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公開番号
2025100507
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2024225183
出願日
2024-12-20
発明の名称
発光機能の抗菌ガラス組成物及びその抗菌ガラス粉末の製造方法
出願人
エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
,
LG ELECTRONICS INC.
代理人
個人
,
個人
主分類
C03C
4/12 20060101AFI20250626BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】抗菌ガラス組成物に発光機能を付与して、家電製品の部品に抗菌剤が正しく含有されているかを外部光源によって直ちに確認することができる、発光機能の抗菌ガラス組成物及びその抗菌ガラス粉末の製造方法を提供する。
【解決手段】抗菌ガラス組成物に抗菌機能のほか、ガラス構造内で発光機能を有する活性剤物質である発光機能の酸化物を添加する。一の態様では、発光機能の抗菌ガラス組成物であって、SiO
2
を20~40重量%;B
2
O
3
を1.5~10重量%;ZnOを20~40重量%;Al
2
O
3
を5~10重量%;MgOを5~10重量%;Na
2
O、K
2
O、及びCaOのうち少なくとも1種以上を合算して5~30重量%;CuO及びAg
2
Oのうち少なくとも1種以上を合算して0.1~5重量%;及び、発光機能の酸化物を0.1~2重量%;含んでなる、発光機能の抗菌ガラス組成物とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
発光機能の抗菌ガラス組成物であって、
SiO
2
を20~40重量%;
B
2
O
3
を1.5~10重量%;
ZnOを20~40重量%;
Al
2
O
3
を5~10重量%;
MgOを5~10重量%;
Na
2
O、K
2
O、及びCaOのうち少なくとも1種以上を合算して5~30重量%;
CuO及びAg
2
Oのうち少なくとも1種以上を合算して0.1~5重量%;及び、
発光機能の酸化物を0.1~2重量%;含んでなる、発光機能の抗菌ガラス組成物。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記Na
2
Oは、2~10重量%で添加され、
前記K
2
Oは、2~15重量%で添加され、
前記CaOは、1~5重量%で添加される、請求項1に記載の発光機能の抗菌ガラス組成物。
【請求項3】
前記CuOは、0.1~5重量%で添加され、
前記Ag
2
Oは、0.1~2重量%で添加される、請求項1に記載の発光機能の抗菌ガラス組成物。
【請求項4】
前記発光機能の酸化物は、Eu
2
O
3
及びTb
4
O
7
のうち少なくとも1種以上を含む、請求項1に記載の発光機能の抗菌ガラス組成物。
【請求項5】
前記発光機能の酸化物は、Eu
2
O
3
であり、
前記Eu
2
O
3
は、0.5~1.0重量%で添加される、請求項1に記載の発光機能の抗菌ガラス組成物。
【請求項6】
発光機能の抗菌ガラス粉末の製造方法であって、
(a)SiO
2
を20~40重量%、
B
2
O
3
を1.5~10重量%、
ZnOを20~40重量%、
Al
2
O
3
を5~10重量%、
MgOを5~10重量%、
Na
2
O、K
2
O及びCaOのうち少なくとも1種以上を合算して5~30重量%、
CuO及びAg
2
Oのうち少なくとも1種以上を合算して0.1~5重量%、及び
発光機能の酸化物を0.1~2重量%、で混合して撹拌し、発光機能の抗菌ガラス組成物を形成する段階;
(b)前記発光機能の抗菌ガラス組成物を溶融させる段階;
(c)前記溶融した発光機能の抗菌ガラス組成物を冷却する段階;及び、
(d)前記冷却したガラスを粉砕して、発光機能の抗菌ガラス粉末を得る段階;を含んでなる、発光機能の抗菌ガラス粉末の製造方法。
【請求項7】
前記(a)段階において、
前記Na
2
Oは、2~10重量%で添加し、
前記K
2
Oは、2~15重量%で添加し、
