TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025099899
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216883
出願日2023-12-22
発明の名称セキュリティタグ
出願人株式会社村田製作所,公立大学法人名古屋市立大学
代理人弁理士法人WisePlus
主分類B42D 25/36 20140101AFI20250626BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】高い偽造防止効果を発揮可能なセキュリティタグを提供する。
【解決手段】樹脂層10と、樹脂層10に埋没した状態で、樹脂層10の厚み方向に垂直な面方向に沿って互いに離隔して並ぶ、複数のコロイド粒子20(第1コロイド粒子20a及び第2コロイド粒子20b)と、を備え、複数のコロイド粒子20が、平均粒径が互いに異なる複数種類の粒子群(第1粒子群25a及び第2粒子群25b)を含み、樹脂層10には、コロイド粒子20が集合してなる集合領域(第1集合領域Paa1及び第2集合領域Pba1)が、粒子群毎に独立して少なくとも1つずつ存在し、各々の集合領域には、コロイド粒子20によって構成された1種類の2次元結晶(2次元結晶Raa1及び2次元結晶Rba1)が存在する、セキュリティタグ1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂層と、
前記樹脂層に埋没した状態で、前記樹脂層の厚み方向に垂直な面方向に沿って互いに離隔して並ぶ、複数のコロイド粒子と、を備え、
複数の前記コロイド粒子が、平均粒径が互いに異なる複数種類の粒子群を含み、
前記樹脂層には、前記コロイド粒子が集合してなる集合領域が、前記粒子群毎に独立して少なくとも1つずつ存在し、
各々の前記集合領域には、前記コロイド粒子によって構成された1種類の2次元結晶が存在する、ことを特徴とするセキュリティタグ。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記厚み方向から見たとき、前記2次元結晶が、6回対称の対称性を有する、請求項1に記載のセキュリティタグ。
【請求項3】
前記厚み方向から見たとき、前記2次元結晶が、4回対称の対称性を有する、請求項1に記載のセキュリティタグ。
【請求項4】
前記厚み方向から見たとき、前記面方向に隣り合う少なくとも1組の前記集合領域において、前記2次元結晶の前記面方向に沿う対称軸の方向が互いに異なる、請求項1~3のいずれか1つに記載のセキュリティタグ。
【請求項5】
前記樹脂層が、前記厚み方向に相対する第1面及び第2面を有し、
前記コロイド粒子が、前記樹脂層の前記第1面及び前記第2面のうち、前記第1面側に存在する、請求項1~3のいずれか1つに記載のセキュリティタグ。
【請求項6】
前記樹脂層の前記第1面側に設けられた基材を更に備える、請求項5に記載のセキュリティタグ。
【請求項7】
前記樹脂層と前記基材との間に設けられ、前記樹脂層及び前記基材に接する中間層を更に備える、請求項6に記載のセキュリティタグ。
【請求項8】
前記中間層が、前記コロイド粒子に接する、請求項7に記載のセキュリティタグ。
【請求項9】
前記中間層が、金属酸化物で構成される、請求項7に記載のセキュリティタグ。
【請求項10】
前記基材が、前記樹脂層に接する、請求項6に記載のセキュリティタグ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セキュリティタグに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、球状微粒子と、上記球状微粒子を保持し固定するための微粒子固定樹脂とを有する微粒子固定層を具備し、上記微粒子固定樹脂は、1種類以上の樹脂を含み、上記球状微粒子の高さの半分以上が埋没しないように配置され、上記球状微粒子は、一重の平面状に、30%以上の面積充填率で全面に、又は任意の形状に配置され、平均粒径が2.5μm以下で、且つ平均粒径の0.8倍以上、1.2倍以下の範囲に、70%以上の粒子個数を有する、ことを特徴とした偽造防止構造体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5228666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の偽造防止構造体に対しては、光源又は観測点の位置を移動させることで確認されるカラーチェンジを利用することにより、真偽判定を行っている。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の偽造防止構造体では、カラーチェンジが確認されるために、可視光領域で視認されにくくすることができない。