TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025100080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217180
出願日2023-12-22
発明の名称情報処理装置、情報処理装置の作動方法及びプログラム
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 6/00 20240101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】1枚の医用画像から検出される複数の疾患領域の表示において疾患ごとの可視化が実現される、情報処理装置、情報処理装置の作動方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、医用画像から複数の疾患領域を検出する多疾患検出モデルを用いて、医用画像の各画素について、疾患の有無及び疾患の程度の少なくともいずれかを表す確信度を疾患ごとに取得し、疾患ごとに確信度の分布を可視化する確信度分布情報を作成し、確信度に対して適用される閾値を取得し、疾患のいずれかについて、閾値と同一の値の確信度を有する第1画像スの画素に対して、第1色及び第1オパシティの少なくともいずれかを医用画像に対して重畳して表示させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサに実行させる命令が記憶される1つ以上のメモリと、
を備え、
前記1つ以上のプロセッサは、
医用画像を取得し、
前記医用画像から複数の疾患領域を検出する多疾患検出モデルを用いて、前記医用画像の各画素について、疾患の有無及び疾患の程度の少なくともいずれかを表す確信度を疾患ごとに取得し、
前記検出された疾患ごとに、前記確信度の分布を可視化する確信度分布情報を作成し、
前記確信度に対して適用される閾値を取得し、
前記疾患のいずれかについて、前記閾値と同一の値の前記確信度を有する第1画像の画素に対して、第1色及び第1オパシティの少なくともいずれかを前記医用画像に対して重畳して表示装置へ表示させる制御を行う、情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記閾値を超える上限値であり、予め規定される上限値、及び前記閾値未満の下限値であり、予め規定される下限値を有する閾値範囲を取得し、
前記閾値範囲内の前記確信度を有する画素を前記第1画像の画素に分類する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記1つ以上のプロセッサは、前記第1画像の画素に分類される画素からの距離が規定の範囲内の画素を第1画像の画素に分類する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記1つ以上のプロセッサは、前記疾患のいずれかについて、前記確信度が前記第1画像の画素における確信度を超える第2画像の画素に対して、前記確信度の最大値に対応する第2色及び前記確信度の最大値に対応する第2オパシティの少なくともいずれかを前記医用画像に対して重畳して表示させる制御を行う、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記1つ以上のプロセッサは、前記第2画像の画素に隣接する画素が前記第1画像の画素に分類される場合は、前記第2画像の画素に対して前記第1オパシティよりも低い第3オパシティを設定する、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記1つ以上のプロセッサは、前記疾患のいずれかについて、前記確信度が前記第1画像の画素における確信度未満の第3画像の画素に対する色及びオパシティを非重畳として前記医用画像を表示させる制御を行う、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記疾患ごとの前記確信度の最大値を取得し、
前記疾患ごとに前記確信度の最大値が前記閾値を超えるか否かを判定し、
前記確信度の最大値が前記閾値を超える場合に、疾患名及び前記確信度の最大値を表すテキストを表示させる制御を行う、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記疾患ごとの前記確信度の値が前記閾値を超える複数の連続する画素が含まれる1つ以上の連結領域に対してラベリング処理を実施し、
前記疾患ごとの前記連結領域ごとに、確信度の最大値が前記閾値を超えるか否かを判定し、
前記連結領域を指定するユーザの入力を受け付け、
前記指定された前記連結領域における前記疾患ごとの前記確信度の最大値を表示させる制御を行う、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記医用画像における画素を指定するユーザの入力を受け付け、
前記指定された前記画素における前記疾患ごとの前記確信度が前記閾値を超える場合に、前記確信度の値を表示させる制御を行う、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記疾患ごとの前記確信度の値が前記閾値を超える複数の連続する画素が含まれる1つ以上の連結領域に対してラベリング処理を実施し、
