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公開番号2025100508
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2024225194
出願日2024-12-20
発明の名称拡張可能な椎間椎体間インプラント
出願人グローバス メディカル インコーポレイティッド
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61F 2/44 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】拡張可能な固定デバイス、システム、器具、及びその方法を提供する。
【解決課題】拡張可能な固定インプラントは、隣接する椎骨に係合するように構成された上端板及び下端板と、上端板の高さを調整するように構成された拡張歯車と、所望の外科的アプローチのために、複数の向きでインサータ器具に取り付けるように構成されたロッキングカラーと、ロッキングカラーをロック、ロック解除、又はロッキングカラーの挿入向きを変更するように構成された作動ラムと、を含んでもよい。拡張可能な固定デバイスは、ロッキングカラーを再配向し、上端板を拡張するように、インサータ器具に取り付け可能である。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
拡張可能なインプラントであって、
隣接する椎骨に係合するように構成された上端板及び下端板と、
前記上端板の高さを調整するように構成された拡張歯車であって、前記拡張歯車は、前記下端板に結合され、前記上端板と係合されている、拡張歯車と、
前記拡張歯車と前記下端板との間に位置付けられ、所望の外科的アプローチのために複数の向きでインサータ器具に取り付けるように構成されている、ロッキングカラーと、
前記ロッキングカラーの凹部に受容されたばねと、
前記ロッキングカラーをロックし、ロック解除し、又は前記ロッキングカラーの挿入向きを変更するように構成された、前記ロッキングカラー内に収容された作動ラムと、を備える、拡張可能なインプラント。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
第1の位置では、前記ロッキングカラーは、前記下端板及び前記拡張歯車に対してロックされて、前記インプラントを完全にロックし、第2の位置では、前記ロッキングカラーは、前記所望の外科的アプローチのために、前記下端板の周りを自由にスピンすることが可能となり、第3の位置では、前記ロッキングカラーは、前記下端板に対してロックし、前記拡張歯車から離れる方へ平行移動され、前記上端板の拡張が可能となる、請求項1に記載の拡張可能なインプラント。
【請求項3】
前記下端板は、前記ロッキングカラーの対応する嵌合面と係り合うように構成されている、歯のリングを含む、請求項1に記載の拡張可能なインプラント。
【請求項4】
前記ばねは、力を受けて変形する湾曲した中央部分を有する細長いタブである、請求項1に記載の拡張可能なインプラント。
【請求項5】
前記作動ラムは、狭くなった中間部分を有する2つの拡大端部を有する本体を含む、請求項1に記載の拡張可能なインプラント。
【請求項6】
前記ばねは、前記作動ラムの反対側に位置する、請求項1に記載の拡張可能なインプラント。
【請求項7】
前記拡張歯車は、ディスクを含み、前記ディスクは、前記ディスクから半径方向外向きに突起する複数の歯と、前記上端板と螺合するように構成されたねじ山付き中央開口部と、を有する、請求項1に記載の拡張可能なインプラント。
【請求項8】
前記ロッキングカラーは、前記拡張歯車の前記歯と係合するように構成された内向き表面を各々が有する、一対の垂直に突起するビームを含む、請求項7に記載の拡張可能なインプラント。
【請求項9】
前記上端板は、骨係合面を有する環状体と、前記拡張歯車と嵌合するように構成された下方突出円筒と、を含み、前記上端板の前記下方突出円筒は、外ねじ山と、前記外ねじ山を二分する垂直スロットと、を含み、前記下端板は、前記垂直スロット内に受容可能な支柱を含む、請求項1に記載の拡張可能なインプラント。
【請求項10】
上位椎骨に係合するように構成された上端板と、下位椎骨に係合するように構成された下端板と、前記上端板の高さを調整するように構成された拡張歯車と、所望の外科的アプローチのために、前記下端板の周りを回転するように構成されたロッキングカラーと、前記ロッキングカラーを前記下端板及び前記拡張歯車に向かって、又は前記下端板及び前記拡張歯車から離れるように付勢するためのばねと、前記ロッキングカラーをロック、ロック解除、又は前記ロッキングカラーの挿入向きを変更するように構成された、前記ロッキングカラー内に収容された作動ラムと、を含む、拡張可能なインプラントと、
前記ロッキングカラーに係合するように構成された取り付けアセンブリと、前記インプラントを拡張するように構成された拡張アセンブリと、を有するインサータ器具であって、前記インサータ器具は、前記インプラントを完全にロックするための第1の位置、前記ロッキングカラーが、前記所望の外科的アプローチのために自由にスピンすることを可能にする第2の位置、及び前記上端板の拡張を可能にする第3の位置において、前記ロッキングカラーに取り付け可能である、インサータ器具と、を備える、埋め込み可能なシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2023年6月27日に出願された米国特許出願第18/341,810号の一部継続出願であり、これは、全ての目的のためにその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,800 文字)【0002】
(発明の分野)
本開示は、外科用デバイスに関し、特に、椎間板腔の内側に展開され、次いで、椎間板間隔を維持し、脊椎の安定性を回復させ、かつ/又は椎間固定を容易にするために高さが拡張されることが可能な拡張可能な固定デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