したがって、特許文献1に記載の偽造防止構造体では、偽造防止効果を高める点で改善の余地がある。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、高い偽造防止効果を発揮可能なセキュリティタグを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のセキュリティタグは、樹脂層と、上記樹脂層に埋没した状態で、上記樹脂層の厚み方向に垂直な面方向に沿って互いに離隔して並ぶ、複数のコロイド粒子と、を備え、複数の上記コロイド粒子が、平均粒径が互いに異なる複数種類の粒子群を含み、上記樹脂層には、上記コロイド粒子が集合してなる集合領域が、上記粒子群毎に独立して少なくとも1つずつ存在し、各々の上記集合領域には、上記コロイド粒子によって構成された1種類の2次元結晶が存在する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高い偽造防止効果を発揮可能なセキュリティタグを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態1のセキュリティタグの一例を模式的に示す平面図である。
図2は、図1に示すセキュリティタグの厚み方向に沿う断面の一例を模式的に示す断面図である。
図3は、本発明の実施形態1のセキュリティタグの製造方法の一例における中間層の形成工程を模式的に示す断面図である。
図4は、本発明の実施形態1のセキュリティタグの製造方法の一例におけるコロイド分散液の付与工程を模式的に示す断面図である。
図5は、本発明の実施形態1のセキュリティタグの製造方法の一例における3次元結晶の形成工程を模式的に示す断面図である。
図6は、本発明の実施形態1のセキュリティタグの製造方法の一例における3次元結晶の吸着工程を模式的に示す断面図である。
図7は、本発明の実施形態1のセキュリティタグの製造方法の一例における2次元結晶の形成工程を模式的に示す断面図である。
図8は、本発明の実施形態1のセキュリティタグの製造方法の一例における樹脂層の形成工程を模式的に示す断面図である。
図9は、図1に示す2次元結晶に由来する回折パターンの一例を模式的に示す平面図である。
図10は、本発明の実施形態1のセキュリティタグの別の一例を模式的に示す断面図である。
図11は、本発明の実施形態2のセキュリティタグの一例を模式的に示す平面図である。
図12は、図11に示す2次元結晶に由来する回折パターンの一例を模式的に示す平面図である。
図13は、本発明の実施形態3のセキュリティタグの一例を模式的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のセキュリティタグについて説明する。なお、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更されてもよい。また、以下において記載する個々の好ましい構成を複数組み合わせたものもまた本発明である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社村田製作所
積層コイル部品
5日前
株式会社村田製作所
積層コイル部品
5日前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
5日前
個人
書籍
3か月前
個人
連結器具
11か月前
個人
折り畳み用紙
10か月前
個人
書類ホルダー
2か月前
個人
ノート
2か月前
個人
ブランドハガキ
27日前
個人
紙片収容保持具
5か月前
個人
ダブルクリップ
4か月前
個人
スマホ終活ノート
9か月前
個人
メッセージカード
4か月前
FRC株式会社
学習ノート
2か月前
ヒカリ株式会社
筆記帳
12か月前
個人
吊下式カレンダー
4か月前
個人
脱着リーフ綴込み補助具
4か月前
東洋紡株式会社
地図フィルム
7か月前
コクヨ株式会社
構造体
9か月前
コクヨ株式会社
構造体
9か月前
個人
フアイルホルダースタンド
11か月前
個人
脱着リングノートシステム
5か月前
個人
フアイルホルダースタンド
11か月前
個人
加工封筒後付け蛇腹ノート
11か月前
個人
タロットカード解説書
3か月前
個人
ダブルリング開口部調整器具
10か月前
有限会社ライト工房
起立する台紙
1か月前
独立行政法人 国立印刷局
積層体
26日前
独立行政法人 国立印刷局
積層体
26日前
ダイニック株式会社
ブッククロス
5か月前
独立行政法人 国立印刷局
潜像物
5か月前
個人
見開きアルバム立て掛け飾り具
1か月前
個人
送付体
10か月前
個人
環状具
6か月前
株式会社デュプロ
冊子作成システム
7か月前
独立行政法人 国立印刷局
真偽判別印刷物
9か月前
続きを見る