前記疾患ごとの前記連結領域ごとに、疾患名及び前記連結領域の確信度の少なくともいずれかを表示させる制御を行う、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置、情報処理装置の作動方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、AI技術が活用される医用画像の診断支援が実用化されている。例えば、胸部
単純X線画像から、結節、気胸及び胸水等の胸部の疾患が検出され、胸部単純X線画像
から疾患として検出された疾患領域に対して、確信度等の分布を表すヒートマップ、及
び疾患領域を囲む矩形等が用いられる情報が生成され、医用画像に対して重畳して表示
される。なお、AIはArtificial Intelligenceの省略語である。
【0003】
特許文献1は、多種類の検出領域を一度に表示させると、検出領域ごとの視認性が低
下するという課題に対して、予め定められた条件に基づいて、疾患の検出領域の優先度
が判定され、優先度に応じて検出領域の表示形態を変化させる医用情報処理装置が記載
される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-029387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
医用画像に対する疾患検出モデルのヒートマップ出力は、入力画像の各画素に対して対象の疾患の有無を表す確信度の分布として把握される。一般に、対象の疾患が単一の場合には、確信度の値に応じた疑似カラーが適用されるヒートマップが、医用画像に対して重畳して表示される。これにより、読影者に対して疾患の疑わしさがわかりやすく提示される。
【0006】
しかしながら、疾患検出モデルのヒートマップ出力が、複数の疾患が検出される多疾患検出モデルに拡張される場合は、以下の課題が存在する。疾患ごとにヒートマップが表示される場合には、対象とされる疾患の数に応じて読影されるヒートマップの数が増え、読影の効率低下が懸念される。
【0007】
複数の疾患が統合され、一枚のヒートマップとして表示される場合は、同じ位置に複数の疾患が存在する場合、及び隣接する位置に複数の疾患が存在する場合には、個々の疾患の可読性の低下が懸念される。
【0008】
特許文献1に記載の装置は、疾患の優先度判定の性能への依存性が高く、重要な疾患の優先度が相対的に低くされる可能性がある。また、特許文献1に記載の装置は、二次元の医画像において、奥行方向について疾患が重なる場合に各疾患の視認性が低下する、という課題は考慮されていない。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、1枚の医用画像から検出される複数の疾患領域の表示において、検出された疾患ごとの可視化が実現される、情報処理装置、情報処理装置の作動方法及びプログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の第1態様に係る情報処理装置は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサに実行させる命令が記憶される1つ以上のメモリと、を備え、1つ以上のプロセッサは、医用画像を取得し、医用画像から複数の疾患領域を検出する多疾患検出モデルを用いて、医用画像の各画素について、疾患の有無及び疾患の程度の少なくともいずれかを表す確信度を疾患ごとに取得し、検出された疾患ごとに、確信度の分布を可視化する確信度分布情報を作成し、確信度に対して適用される閾値を取得し、疾患のいずれかについて、閾値と同一の値の確信度を有する第1画像の画素に対して、第1色及び第1オパシティの少なくともいずれかを医用画像に対して重畳して表示装置へ表示させる制御を行う、情報処理装置である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
健康器具
4か月前
個人
鼾防止用具
4か月前
個人
嚥下鍛錬装置
1日前
個人
白内障治療法
3か月前
個人
導電香
5か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
マッサージ機
5か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
ホバーアイロン
3か月前
個人
歯の修復用材料
15日前
個人
バッグ式オムツ
21日前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
シャンプー
2か月前
個人
口内洗浄具
4か月前
個人
陣痛緩和具
1日前
個人
車椅子持ち上げ器
3か月前
個人
歯の保護用シール
1か月前
三生医薬株式会社
錠剤
3か月前
株式会社 MTG
浴用剤
5か月前
株式会社八光
剥離吸引管
1か月前
個人
服薬支援装置
3か月前
株式会社大野
骨壷
5日前
株式会社結心
手袋
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
21日前
株式会社ファンケル
化粧料
4か月前
個人
腰用サポーター
4か月前
株式会社GSユアサ
歩行器
1か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
2か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
4か月前
個人
歯列矯正用器具
4か月前
個人
尿バッグカバー
5か月前
個人
高気圧環境装置
26日前
個人
形見の製造方法
19日前
株式会社ダリヤ
皮膚化粧料
3か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
1か月前
続きを見る