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公開番号2025099109
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215505
出願日2023-12-21
発明の名称塗布ノズル及び塗布ノズル用プログラム
出願人株式会社テクノスマート
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B05C 5/02 20060101AFI20250626BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】例えば定期清掃などで組み直す際、各チョークバーを効率良く正確に初期位置に位置合わせできる。
【解決手段】 互いに隙間を空けて対向する一対のブロック体を備え、その隙間の所定方向を向く開口を吐出口として当該隙間に流れ込んだ塗料を吐出するダイと、前記隙間を前記吐出口に向かって流れる塗料の流量を制御する流量制御機構とを具備し、前記流量制御機構が、一方のブロック体の対向面に形成された凹部と、前記凹部内に収容され、他方のブロック体の対向面に近づく方向及び遠ざかる方向へ移動可能なチョークバーと、前記チョークバーに接続されたアクチュエータと、前記アクチュエータを制御する制御部とを備え、前記制御部が、前記アクチュエータを制御し、前記チョークバーを前記他方のブロック体の対向面に接触させた後、前記チョークバーを予め設定された移動距離だけ前記他方のブロック体の対向面から遠ざかる方向へ移動させる初期位置合わせ部を有している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
互いに隙間を空けて対向する一対のブロック体を備え、その隙間の所定方向を向く開口を吐出口として当該隙間に流れ込んだ塗料を吐出するダイと、
前記隙間を前記吐出口に向かって流れる塗料の流量を制御する流量制御機構とを具備し、
前記流量制御機構が、
一方のブロック体の対向面に形成された凹部と、
前記凹部内に収容され、他方のブロック体の対向面に近づく方向及び遠ざかる方向へ移動可能なチョークバーと、
前記チョークバーに接続されたアクチュエータと、
前記アクチュエータを制御する制御部とを備え、
前記制御部が、前記アクチュエータを制御し、前記チョークバーを前記他方のブロック体の対向面に接触させた後、前記チョークバーを予め設定された移動距離だけ前記他方のブロック体の対向面から遠ざかる方向へ移動させる初期位置合わせ部を有していることを特徴とする塗布ノズル。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
互いに隙間を空けて対向する一対のブロック体を備え、その隙間の所定方向を向く開口を吐出口として当該隙間に流れ込んだ塗料を吐出するダイと、
前記隙間を前記吐出口に向かって流れる塗料の流量を制御する流量制御機構とを具備し、
前記流量制御機構が、
一方のブロック体の対向面に形成された凹部と、
前記凹部内に収容され、他方のブロック体の対向面に近づく方向及び遠ざかる方向へ移動可能なチョークバーと、
前記チョークバーに接続されたアクチュエータと、
前記アクチュエータを制御する制御部とを備え、
前記制御部が、前記アクチュエータを制御し、前記チョークバーを前記凹部の底面に接触させた後、前記チョークバーを予め設定された移動距離だけ前記他方のブロック体の対向面に近づく方向へ移動させる初期位置合わせ部を有していることを特徴とする塗布ノズル。
【請求項3】
前記アクチュエータが、モータを駆動源とするものであり、
前記流量制御機構が、前記モータのトルクを測定するトルク測定器をさらに備え
前記初期位置合わせ部が、前記トルク測定器で測定された測定トルクが、予め設定された設定トルク以上になった場合に、前記チョークバーが接触したと判定するものである請求項1又は2のいずれかに記載の塗布ノズル。
【請求項4】
前記ダイが、前記一対のブロック体の間に介在するシムをさらに備え、
前記移動距離が、前記シムの厚みの長さである請求項1又は2のいずれかに記載の塗布ノズル。
【請求項5】
互いに隙間を空けて対向する一対のブロック体を備え、その隙間の所定方向を向く開口を吐出口として当該隙間に流れ込んだ塗料を吐出するダイと、前記隙間を前記吐出口に向かって流れる塗料の流量を制御する流量制御機構とを具備し、前記流量制御機構が、一方のブロック体の対向面に形成された凹部と、前記凹部内に収容され、他方のブロック体の対向面に近づく方向及び遠ざかる方向へ移動可能なチョークバーと、前記チョークバーに接続されたアクチュエータと、前記アクチュエータを制御する制御部と備えた塗布ノズルに用いられるプログラムにおいて、
前記制御部に、前記アクチュエータを制御し、前記チョークバーを前記他方のブロック体の対向面に接触させた後、前記チョークバーを予め設定された移動距離だけ前記他方のブロック体の対向面から遠ざかる方向へ移動させる初期位置合わせ部としての機能を発揮させることを特徴とする塗布ノズル用プログラム。