前記CaOは、1~5重量%で添加する、請求項6に記載の発光機能の抗菌ガラス粉末の製造方法。
【請求項8】
前記(a)段階において、
前記CuOは、0.1~5重量%で添加し、
前記Ag
2
Oは、0.1~2重量%で添加する、請求項6に記載の発光機能の抗菌ガラス粉末の製造方法。
【請求項9】
前記(a)段階において、
前記発光機能の酸化物は、Eu
2
O
3
及びTb
4
O
7
のうち少なくとも1種以上を含む、請求項6に記載の発光機能の抗菌ガラス粉末の製造方法。
【請求項10】
前記(a)段階において、
前記発光機能の酸化物は、Eu
2
O
3
であり、
前記Eu
2
O
3
は、0.5~1.0重量%で添加する、請求項6に記載の発光機能の抗菌ガラス粉末の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光機能の抗菌ガラス組成物及びその抗菌ガラス粉末の製造方法に関する。
〔関連技術〕
本願は、韓国特許出願第10-2023-0189729号(出願日:2023年12月22日/DAS code:6310)に基づくパリ条約4条の優先権主張を伴ったものであり、本願発明は、当該韓国特許出願に開示された内容に基づくものである。参考のために、当該韓国特許出願の明細書、特許請求の範囲及び図面の内容は本願明細書の一部に包摂される。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
細菌、菌類、バクテリアといった微生物は、浄水器、冷蔵庫、オーブン、洗濯機などのように、我々の生活空間に偏在している。仮に微生物が人体に入ると、これらは生命を脅かす感染の原因になり得る。よって、浄水器、冷蔵庫、オーブン、洗濯機などのような家電製品には、微生物の拡散を制御することのできる抗菌ガラス組成物が求められる。
【0003】
これらの家電製品において、プラスチック射出物が使用される部品のうち、水分に露出する部品に細菌及びカビが繁殖して、外観上あるいは使用環境に問題を引き起こす。
【0004】
家電製品に生息する菌は、非常に様々であり、部品別に主な菌株が相違し得るものの、水分に露出する部品には一般に緑膿菌が生息する可能性が高い。
【0005】
よって、抗菌剤は、これらの菌株に対する抗菌性能が確保されなければならない。また、抗菌剤は、人体及び環境に対する毒性が低い材料、高温に対する耐久性を確保した材料に厳しく選定されなければならない。
【0006】
このように、抗菌剤は、衛生性が求められる家電製品の部品に添加剤として使用されている。通常、抗菌剤は、家電製品の部品のベース物質、例えば、プラスチックに1wt%内外に添加されるため、抗菌剤が家電製品の部品に含有されているかを目視で確認することが困難であり、その効果性を確認することは、汚染源に露出した状態で相当の日数を要する。
【0007】
そして、製品製造社においても、協力社によって受給された抗菌剤が含まれた家電製品の部品に、抗菌剤が設計どおり含有されているかを確認できる方法は、制限的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
大韓民国公開特許公報第10-2021-0128032号(2021年10月25日付公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、抗菌機能のガラス組成物で製造した抗菌剤に発光機能を付与するために、抗菌機能のガラス組成にホスト(host)構造として働くAl
2
O
3
、MgOなどを含むガラス組成を提供し、発光機能の活性剤物質であるEu
2
O
3
、Tb
4
O
7
などを更に添加して、抗菌機能と発光機能を同時に有する発光機能の抗菌ガラス組成物及びその抗菌ガラス粉末の製造方法を提供することである。
【0010】
さらに、本発明の目的は、抗菌ガラス粉末を家電製品に適用して、抗菌機能を付与しようとし、発光機能を導入して、抗菌剤が部品に含有されたかを視覚的に確認可能であるようにし、かつ、品質検査の便宜性を有する発光機能の抗菌ガラス組成物及びその抗菌ガラス粉末の製造方法を提供することである。
(【0011】以降は省略されています)
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