに属する)他のUEと、この(第1の)リンク情報を共有することができる。これらの他のUEデバイスに関連付けられたリンク情報(すなわち、第2のリンク情報)もまた、同様に、アクセサリデバイスと共有することができ、次いで、第1のリンク情報及び第2のリンク情報は、それら他のUEデバイス及びアクセサリデバイスによって、それら他のUEデバイスのうちのいずれかとアクセサリデバイスとの間で対応の通信リンクを確立する際に、使用可能となり得る。
【0008】
一部の実施形態は、少なくとも1つのアンテナと、1つ以上の無線アクセス技術(例えば、Wi-Fi又はBluetooth)を実装する1つ以上の無線機と、その少なくとも1つのアンテナに結合された処理要素とを備えるデバイスにおいて、実装することができる。このデバイスは、1つ以上の他のアクセサリデバイスと通信することができる。本明細書で説明される技術は、限定するものではないが、コンピュータシステム、アクセスポイント、セルラ電話、ポータブルメディアプレーヤ、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、及び様々な他のコンピューティングデバイスを含めた、数多くの異なるタイプのデバイスにおいて実装することができ、かつ/あるいは、それらのデバイスと共に使用することができる点に留意されたい。
【0009】
近距離無線通信プロトコル、例えば、BLUETOOTH(登録商標)(BT)低エネルギー(BTLE)を通じて、デバイスのペアリングを引き起こすために、近接性を使用することができる。いくつかのホストが近傍に存在する場合、近接ペアリングに関するユーザインターフェース(user interface;UI)が、アクセサリがペアリングを試みているホスト上にのみ出現し得る。クラウドベースの近接ペアリング/切り替えは、アクセサリに対するペアリングの選択肢を、指定又は選択されたデバイスのグループに、例えば、ユーザのiCloud(登録商標)登録デバイスに限定するために役立つ。アクセサリデバイスが、デバイスのセットのうちの1つにペアリングされる場合、そのアクセサリ、例えばBTスタックは、そのペアリング及び第1のデバイスに関連付けられたリンク情報を、そのセット内の他のデバイスに送信することができる。そのセット内の他のデバイスに関連付けられたリンクキー及び/又は他の接続情報もまた、現在接続されているデバイスによって、アクセサリデバイスと共有することができる。すなわち、そのセット内の他のデバイスに関連付けられたリンクキー及び/又は他の接続情報もまた、現在接続されているデバイスによって、アクセサリデバイスに提供することができる。アクセサリデバイスが、そのユーザデバイスのセットからの別のユーザデバイスの、特定の近接性の範囲内に存在する場合、接続解除メッセージを、例えばクラウドを介して、現在接続されているデバイスに送信することにより、そのデバイスのセットのうちの別のデバイスへの、近接性に基づくアクセサリデバイスの切り替えを可能にすることができる。
【0010】
上記に加えて、アクセサリデバイスとユーザデバイスとの間の簡易なペアリングを、様々な異なるシナリオに従って実行することができる。第1の実施例では、ユーザデバイス及びアクセサリ(又は、アクセサリデバイス)は、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus;USB)又はセキュアWi-Fiなどの、セキュアなトランスポートを介して接続することができ、リンク情報、例えばセキュリティ認証情報を交換するために、その既存のトランスポートを使用することができる。第2の実施例では、近距離無線通信接続、例えばBLUETOOTH(登録商標)接続が、3つ以上のデバイス間で所望される場合、他の2つのデバイスとの接続を有するデバイスが、既存のBLUETOOTH(登録商標)接続を介して、BLUETOOTH(登録商標)セキュリティ認証情報などのリンク情報を転送する、中継器としての役割を果たすことにより、ペアリング手順を経ることを必要とせずに、第3の接続を確立することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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