外傷又は老化など様々な要因によって変性した椎間板に関連する疼痛に対処するための一般的な処置は、1つ以上の隣接する椎体を固定するための椎間固定デバイスの使用である。概して、隣接する椎体を固定するために、椎間板が、まず部分的又は完全に除去される。次いで、一般的に、椎間固定デバイスを隣接する椎骨の間に挿入して、正常な椎間板間隔を維持し、脊椎の安定性を回復させ、それによって椎間固定を容易にする。
【0004】
椎間固定を達成するためのいくつかの固定デバイス及び方法が存在する。これらは、中実の骨インプラントと、骨及び/又は骨成長誘導物質とパックされ得るケージ又は他のインプラント機構を含む固定デバイスと、拡張可能なインプラントと、を含み得る。インプラントは、椎体を互いに固定するために、隣接する椎体間に設置され、それによって関連する疼痛を軽減し、椎間板高さを回復させ得る。
【0005】
椎体間デバイスは、変性椎間板疾患及び脊椎すべり症を伴う脊柱管狭窄症を含む様々な脊椎状態を治療するときに、脊椎椎骨の前柱における支持及び安定性を提供するために使用されてきた。前方椎体椎体間デバイスを用いた脊椎病理の臨床治療は、正常な前柱整列を回復させるための椎体間デバイスの正確な配設に依存する。医原性病理は、椎間板腔への外科的アクセス窓、椎体の骨端環上に見出されることが多い硬い皮質骨上に椎体間を正確に配設することの失敗、及び/又は正常な解剖学的脊椎整列を正確に制御及び回復させることの失敗から生じ得る。
【0006】
したがって、圧潰高さで椎間板腔内に挿入され、その後、軸方向に拡張して椎間板腔の高さ損失を回復させることができ、更に、椎体間の正確な配設を提供する固定デバイスが必要とされており、この固定デバイスにより、固定されたアプローチ特有の挿入特徴部を有する広範囲にわたるインプラントのセットを必要とすることなく、脊椎へのアクセスを可能にするために複数のアプローチから挿入することができる。
【発明の概要】
【0007】
この必要性及び他の必要性を満たすために、またその目的を考慮して、本出願は、インプラントを設置及び拡張するためのデバイス、システム、器具、及び方法を提供する。特に、脊椎へのアクセスを可能にする任意のアプローチから挿入することができる拡張可能な固定デバイスが提供される。拡張可能な固定デバイスは、様々なアプローチに適応させるためにインプラントへの取り付けの向きを調整する能力、インプラントの中心軸の周りの別個の向き位置を提供し、かつ椎間板腔への挿入後にデバイスを自動的にロックする内部自動ロックを有してもよく、かつ/又は所望の椎間板高さを提供する所望のスペーサ高さを達成するために埋め込まれたときに高さを拡張する能力を有してもよい。
【0008】
一実施形態によれば、拡張可能なインプラントは、隣接する椎骨に係合するように構成された上端板及び下端板と、上端板の高さを調整するように構成され、下端板に結合され、上端板と係合される作動歯車と、所望の外科的アプローチのために複数の向きでインサータ器具に取り付けられるように構成され、複数の角度付き突出部を含むインターフェースカラーと、インターフェースカラーの向きをロックし、上端板の高さをロックするように構成され、下端板内に保持され、インターフェースカラー内の複数の角度付き突出部と係り合う(interface with)ように構成された複数の切り込みが画定されたテーパ状外面を含む拡張及び向きロックと、を含む。
【0009】
拡張可能なインプラントは、以下の特徴のうちの1つ以上を含み得る。インターフェースカラーは、インサータ器具によって係合されていないとき、又は開位置で係合されているとき、インプラントの中心軸の周りを自由に回転することができる。インターフェースカラーは、分割リングの両側の間に間隙を有する分割リングであってもよい。インターフェースカラーは、インターフェースカラーを通る一対の開口部を画定する一対のアイレットを含んでいてもよい。下端板は、間に空間を画定する対で配置された複数のスナップ嵌めポストを含んでもよく、ロックは、スナップ嵌めポスト間の空間に嵌合し、それによってロックの移動を誘導するように構成された複数のガイドレールポストを含んでもよい。ガイドレールポストの上部は、ロックから上向きに突出してもよく、作動歯車の回転運動を拘束し、インプラントの拡張及び圧潰を防止するために、作動歯車の下側にあるポケットと係り合うように構成されている。ロックは、ロックの底面から延在する複数のばねアームを含んでもよく、非係合状態では、ばねアームは、ロックを押し上げ、底端板から離す。作動歯車は、ディスクを含んでもよく、このディスクは、ディスクから半径方向外向きに突起する複数の歯と、上端板と螺合するように構成されたねじ山付き中央開口部と、を有する。上端板は、骨係合面を伴う環状体と、作動歯車と嵌合するように構成されている、下方突出円筒と、を含んでもよい。上端板の下方突出円筒は、外ねじ山と、外ねじ山を二分する垂直スロットと、を含んでもよく、下端板は、垂直スロット内に受容可能な支柱を含んでもよい。
【0010】
一実施形態によれば、埋め込み可能なシステムは、拡張可能なインプラントと、インサータ器具と、を含む。拡張可能なインプラントは、上位椎骨に係合するように構成された上端板と、上端板の高さを調整するように構成された作動歯車と、所望の外科的アプローチのためにインプラントの中心軸の周りを回転するように構成されたインターフェースカラーと、インターフェースカラーの向きをロックし、上端板の高さをロックするように構成された拡張及び向きロックと、下位椎骨に係合するように構成された下端板と、を含む。インサータ器具は、インターフェースカラーに係合するように構成された取り付けアセンブリと、インプラントを拡張するように構成された拡張アセンブリと、を有する。インサータ器具は、インターフェースカラーの位置及びインプラントの拡張を制御するために、開位置、半位置、及び全位置でインターフェースカラーに取り付け可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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