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公開番号2025099817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216761
出願日2023-12-22
発明の名称移植機
出願人三菱マヒンドラ農機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A01C 11/02 20060101AFI20250626BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】キースイッチ以外の操作具によるエンジン停止及びエンジン始動を適切に行うことが可能な移植機を提供する。
【解決手段】エンジンを始動させるセルモータ16と、主電源のオン/オフ操作具及びセルモータ16の駆動操作具として機能するキースイッチ12と、各種の処理を実行する制御部20と、を備える乗用田植機1であって、制御部20は、キースイッチ12がオンの状態において、走行停止操作状態を検出し、且つ、キースイッチ以外の所定の操作具である苗つぎモードスイッチ15の操作を検出したとき、エンジンを停止させるエンジン停止処理手段と、エンジン停止処理手段によるエンジンの停止後、走行停止操作状態を検出し、且つ、苗つぎモードスイッチ15の操作を検出している間だけセルモータ16を駆動させるセルモータ駆動処理手段と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
動力源であるエンジンと、
前記エンジンを始動させるセルモータと、
主電源のオン/オフ操作具及び前記セルモータの駆動操作具として機能するキースイッチと、
各種の処理を実行する制御部と、を備える移植機であって、
前記制御部は、
前記キースイッチがオンの状態において、前記キースイッチ以外の所定の操作具の操作を検出したとき、前記エンジンを停止させるエンジン停止処理手段と、
前記エンジン停止処理手段による前記エンジンの停止後、前記所定の操作具の操作を検出している間だけ前記セルモータを駆動させるセルモータ駆動処理手段と、を備えることを特徴とする移植機。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記エンジン停止処理手段による前記エンジンの停止後、走行停止操作状態を検出し、且つ、前記キースイッチによる前記セルモータの駆動操作を検出している間だけ前記セルモータを駆動させる第2のセルモータ駆動処理手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の移植機。
【請求項3】
前記走行停止操作は、変速操作具の中立位置への操作であることを特徴とする請求項1に記載の移植機。
【請求項4】
前記所定の操作具の操作は、モーメンタリスイッチの押し操作であることを特徴とする請求項1に記載の移植機。
【請求項5】
前記走行停止操作は、変速操作具の中立位置への操作であり、
前記所定の操作具の操作は、モーメンタリスイッチの押し操作であり、
前記モーメンタリスイッチは、左右方向において、ステアリングハンドルを基準として前記変速操作具が配置される側と同じ側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の移植機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗用田植機などの移植機に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
乗用田植機などの移植機では、移植作業中に、苗つぎ、肥料補給、薬剤補給などの補給作業が行われる。このような補給作業は、燃料の無駄な消費を防ぐため、エンジンを停止させた状態で行うことが好ましいが、エンジンを停止させるためにキースイッチをオフ操作すると、制御部の設定情報がリセットされる虞がある。
【0003】
そこで、キースイッチがオンの状態において、走行停止操作状態を検出し、且つ、キースイッチ以外の所定の操作具の操作を検出したとき、エンジンを停止させるエンジン自動停止処理と、エンジン自動停止処理によるエンジンの停止後、走行停止操作状態を検出し、且つ、キースイッチ以外の所定の操作具の操作を検出したとき、エンジンを始動させるエンジン自動始動処理と実行する水田作業機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5507394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の水田作業機では、変速操作具の操作領域にエンジン停止位置を新設し、既存の操作領域からエンジン停止位置への操作に基づいてエンジンを停止させ、エンジン停止位置から既存の操作領域への操作に基づいてエンジンを始動させるため、変速操作具の誤操作でエンジンが停止したり始動する可能性がある。