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公開番号
2025099222
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215702
出願日
2023-12-21
発明の名称
視覚障害者案内用の白杖、及び、これを用いた視覚障害者用の案内システム
出願人
学校法人五島育英会
代理人
個人
主分類
A61H
3/06 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】低コストで視覚障害者を案内することが可能な白杖、及び、これを用いた案内システムを提供する。
【解決手段】白杖本体1は長尺状とされている。接地部2は、白杖本体1の先端に取り付けられている。これによって、接地部2は、視覚障害者の歩行時に、歩行面200に接触できるようになっている。接地部2は、歩行面200上に配置された路面材300とは異なる帯電傾向を有する材質により構成されている。これによって、接地部2は、路面材300への接触により摩擦発電を生じるようになっている。検出部3は、接地部2に電気的に接続されている。これによって、検出部3は、接地部2における摩擦発電の発生を検出できる構成となっている。発信部4は、検出部3が摩擦発電の発生を検出したときに、視覚障害者に情報を伝達するための信号を発する構成となっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
歩行面上を歩行する視覚障害者の案内用に用いられる白杖であって、
白杖本体と、接地部と、検出部と、発信部とを有しており、
前記白杖本体は長尺状とされており、
前記接地部は、前記白杖本体の先端に取り付けられており、これによって、前記接地部は、前記視覚障害者の歩行時に、前記歩行面に接触できるようになっており、
かつ、前記接地部は、前記歩行面上に配置された路面材とは異なる帯電傾向を有する材質により構成されており、これによって、前記接地部は、前記路面材への接触により摩擦発電を生じるようになっており、
前記検出部は、前記接地部に電気的に接続されており、これによって、前記検出部は、前記接地部における前記摩擦発電の発生を検出できる構成となっており、
前記発信部は、前記検出部が前記摩擦発電の発生を検出したときに、前記視覚障害者に情報を伝達するための信号を発する構成となっている
白杖。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記検出部は、前記摩擦発電により生じた電圧が既定の閾値を超えたかどうかを検出できる構成となっており、
前記発信部は、前記摩擦発電により生じた電圧が既定の閾値を超えたときに、前記信号を発する構成となっている
請求項1に記載の白杖。
【請求項3】
前記検出部及び前記発信部は、前記白杖本体の内部に収納されている
請求項1又は2に記載の白杖。
【請求項4】
前記接地部は、前記路面材に接触しつつ前記路面材に沿って回転可能なように、前記白杖本体に対して取り付けられている
請求項1又は2に記載の白杖。
【請求項5】
前記検出部及び前記発信部は、前記摩擦発電による電力により動作する構成となっている
請求項1又は2に記載の白杖。
【請求項6】
前記白杖本体の側面には、前記白杖本体が倒れたときに前記歩行面に接触可能な側面部が配置されており、
前記側面部は、前記歩行面とは異なる帯電傾向を有する材質により構成されており、これによって、前記側面部は、前記歩行面との接触により摩擦発電を生じるようになっており、
前記検出部は、前記側面部に電気的に接続されており、これによって、前記検出部は、前記側面部における前記摩擦発電の発生を検出できる構成となっている
請求項1又は2に記載の白杖。
【請求項7】
前記接地部は、前記路面材との摩擦発電による電圧が、前記歩行面との摩擦発電による電圧よりも大きくなる帯電傾向を有する材質により構成されている
請求項1又は2に記載の白杖。
【請求項8】
歩行面上を歩行する視覚障害者の案内用に用いられる白杖と、前記歩行面上に配置された路面材とを備える、視覚障害者用の案内システムであって、
前記白杖は、白杖本体と、接地部と、検出部と、発信部とを有しており、
前記白杖本体は長尺状とされており、
前記接地部は、前記白杖本体の先端に取り付けられており、これによって、前記接地部は、前記視覚障害者の歩行時に、前記歩行面に接触できるようになっており、
かつ、前記接地部は、前記路面材とは異なる帯電傾向を有する材質により構成されており、これによって、前記接地部は、前記路面材への接触により摩擦発電を生じるようになっており、
前記検出部は、前記接地部に電気的に接続されており、これによって、前記検出部は、前記接地部における前記摩擦発電の発生を検出できる構成となっており、
前記発信部は、前記検出部が前記摩擦発電の発生を検出したときに、前記視覚障害者に情報を伝達するための信号を発する構成となっている
案内システム。
【請求項9】
前記路面材は、前記歩行面上に貼り付けられたテープ、又は、前記歩行面上に塗布された塗料により構成されている
請求項8に記載の案内システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、視覚障害者案内用の白杖、及び、これを用いた視覚障害者用の案内システムに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
白杖は、視覚障害者の歩行時において、路面(歩行面)を継続的に軽く叩く(あるいは触れる)ことにより、路面情報を使用者が取得するためのものである。白杖は一般に白色であるが、白色以外(例えば黄色)に着色されたものもある。
【0003】
白杖により視覚障害者を案内するために、従来は、路面に、プレート状の誘導用ブロック(いわゆる点字ブロック)を設置しておく。この点字ブロックには表面に凹凸が形成されており、この凹凸に白杖が接触することにより、所定の情報(例えば歩行方向や警告)を使用者に伝達することができる。
【0004】
しかしながら、点字ブロックは、比較的に厚みのある丈夫な材料で構成されるため、製造コストが高くなりやすい。またこのような点字ブロックを路面に設置するためには、路面(アスファルトやコンクリートなど)を一部破壊し、その後に修復する必要があるため、設置コストも高くなりやすいという問題がある。
【0005】
下記特許文献1には、白杖に振動発生装置を取り付け、この振動発生装置で得られる電力により報知手段を動作させる技術が記載されている。しかしこの技術では、方向などの必要な情報を、視覚障害者(使用者)に伝達することはできない。したがってこれは、点字ブロックを代替できる技術ではない。
【0006】
下記非特許文献1には、白杖の先端に、路面との摩擦発電を生じる素材を取り付け、路面の近傍(つまり環境中)に配置したセンサで発電を検知して使用者に信号を送る技術が記載されている。しかしながらこの技術では、使用者がどの地点にいるかを正確には特定できず、その地点特有の情報を使用者に伝達することができない。また、この技術では、使用者ではない他人による摩擦発電によっても信号を発することになるので、複数人が混在する環境では実用性がない。さらにこの技術では、センサを環境中に多数配置しておく必要があるために、設置コストが高くなってしまい、この点からも実用性に欠けるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-30112号公報
【非特許文献】
【0008】
New blind navigation sensor based on triboelectrification and electrostatic induction, Nano Energy 104 (2022) 107899
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記した状況に鑑みてなされたものである。本発明の主な目的は、点字ブロックを設置するよりも低コストで視覚障害者を案内することが可能な白杖、及び、これを用いた案内システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、以下の項目に記載の発明として表現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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