【請求項6】
互いに隙間を空けて対向する一対のブロック体を備え、その隙間の所定方向を向く開口を吐出口として当該隙間に流れ込んだ塗料を吐出するダイと、前記隙間を前記吐出口に向かって流れる塗料の流量を制御する流量制御機構とを具備し、前記流量制御機構が、一方のブロック体の対向面に形成された凹部と、前記凹部内に収容され、他方のブロック体の対向面に近づく方向及び遠ざかる方向へ移動可能なチョークバーと、前記チョークバーに接続されたアクチュエータと、前記アクチュエータを制御する制御部とを備えた塗布ノズルに用いられるプログラムにおいて、
前記制御部に、前記アクチュエータを制御し、前記チョークバーを前記凹部の底面に接触させた後、前記チョークバーを予め設定された移動距離だけ前記他方のブロック体の対向面に近づく方向へ移動させる初期位置合わせ部としての機能を発揮させることを特徴とする塗布ノズル用プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗布ノズル及び塗布ノズル用プログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えばディスプレイなどの電子機器には、基材に機能性の塗料が塗布されたフィルムが使用される。この基材に塗料と塗布する塗布装置として、特許文献1には、互いに隙間を空けて対向する一対のブロック体を備え、その隙間に流れ込んだ塗料を吐出するダイと、一方のブロック体の対向面に形成された凹部に出入可能なチョークバーとを備え、チョークバーと他方のブロック体との間隔を調整することにより、基材に塗布される塗料の厚みをμm単位で制御する塗布ノズルを備えたものが開示されている。
【0003】
この種の塗布ノズルでは、凹部内に塗料が進入すると、これがチョークバーの動作不良の原因となるため、頻繁に定期清掃される。この定期清掃では、オーバーホールするが、組み直す際、各チョークバーを初期位置に位置合わせする必要がある。
【0004】
詳述すると、塗布ノズルは、チョークバーが初期位置に位置合わせされた状態で、基材の塗布される塗料の膜厚が目標値になるように設計されている。したがって、組み直す際、チョークバーを初期位置に位置合わせしておかないと、再稼働時に、目標値になるまで長時間要し、歩留りが悪くなるからである。
【0005】
この初期位置は、通常チョークバーが、一方のブロック体の凹部が形成された対向面と面一になる位置に設定されており、従来、この位置合わせ作業を作業者が感覚で行っている。具体的には、作業者は、チョークバーに設けられた駆動機構を操作し、チョークバーの先端面が一方のブロック体の対向面と面一になったか否かを目視及び触診によって判断している。このため、非常に効率が悪く、さらに正確性も欠ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第3491196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、例えば定期清掃などで組み直す際、チョークバーを効率良く正確に初期位置に位置合わせできるようにすることを主な課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る塗布ノズルは、互いに隙間を空けて対向する一対のブロック体を備え、その隙間の所定方向を向く開口を吐出口として当該隙間に流れ込んだ塗料を吐出するダイと、前記隙間を前記吐出口に向かって流れる塗料の流量を制御する流量制御機構とを具備し、前記流量制御機構が、一方のブロック体の対向面に形成された凹部と、前記凹部内に収容され、他方のブロック体の対向面に近づく方向及び遠ざかる方向へ移動可能なチョークバーと、前記チョークバーに接続されたアクチュエータと、前記アクチュエータを制御する制御部とを備え、前記制御部が、前記アクチュエータを制御し、前記チョークバーを前記他方のブロック体の対向面に接触させた後、前記チョークバーを予め設定された移動距離だけ前記他方のブロック体の対向面から遠ざかる方向へ移動させる初期位置合わせ部を有していることを特徴とするものである。
【0009】
本発明によれば、例えば移動距離を一対のブロック体の隙間の間隔と同じ長さに設定しておけば、組み直す際に、チョークバーを簡単に一方のブロック体の対向面と面一に位置合わせできる。また、チョークバーをアクチュエータで移動させるので、正確に位置合わせできる。さらに、仮に初期位置が、一方のブロック体の対向面と面一になる位置でなくても、事前に他方のブロック体の対向面との間の距離を測定しておくことで位置合わせできる。
【0010】
例えば停電などで塗布装置が停止した場合、運転再開時に歩留りを良くするため、運転再開前にチョークバーを初期位置に位置合わせすることが好ましい。しかし、この場合、一対のブロック体の隙間が塗料で満たされているため、チョークバーを他方のブロック体の対向面に接触させることができない。
(【0011】以降は省略されています)

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