なお、特許文献1の水田作業機では、牽制装置を追加して変速操作具の誤操作を防止しているが、コストアップが課題となる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、動力源であるエンジンと、前記エンジンを始動させるセルモータと、主電源のオン/オフ操作具及び前記セルモータの駆動操作具として機能するキースイッチと、各種の処理を実行する制御部と、を備える移植機であって、前記制御部は、前記キースイッチがオンの状態において、前記キースイッチ以外の所定の操作具の操作を検出したとき、前記エンジンを停止させるエンジン停止処理手段と、前記エンジン停止処理手段による前記エンジンの停止後、前記所定の操作具の操作を検出している間だけ前記セルモータを駆動させるセルモータ駆動処理手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の移植機であって、前記制御部は、前記エンジン停止処理手段による前記エンジンの停止後、走行停止操作状態を検出し、且つ、前記キースイッチによる前記セルモータの駆動操作を検出している間だけ前記セルモータを駆動させる第2のセルモータ駆動処理手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の移植機であって、前記走行停止操作は、変速操作具の中立位置への操作であることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の移植機であって、前記所定の操作具の操作は、モーメンタリスイッチの押し操作であることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1に記載の移植機であって、前記走行停止操作は、変速操作具の中立位置への操作であり、前記所定の操作具の操作は、モーメンタリスイッチの押し操作であり、前記モーメンタリスイッチは、左右方向において、ステアリングハンドルを基準として前記変速操作具が配置される側と同じ側に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明によれば、エンジン停止処理手段によるエンジンの停止後、キースイッチ以外の所定の操作具の操作を検出している間だけセルモータを駆動させるので、キースイッチ以外の操作具でエンジンを始動できるものでありながら、キースイッチによるセルモータの駆動操作と同様の感覚でエンジンを始動させることができる。したがって、所定条件の成立に応じてエンジンを自動的に始動させる場合に比べ、誤操作でエンジンが始動される可能性を低減できるだけでなく、誤操作によるエンジン始動で機体が急発進することも防止できる。また、誤操作防止用の牽制装置を設ける場合に比べ、コストダウンが図れる。
また、請求項2の発明によれば、エンジン停止処理手段によるエンジンの停止後、走行停止操作状態を検出し、且つ、キースイッチによるセルモータの駆動操作を検出している間だけセルモータを駆動させるので、エンジン停止処理手段によるエンジンの停止後であっても、キースイッチによるエンジン始動を許容できるだけでなく、エンジン始動に伴う機体の急発進を防止できる。
また、請求項3の発明によれば、走行停止操作は、変速操作具の中立位置への操作(ブレーキペダルの踏み込みに連動する中立復帰を含む)であるため、エンジン始動に伴う機体の急発進を確実に防止できる。
また、請求項4の発明によれば、所定の操作具の操作は、モーメンタリスイッチの押し操作であるため、所定の操作具でエンジンを始動する際には、所定の操作具を押し続ける必要があり、その結果、所定の操作具の誤操作でエンジンが始動する可能性を低減できる。
また、請求項5の発明によれば、走行停止操作は、変速操作具の中立位置への操作であり、所定の操作具の操作は、モーメンタリスイッチの押し操作であり、モーメンタリスイッチは、左右方向において、ステアリングハンドルを基準として変速操作具が配置される側と同じ側に配置されるので、所定の操作具と変速操作具の同時操作を抑制し、エンジン始動に伴って機体が急発進する可能性をさらに低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る乗用田植機の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る乗用田植機の側面図である。
図2に示す矢印A方向から見た乗用田植機の要部矢視図である。
本発明の一実施形態に係る乗用田植機の制御構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る乗用田植機のモード遷移の概要を示す図である。
本発明の一実施形態に係る乗用田植機のモード遷移(モードの分岐)を示す図である。
本発明の一実施形態に係る乗用田植機のモード遷移(始動前)を示す図である。
本発明の一実施形態に係る乗用田植機のモード遷移(通常)を示す図である。
本発明の一実施形態に係る乗用田植機のモード遷移(停止移行中)を示す図である。
本発明の一実施形態に係る乗用田植機のモード遷移(苗つぎモード)を示す図である。
本発明の一実施形態に係る乗用田植機のモード遷移(手動始動)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1は乗用田植機(移植機)であって、該乗用田植機1は、走行機体2と、走行機体2の後部に昇降リンク機構3を介して連結される植付作業機4と、を備える。なお、本明細書では、走行機体2の車幅方向を左右方向、走行機体2の長さ方向を前後方向とする。
【0010】
植付作業機4は、苗(マット苗)が載置される苗載台5と、苗載台5の下端部から苗を掻き取って水田に植え付ける植付機構6と、を備える。苗載台5に載置された苗が残り少なくなると、走行機体2及び植付作業機4を停止させて苗を補給する、いわゆる苗つぎ作業が行われる。なお、施肥や薬剤散布を伴う作業では、肥料や薬剤の残量に応じて肥料補給や薬剤補給が行われる。このような補給作業も、走行機体2及び植付作業機4を停止させた状態で行われる。
(【0011】以降は省略されています)

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