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公開番号2025100062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217153
出願日2023-12-22
発明の名称ブレーキシステム及び車両
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B60W 20/15 20160101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約【課題】ハイブリット車であっても、機械式バキュームポンプを用いることができるブレーキシステム及び車両を提供すること。
【解決手段】内燃機関12及びモータ15を動力源として有するハイブリット車用のブレーキシステム17は、ブレーキペダル21と、外力を油圧に変換するマスターシリンダ25と、内燃機関12により駆動する機械式バキュームポンプ23と、機械式バキュームポンプ23と接続される第1室22a及び大気と接続される第2室22bを有し、第1室22a及び第2室22bの圧力差によって、ブレーキペダル21bの操作により生じた力を増幅してマスターシリンダ25に伝達するブレーキブースター22と、第1室22aの圧力を検知する圧力センサ30と、減速動作の開始時に内燃機関12が停止している場合において、圧力センサ30で検出した圧力が所定の圧力より高い場合に内燃機関12を始動する制御部18と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関及びモータを動力源として有するハイブリット車用のブレーキシステムであって、
ブレーキペダルと、
外力を油圧に変換するマスターシリンダと、
前記内燃機関により駆動する機械式バキュームポンプと、
前記機械式バキュームポンプと接続される第1室、及び、大気と接続される第2室を有し、前記第1室及び前記第2室の圧力差によって、前記ブレーキペダルの操作により生じた力を増幅して前記マスターシリンダに伝達するブレーキブースターと、
前記第1室の圧力を検知する圧力センサと、
減速動作の開始時に前記内燃機関が停止している場合において、前記圧力センサで検出した前記圧力が所定の圧力より高い場合に前記内燃機関を始動する制御部と、
を備えるブレーキシステム。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記ブレーキペダルの操作を検出する検知センサを備え、
前記制御部は、前記検知センサで前記ブレーキペダルの作動を検出すると、前記減速動作の開始を判定する、請求項1に記載のブレーキシステム。
【請求項3】
前記制御部は、前記検知センサで前記ブレーキペダルの作動が解除されたことを検出すると、前記減速動作の完了を判定する、請求項2に記載のブレーキシステム。
【請求項4】
前記制御部は、前記減速動作が完了した場合であって、且つ、前記減速動作の開始時に前記内燃機関が停止していた場合には、前記内燃機関を停止する、請求項1に記載のブレーキシステム。
【請求項5】
前記制御部は、前記減速動作が完了した場合であって、且つ、前記内燃機関が搭載された車両の状態が前記内燃機関の停止条件を満たす場合には、前記内燃機関を停止する、請求項1に記載のブレーキシステム。
【請求項6】
前記制御部は、前記減速動作の開始時の前記第1室の圧力が前記所定の圧力以下である場合、前記内燃機関が停止している場合であっても、前記内燃機関を始動させない、請求項1に記載のブレーキシステム。
【請求項7】
電動式バキュームポンプをさらに備える、請求項1に記載のブレーキシステム。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のブレーキシステムを備える、ハイブリット車である車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリット車(HEV)用のブレーキシステム及びブレーキシステムを搭載する車両に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両に用いられるブレーキシステムとして、必要なブレーキアシスト力を確保するために、ブレーキペダルの操作によって生じた力をブレーキブースターで増幅してマスターシリンダに伝達する技術が知られている。このようなブレーキブースターは、大気圧と負圧との圧力差によって、ブレーキペダルの操作によって生じた力を増幅する。例えば、ディーゼルエンジン等の内燃機関を動力とする車両のブレーキシステムにおいては、機械式バキュームポンプによって負圧を生じさせることができる。
【0003】
一方、電気自動車においては、内燃機関を有さないことから、電動式バキュームポンプを採用している。
【0004】
ハイブリット車は、内燃機関を有するが、走行モードによっては走行時に内燃機関を停止することがある。よって、ハイブリット車においては、機械式バキュームポンプを駆動することができない場合があることから、電動式バキュームポンプを採用している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-100569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、電動式バキュームポンプは、機械式バキュームポンプに比べてコストが高い。特に、冗長性の確保のために、2台の電動式バキュームポンプを搭載させると、車両のコストが増大する。
【0007】
そこで、本発明は、ハイブリット車であっても、機械式バキュームポンプを用いることができるブレーキシステム及び車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、ブレーキシステムは、内燃機関及びモータを動力源として有するハイブリット車用のブレーキシステムであって、ブレーキペダルと、外力を油圧に変換するマスターシリンダと、前記内燃機関により駆動する機械式バキュームポンプと、前記機械式バキュームポンプと接続される第1室、及び、大気と接続される第2室を有し、前記第1室及び前記第2室の圧力差によって、前記ブレーキペダルの操作により生じた力を増幅して前記マスターシリンダに伝達するブレーキブースターと、前記第1室の圧力を検知する圧力センサと、減速動作の開始時に前記内燃機関が停止している場合において、前記圧力センサで検出した前記圧力が所定の圧力より高い場合に前記内燃機関を始動する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ハイブリット車であっても、機械式バキュームポンプを用いることができるブレーキシステム及び車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の構成を概略的に示す説明図である。
図2は、一実施形態に係る車両のブレーキシステムの構成を概略的に示す説明図である。
図3は、一実施形態に係る車両のブレーキシステムを用いた減速動作の一例を示す流れ図である。
図4は、他の実施形態に係る車両のブレーキシステムを用いた減速動作の他の例及び減速動作時における第1バキュームポンプの故障判定の一例を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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